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☆エンタメ毒舌レビュー集☆

トリノ五輪・男子フィギュアSP 

2006年02月15日 | ニュース

いよいよフィギュアスケートの男子シングルが始まりましたよ!
フィギュアスケートは冬季オリンピックの花形種目であり、世界が大注目している
氷上の格闘技なのでございます。

男子シングルの日本代表は、高橋大輔選手(19才、関西大学、口半開き)。
ライバルの織田信成選手(18才、関西大学、ちょっぴりゲイ)とのバトルを勝ち抜きトリノに
乗り込んだ岡山生まれの高橋選手は、日本が誇る桃太郎とも言えるでしょう。


 ※銀盤の桃太郎・高橋大輔

「トリノという名の鬼ガ島に住む鬼どもを、成敗してやるぜい!」
と気合も充分な高橋大輔。

しかし、桃太郎の三匹のお供である(成田童夢)、(加藤条治)、(今井メロ)が、
次々と鬼に倒されてしまうという不測の事態が発生!

     
     バカ猿・童夢            フェロモン犬・条治                  ラップ雉・メロ


特にのやられっぷりは、あまりにも無様でございました。
勇ましい雄叫びを上げてハーフパイプに飛び出していった猿は、恥ずかしいまでの低得点。
そしてラップのリズムも鮮やかに飛び立った雉にいたっては、腰を強打して病院送り。
国辱ものの体たらくだっつーの!
そのままトリノの山奥にでも住みついて、もう日本に帰ってこないでいただきたい。

そして加藤条治。スピードスケート男子500メートルの世界記録保持者である加藤は、金メダルにもっとも
近い男だったのですが、結果は6位。オリンピックに棲むといわれる魔物に、喰われてしまいました。


※加藤条治選手を得意のイナバウアーで追いかける荒川静香選手


三匹のお供を倒されてしまったからには、もう桃太郎が独りで頑張るしかありません!!!
そして迎えた14日。日本中が固唾を呑む中、男子シングルのショートプログラムが行われました。

出場する選手は、全部で30名。
高橋大輔の滑走順位は、なんと一番最初。フィギュアスケート選手として、これはとても不利。
滑走の順番は抽選で決まったらしいですが、よりにもよって一番目を当ててしまうとは、これも
オリンピックに棲む魔物の仕業なのかもしれません。

しかしただ嘆いていても仕方ない。
開き直って最高の演技を披露するしか残された道はないのです。
トリノから遠く離れた日本でわたくしは、高橋選手と緊張を共有するようにテレビの前に座り、
ミカンと煎餅を食べておりました♪


スケートリンクに現われた高橋大輔は、表情も硬くガチガチに緊張しているのがわかります。
「頑張れ!頑張れ!」
と、わたくしは必死の声援。

演技が開始され、高橋が滑り始めました。
最初のコンビネーションジャンプの着氷で一瞬つまづき、続くトリプルアクセルも着氷で乱れます。
やはり日本の期待を一身に背負い、しかも滑走順位一番というプレッシャーがあったのでしょうか。

※気迫の演技!高橋大輔

しかしその後は高橋らしい、華麗でダイナミックな滑りを取り戻して、トリプルジャンプを鮮やかに決めます。
盛り上がる音楽に合わせたステップやスピンも冴えわたる!!

※メダルへの執念で舞う!決して成田童夢のような恥じはかきたくない!


そして約三分の演技を無事に終了。
技術点38.45。プログラムコンポーネントは35.32。合計73.77の、まずまずの点数を稼ぐことができました!!

※すべての力を出し切った高橋の姿は、「桃太郎」というより「落ち武者」のようであった。

30人全員滑り終わった時点でのSPの順位は、なんと5位!!!!最終グループに入れたのです!!!

正直、マスコミにあまり期待されていなかった高橋大輔にしては素晴らしいスタートをきることが
できたと思います。しかしライバルとなる外国選手には強豪が多いのも事実。

とはいえ、人間離れしたテクニックを持つロシアのエフゲニー・プルシェンコは別として他のライバル選手は
ジャンプミスも多く、必ずしも安定しているとはいえません。高橋が根性を見せてノーミスの完璧な演技を
すれば、銅メダルも決して夢ではないっす!!やるしかないっす!!

男子フィギュアのフリープログラムは16日。これは目が離せませんよ!!!


※金メダル確実なプルシェンコ



「やらないか?」



「キャッ!!神様・・・・!!!」




「・・・・スカしてんじゃ、ないわよ」



「静香ちゃん、怖ひ・・・」




【関連リンク】
★男子フィギュア SP結果

★男子フィギュアFP 滑走順位