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☆エンタメ毒舌レビュー集☆

女子フィギュアスケートSP 滑走順発表!

2006年02月20日 | ニュース
22日からはじまる女子フィギュアスケート・ショートプログラムの滑走順位が発表されました。

http://www.torino2006.org/ENG/IDF/FS/C51A1_FSW010200.html


日本の選手で最初に滑るのは、安藤美姫第3グループの3番目で、トータルでは14番目
それ以前の演技者でライバルとなりそうなのは、11番滑走のエレーナ・ソコロワ選手(ロシア)
くらい。
しかし現在の実力は安藤の方がやや上なので、安藤もプレッシャーを感じることなく落ち着いて
滑ることができるのではないでしょうか。

※永遠の脇役。エレーナ・ソコロワ(左)。

気になるのは、安藤の次に滑るのが、アメリカのエミリー・ヒューズ選手だということ。
エミリーは、出場辞退したあのミシェル・クワンの代理選手。代理とはいえ、もともとはエミリーに
オリンピック出場権があり、それをクワンが横からかっさらっていったという経緯があります。

実力的にはまだまだ花開いていないエミリーではありますが、前回のソルトレイク五輪で金メダル
獲ったサラ・ヒューズの妹でもありますので、侮れません。
※ホラー映画では最初に殺されるタイプのエミリー・ヒューズ。



荒川静香の滑走は、第4グループの四番目。トータルでは21番目
しかしこの第4グループの第一滑走は、金メダル最有力候補のイリーナ・スルツカヤ!!
スルツカヤがパーフェクトな演技をすれば当然、荒川に大きなプレッシャーがかかってくるでしょう。

※空飛ぶマトリョーシカ、イリーナ・スルツカヤ。ホラー映画では最後まで生き残るタイプ。


そして村主章枝最終グループの四番滑走。トータルでは27番目の演技者ということになります。
このグループはなかなかの役者揃い。
村主の前に滑るのは、ウクライナのエレーナ・リアシェンコ。オリンピックは4回目・・・・・?
選手生命が短いスケート選手の中では、ゾンビ並みの生命力をもつ大ベテラン。
ただ、きっと自爆してくれると思います。

※ホラー映画では被害者よりも加害者が似合う、エレーナ・リアシェンコ。

村主の後に滑るのが、地元イタリアの期待の星カロリーナ・コストナー
なかなかのセンスの持ち主で、自爆しなければ充分メダルに手が届く実力を持っております。
地元開催ということもあり、採点も甘く出るのではないでしょうか。日本にとっては危険な存在。

※氷上のキリン娘、カロリーナ・コストナー。


そして最終滑走は、銀メダルの最有力候補、アメリカのサーシャ・コーエン
器械体操仕込みのアクロバティックな演技が見ものです。自爆癖のある選手でもありますが、
今回はアメリカの期待を背負っているということもあり、かなり気合を入れて挑んでくるでしょう。

※「もう誰もアタシを止められないわ」 サーシャ・コーエン


個人的に興味深いのは、最終グループ第二滑走の北朝鮮選手
噂によると、芸術性を無視した豪快な三回転ジャンプを飛びまくるスケーターだとか・・・・。
勝てば生涯遊んで暮らせる金持ちに、負ければ強制労働所送りという北朝鮮選手の命がけの滑りを、
手に汗握りながら応援したいと思います。

※「私は飛ぶ!!将軍様のために・・・」 KIM Yong Suk


こうして全体の順位をざっと見た限りでは、村主章枝が、一番プレッシャーのかかるやりにくい位置に
いるように思います。ただ村主には「神様」が憑いているので大丈夫でしょう・・・・・。

安藤と荒川は、順位を気にするよりも、とにかく思い切りやるしかない。そうすれば結果は自然に
ついてくるのではないでしょうか。

三人の健闘をお祈りします☆