日記で藤やんが、九州新幹線CMについて書いてたんで便乗。
うれしー入魂の「どうでしょう写真集2」の、あとがきだったか?
「どこで来るかは人それぞれだろうけど、この写真集を見てると
グッ とくるポイントが数箇所ある」って大泉洋が言ってた気が・・。
この 九州新幹線CM も、まさしくそれに近いと思う。
人それぞれなんろうけど、個人的には
00:58とか、01:14とか、02:14とか、02:25のあたりかな。
あくまでも個人的に。
九州新幹線開業日を翌日に控えたあの日は、
鹿児島中央駅での開業を祝う催事に、勤務先も出展するため
展示備品関係の最後の準備の真っ最中。
不足してる備品が判明したんで、買出しに社用車で出かけたその
車中のラジオで、地震が東北・関東で起きたことを知った。
地震のニュースなんて、よくある日常的なハナシだったんで
その時は特に気にも留めなかったけど、帰り着いたら
一緒に準備を進めてた同僚らが、TVの前で立ち尽くしていた。
そのTV映像を見て初めて、ことの重大さを思い知った。
その後、翌日の開業を祝う各種セレモニーは軒並み中止連絡が入り
翌日、駅会場に搬入すべく準備した催事用荷物はほとんどが必要なくなった。
翌日の駅では開業を祝う行事が自粛され、カタチばかりの行事が
簡素に行われた。
みんな、家のTVに釘付けだったようで、新幹線の利用客も
駅利用者も少なく、駅構内はガランとしていた。
開通を、これほどまでに誰からも祝福されなかった交通機関も
過去になかったのではないか?・・という記事も目にした。
そんな風景を見ていたためか、その数ヵ月後にカンヌ国際広告祭で
金賞を受賞!のニュースを、ネットで見た時は嬉しかった。
この開業のために頑張ってきた人達の苦労が、このおかげで報われた気がした。
けど、ただの開業を祝うCMだったらこんなに注目されなかったはず。
このCMの中に込められた九州の元気を、レールで繋るその先の
被災地に届けたいという思いが、多くの共感を生んだのだと思う。
今年はムリだろうけど、この次もし
どうでしょう祭りをやる時の会場は、東北とか良いのではないかと思う。
どうバカ連中で東北に集まって、みんなで元気にできないかな。