鹿児島県出水市はツルの飛来地として非常に有名な地域です。
毎年ものすごい数のツルが飛来し越冬します。
マナズル
2005年に私が観察、撮影できたツルの種類は、ナベヅル、マナズル、クロツル、アネハズル、カナダズル、タンチョウズルの合計6種類でした。
世界中でも非常に有名なツルの飛来地です。
手前と後方右がナベズル 後方左にマナズルの集団
大体2~3羽ほど(家族?)で一緒にいるようで単独(家族)でいるところと集団でいる場所がありました。
出水が有名ですが、熊本県でも観察できることがあります。
その場合は数羽レベルで出水のように何百羽、何千羽とは見ることが出来ませんが・・・
ナベズル
世界のナベズルの殆どが出水市で越冬するということです。
確か98パーセント程だったかな???(記憶が曖昧ですので大体の参考までに)
ナベズル
出水市では何種類ものツルが観察できるのですが、はじめは見分けるのに難儀したのを覚えています。
しかし、観察していると難なく種類がわかるようになるもので半日ほどみていたら結構目が肥えてきたと感じました。
ナベズル(幼鳥)
ナベズルの名前の由来は、ススで黒くなった鍋のようだからだとか!?
確かに、体が煤けて黒くなっているようです。
ナベズル
羽の色など個体差がありました。
雄雌とか幼鳥だとかでも違いがでるのでしょうが・・
ナベズル
ナベズルの次に個体数が多かったのがマナズルでした。
マナズルは、顔が赤く白っぽくて鶴らしいツルということで『真のツル』ということでマナズルとなったと聞きました。
マナズル1
田んぼの中を優雅に歩く姿はなんともいえません。
しかし、最初は余りにもたくさんいるので違和感を感じました。
マナズル2
たしかに、ナベズルと比べて明るい色彩をしていてツルのイメージに近いのかも知れません。
個人的にはナベズルの方が少し好みな感じですが。
マナズル3
謹賀新年!
そう、新年って感じがします。そして、立派に2010年になりました。
今年もよろしくお願いします!
ナベヅル 後方をよく見てみるとマナズルの集団
ほんとうにワッサワッサおりました。
びっくり!!
クロズル(中央)
非常に多くいるナベズル、マナズルの中に毎年数羽が飛来すると言われている日本では珍しい鶴であるクロズルを発見!
野生生物調査のTさんよ情報を頂きどうにか発見したのでした。
クロズル
見つけ出せたクロズルは写真の1羽のみ。
確か、2005年には3羽ほど飛来していたと聞いたような記憶があります。
カナダズル
カナダズルも1羽を見つけ出すことが出来ました。
クロズルよりも飛来する個体数は少ないように図鑑に書いてありました。
ナベズル(左) アネハズル(右)
アネハズルは更に珍しいらしく1羽が飛来していたようで運よく?!どうにか見つけ出すことが出来ました。
確か2004年には飛来しなかったと記憶しています。
タンチョウズル (中央)
私的に一番以外だったのはタンチョウズル。
北海道などで越冬しているイメージがあっただけに鹿児島に飛来してくるとは予想していませんでした。
この余り美しいとは思えないタンチョウズルの幼鳥を激写しようと高価なカメラを三脚に添えて狙っているカメラマンが多くおられました。
ナベズル
ツルを探して撮影してまわっていたら鶴以外の野鳥も数種類みつけ撮影していました。
せっかくなのでオマケ?で載せてみます。
不機嫌そうなゴイサギ?!
田んぼの畦?に微動だにせずに佇んでいたゴイサギらしき野鳥。
とっても目つきが悪く?不機嫌そうに見えました。。
妄想するに、寒い上にお腹が空いていたのでしょう…
タゲリ
鶴の足元などで餌をついばんでいた綺麗なハト位の大きさの野鳥を発見。
なかなかオシャレなタゲリさんが居られました。
タヒバリ
タヒバリは忙しなくイソイソと田んぼの畦や鶴の近くを移動していました。
タヒバリ
なかなかシャッターチャンスを与えてくれませんでしたが、なんとか撮れました。
けっこう可愛い鳥です
2005年の記録&記憶でした。
更新している間に新年を迎えてしまいました。
謹賀新年!
今年もよろしくおねがいします
よい年となりますように
ナベズルは鍋で美味しいからナベの名がついたらしい?
ちなみにオオタカは漢字で蒼鷹、クマタカは角鷹とも表されるように鳥や植物の漢字表記は奥が深い!
ミソサザイは漢字変換がむつかしいけど、漢字をじっと眺めていると動き出しそうな気になります。
なんと、早いもので2010年になってしまいましたね。
鶏肉は好きです。
漢字は苦手ですが、日本人の心を動かす魅力がありますね。
これはきっと漢字の魅力。和の心なのでしょうか。。