今日は昨日いつもの道具市で手に入れた3杯の引き出しです。
取っ手は堅木の木のつまみです。
買ってからつまみを変えようかなと思いました。
ただ作りが丁寧なのと使い古された木の味が良い感じで
シンプルな造形も良いなあと感じていました。
無事安値で落札し、いつものようにまずは水拭きを
しておりました。
すると買う時は全く気づかなかったのですが、
裏には今で言う製造年月日と製造者の名前が書かれて
いました。
慶応2年すぐに年代は思い浮かばなかったのですが幕末
ぐらいと思いました。調べると本当に最後の江戸時代でした。
そうするとこの家具は150年使われているものなんですね。
今の生活の家具で150年使えそうなものは全く思いつきません。
このまま大事にしてもう100年使っていけるようにしなければと
思い。取っ手の交換は止めました。
江戸の箪笥など数十万から数百万の単位です。私などはこれくらい
の古道具が扱いやすいです。
昨日は月に1度ののみの市の日で出掛けました。
なかなか気にいるものが見つからずそれでも5点ほど
買いました。合計5,800円でから1点平均1,000~2,000円
ですね。まあいつもこんなもんです。
財布の中身をさらけ出してしまいました。(笑)
いつも馴染みのお店で話をして時間を過ごすのですがとなりの
お店もたまに買っているお店で、皿をみていいたら「重くて持って
帰りたくないから全部まとめて1,000円で買ってよ」
なるほど大皿があり重そうです。
そう言われるとたまに買っているのでそうしようかなという感じで
結局2枚を買ってあとはいらないという事になりました。
明治の伊万里ですからあんまり期待はできませんが1枚は
珍しいと思ったものでした。
まずは1枚目33cmです。
菊づくしで染付に金彩がアクセントになっています。まあそれほど
私は好みではないのですが仕方ありません。
そしてもう1枚がこれです。最初見た時にピンクの吹墨が目に入って
きました。洋絵具のような感じでたぶん海外への輸出を意識した
ものだと思います。裏はなんとも古伊万里の様式で表と裏の
ギャップにまた驚きです。明治という時代に伊万里が新たな
輸出用の文様にチャレンジした明るい色彩が感じられます。
ある意味では珍しいものかもしれません。
前置きがながくなりましたがこれがその色絵皿34cmです。