902iシリーズ発表

ドコモ、「プッシュトーク」対応の902iシリーズ
ドコモ、トランシーバー風の通話サービス「プッシュトーク」

Push To Talkに対応したFOMA 902iシリーズがアナウンスされました。
端末は、細かく見ていけば確かに「む」と思うようなところもなきにしもあらずではありますが、まぁ、SO902iってちっちゃいねくらいの感想しか持てなかったのに対して、新サービスである「プッシュトーク」は気になりますねぇ。

Push To Talk(以下PTT)とは、要はトランシーバみたいなもので、ボタンを押して占有権を持った場合だけ喋れるというものです。それ以外の特徴としては同時に複数の人と喋れるですかね。
またこのPTTはIPベースってことで要はパケット通信なので、パケット定額のように定額サービスが使えて、月額1050円で使いたい放題になるようです。

確かに定額サービスでいくらでも使えるし、おもしろそうな機能でもあるし、欧米では人気のサービスみたいですけど、これだけメールなどが普及している日本で、どれだけ需要があるのかがちょっと気になるところではありますね。個人的にはあんまり使われないんじゃないかって思ったりします。

最近は簡単な連絡とかは、電話よりもメールですませちゃう人が多いだろうし、あんまり相手の状態を考えなくてもいいし、同報送信も出来るし、メールの方が使い勝手がよさそうな気がします。
あと、定額にしている時は良いと思いますが、定額契約をしないと、1プッシュ5.25円って・・・いくらなんでも高くないですかねぇ。年内は無料とはいえ、もう少し安くしないと使われないような気がします。

それから、これがおそらくもっとも致命的な欠陥だと思うのですが、現時点では902iシリーズ間でしか使えないこと。まだサービスを明確にアナウンスしていないauとかボーダフォンは当たり前といえば当たり前ですが、既存のFOMAやMOVAでも使えないし、さらにはたとえばauがサービスを開始したとしても、auとドコモではおそらく使えないって言うことです。
ハード的にボタンが必要とかあるかもしれませんが、今回アナウンスした6機種しか対応してないサービスが一気に普及するとはあんまり思えません。そもそも友人が全員ドコモって可能性も、auが急成長しているこの状況だとほとんど望めない訳で・・・・どうなんですかねぇ。

まぁ、どんな感じになるのかもさっぱり分からないので何とも言えませんが、どのくらい使われるようになるのかを見ていたいと思います。