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☆エンタメ毒舌レビュー集☆

世界が恋するアジアンビューティー チャン・ツィイー①/CM篇

2005年11月12日 | 有名人


今、世界でもっとも愛されている女。
それは、チャン・ツィイーである。
彼女の映画を見たことがない人でも、【花王アジエンスのCM】は一度は見たことがあるはず。


どこかの映画祭の授賞式と思われる会場。多くのセレブが見守る中、
プレゼンターが受賞者である「チャン・ツィイー」の名前を高らかに読み上げる。

しかし当のチャンは出てこない。
ステージにはチャンが脱ぎ捨てたドレスが一枚あるだけ・・・。

騒然となる会場。
チャンは授賞式をすっぽかして、一体どこにいってしまったのか・・・・・
しかし脱ぎ捨てられた真っ赤なドレスは雄弁に語っていた。

「あたしが欲しいのは名声ではないわ。女としての幸せよ」

そして我々は悟るのである。
チャン・ツィイーはもう二度と、わたしたちの前に姿を現すことはないことを。
女優としての華やかな成功を捨てて、一人の女として平凡に生きる道を選んだチャン。
そんな不器用な生き方しかできない君のことを、我々は決して忘れはしないだろう・・・・


とまあこんな感じで、アジエンスのCMはチャン・ツィイーという女優を
ドラマティックに生きる健気なヒロインに仕立て上げているのである。


たかがシャンプーの宣伝になんて大袈裟なっ!!
そう思う人がいるかもしれない。当然の心理である。
しかしこれは、チャン・ツィイーだからこそ、成り立つCMなのだ。

もしも同じ役を、自称国際女優の藤原紀香が演じていたら??
「馬鹿じゃねえの?永遠に表舞台に出てくんなっ」と笑われるのが関の山である。

では、自称セレブな神田うのが演じていたら??
「てめえ何様だ!!人生舐めきるのも大概にしろ!!」と、これまた袋叩きに合うのが関の山だ。


つまりこの役は、
世界中の人々に認められる実力と、世界中の人々に愛される人柄とを
併せ持ったチャン・ツィイーが演じるからこそ説得力を持つのである。
同時に、この先何をしでかすかわからない脆さと危うさ
をも、チャン・ツッイーは天賦の才として持っている。そんなチャンの存在感が、
アジエンスのCMに揺るぎのないリアリティーを与えているといえるだろう。

最近は似たような役ばかりで出演作に恵まれていないチャンですが、
このCMは間違いなく『初恋のきた道』、『グリーン・デスティニー』に次ぐ
チャンの代表作になるに違いないのです!!!



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