SYUN Kiwami + Nikon SEE CLEAR BLUE
ご遠方よりご来店頂きました。
PC専用眼鏡をご希望です。
近見（PC専用）処方度数 45才 男性
R（右）S+1.00 C-0.50 AX180 1△Base in
L（左）S+1.00 C-0.50 AX180 1△Base in
PD66.0㎜
このレンズの特徴は無色でも短波長をカット出来る事。
刺激が強い短波長光をカットし、テクノストレスに効果を発揮します。
スマートフォンやタブレット型PCの普及により、現代人の目は酷使されています。
テクノストレスや短波長から眼を守る。
これは眼病を予防する観点からも有効です。
テクノストレス（Techno stress）
コンピュータを扱うことが原因で起きる精神的失調状態の総称。
PCに適応出来ない為に生じるテクノ不安症。
過剰に適応したために生じるテクノ依存症の2種類。
「見える」から「眼を守る・楽に見える」眼鏡へ。
今までの眼鏡に対する考え方を見直す、Antithesisの一環として。
これからも取り組んでいきたいと思います。
糖尿病網膜症のお客様。
眼底出血、視野欠損、併発緑内障を発症。
眩しさとコントラスト低下を感じ、現在は遮光レンズを装用中。
しかし光量によっては見にくい場合もあるようです。
そこで今回はDRIVEWEARを試す事にしました。
現在の遮光レンズ使用状況（遮光カラー AC）
朝（△） ≦ 昼（△） ＜ 夜（〇）
晴（×～△） ≦ 曇（△） ＝ 雨（△）
遮光レンズ装用前
朝（×） ＝ 昼（×） ≦ 夜（△）
晴（×） ≦ 曇（×～△） ≦ 雨（△）
※ 〇（眩しさを感じにくい） △（眩しさをやや感じる） ×（眩しさを感じる）
遮光レンズのカラーACはイエロー系の色目。
基本的にコントラストアップ効果が高い色目なので夜間に効果を発揮しているのでしょう。
問題は晴天時と朝～昼に掛けての眩しさ。
カラーACの分光透過率曲線を見てみましょう。
続いて遮光レンズの中でも波長カット率が高いカラーFRの分光透過率曲線。
グラフを見て分かる通りカラーFRは光を良くカットしています。
一見するとカラーFRが優れている様に見えます。
しかし、両者にはメリットとデメリットが存在します。
FRは光を遮る分、同時にACに比べると「暗さ」を感じます。
AC→FRに色目が変化するレンズがあれば理想的です。
明るいときはFRカラ―、夜や雨、曇りの日にはコントラストアップが狙えるACカラ―。
今回のお客様も「そんなレンズがあればぜひ試したい」と一言。
そこで、ドライブウェアを試して頂く事になりました。
ドライブウェア（偏光 + 調光 + コントラストアップ + UV機能）は光の強さによって色が変化します。
晴 → 曇 → 雨 明るさに比例してレンズ色が変化 濃 → 薄
その時々の明るさ（状況）によって色が自動で変化するドライブウェア。
この試み、網膜症には遮光レンズとドライブウェア、どちらが有効なのでしょうか？
結果が出ればご報告したいと思います。
平素は弊社各店をご愛顧いただき誠にありがとうございます。
近大病院店は11月5日（土）近大創立記念日の為、定休日とさせて頂きます。
お客様にはご不便をおかけしますが、ご了承下さいますようお願い致します。
