斬り捨て御免塾!!

☆エンタメ毒舌レビュー集☆

FNS歌謡祭

2005年12月07日 | TV番組
FNS歌謡祭、見てました。ナントカ音楽祭的な歌番組って、この時期の定番ですよね。
二週間ほど前に放送されたNTVの『ベストヒット歌謡祭05』では、司会の藤原紀香のお下劣な衣装に目を奪われて
純粋に番組を楽しめなかったわたくしではありますが、今回の『FNS歌謡祭』の司会は黒木瞳と草剛
安心して出場歌手を見届けることができます。

ただ、番組の前半はまるでジャニーズ事務所の忘年会のようなノリで、個人的にはあまり面白くなかったわ。
それでも、テビュー25周年の近藤真彦の存在がやたら浮いていたのが印象的。
25周年記念というめでたい機会を利用した「ここぞとばかりの出稼ぎ」感と、「でも本当はオレ、歌なんか
唄いたくねえよ」的な嫌々ながら感
がとってもファンタスティック。
事務所の後輩であるSMAPTOKIOV6が必死に盛り上げてくれてはいたものの、
「気を遣ってあげてる」感がありありで、見ていてなんか痛々しかったです。

マッチの歌が終了し緊張感も解けたところで、FNS歌謡祭、思い出の名場面集が流れました。
これにはわたくしのテンションも上がりっぱなし。
楽しくも切ない青春時代の思い出が、懐かしのメロディーにのって脳裏を駆け巡りました。
「やっぱり歌っていいわぁ~」と甘いノスタルジーに浸っていたわたくしが次に見たものは・・・・・

80年代アイドル顔負けのド派手なドレスをまとった黒木瞳
しかもマイク片手にヘタクソな歌を思い入れたっぷりに歌ってる!!



な、な、な、なんじゃこりゃーーーー!!!(松田優作風に)

そう叫んだのは言うまでもありません。
なぜに、司会であるはずの黒木瞳がステージのスポットライト浴びながら歌う必要があるのか。
しかも2曲も。
しかもステージは狭すぎるとばかりに壇上からおりてきて、出場歌手が居並ぶ広間の真ん中にまでやって来て。



「今日の主役はこのアタシよっ!!」
と言わんばかりではありませんか。
ド厚かましいにも程があります。
司会者は司会者らしく、司会業にだけ専念すればいいものを、何をトチ狂って歌など歌ったのでしょうか。

思い出の名場面で感じた甘いノスタルジーも、黒木瞳の歌ですべて吹き飛んでしまったわッ。
もう台無し。わたしの青春を返して!!って感じ??

倖田來未が回し蹴りでもして止めてくれるんじゃないかと期待したんだけど、それもありませんでした。
倖田來未は自分が何の為にFNS歌謡祭に呼ばれたのか、ちゃんと理解していたのかしら??
歌うためじゃない。暴走する黒木瞳を倒すためだったのよ??

前々から感じていたことだけど、黒木瞳は甘やかされすぎてます。
そして倖田來未、あんたは歌手じゃない。ただのショーガールです!!!

――というわけで、今回のFNS歌謡祭も非常に後味の悪いものになりました。
テレビ各局の音楽祭関係者に是非お願いしたい。頼むから、司会には勘違いした女優を起用しないでもらいたい。
ついでに、草剛の仕切りの悪さとしゃべりの冷淡さもこの際なんとかしていただきたいわ。

NEWシングル発売!

2005年12月07日 | 有名人

本日12月7日。中森明菜のNewシングル『落花流水』が発売になりました。
皆様、もうお求めになられましたか?

えっ? まだ?


 

なんですとーーーー!!

すぐにお求めになってください。
おパソの電源を落とし、自宅を飛び出し、自転車をこいで、HMVに走ってください。

とても素晴らしい曲です。
証拠もあります。 ↓のページに飛んで、試聴してみてください。

http://www.universal-music.co.jp/akina/

遠い地平の彼方から黄金の翼を羽ばたかせながら舞い飛んでくる不死鳥たちの群れ
思わせる、とてもドラマティックな響きをもった歌ではありませんか。

と、言いつつも、実はわたくしの手元にはまだ、CDがありません。
予約したのに商品がまだうちに届かないの。グスン

カップリングは『DESIRE-情熱- (2005年ヴァージョン)』です。
出場確実といわれた紅白歌合戦のために、わざわざ歌い直したのでしょうね・・・。
NHKめ・・・・・・。覚悟しいやっ!!


――――――12月8日、追記―――――
やっとCD、届きました!!!
もうエンドレスで聴きまくりです。本当に素晴らしい完成度。
腹の底からではなく、魂の深淵から絞り出された歌声は、普通の歌手が真似したら間違いなく心停止に陥るほどの迫力。
もはや人間のレベルを超えているわね。明菜様の表現力は。

ただし・・・・
カップリングの『DESIRE (2005年バージョン)』は、紅白出場しない今となっては不要でした。
この曲は表現力云々というよりも勢いで聴かせる曲なので、今の明菜ちゃんにはキツすぎる。

サビ部分の「♪ゲラッ ゲラッ ゲラッ パ~ニンラ~ブ」が、
2005年バージョンではなぜか、「♪下駄、下駄、下駄」って聞こえてしまうのには参った。

1986年のオリジナル版を超えられないことをわかっていながらも敢えて明菜様が歌い直したたのはもちろん、
紅白のためですもの・・・・。
NHKめ・・・・・・。覚悟しいやっ!!


【商品リンク】
★HMV 落花流水★