goo blog サービス終了のお知らせ 

SPECTACLE DIARY

かわいいお客様や今日あった症例などを紹介しています

今日の症例

2014年11月04日 07時06分13秒 | インポート

今日の症例は

網膜剥離(右眼)の手術を先日された方で

近方用の眼鏡を調製しに来店されました。

R=(0.8×IOL×S-5.75D C-3.25D AX90)

L=(0.7×S-7.75D C-3.00D AX90)


白内障の手術も一緒にしていて

人工のレンズが挿入されています。


術前は

R=S-10.00D C-2.50D AX100

今お持ちの眼鏡の度数は

遠方用だけで近くは裸眼で見ています。

眼位のずれもあって

右上斜位で4.00△程あります。
複視の自覚はありません。


この方の趣味は読書で絵手紙もしています。



近くを見ることが多いのです。


作業の時、裸眼で見るわけですが

そうすると焦点距離が近くなります。


近くになるということは

寄り目を強くしてピントを合わせます。


合わせるのは眼の周りの筋肉(外眼筋)ですから

眼球が引っ張られるかたちになりますので

網膜にも影響が出て

この方のように剥離したりするのではと考えられます。

それと上下のずれも

力が強く入る要因になっていると思います。

ですから
今回調製させていただく眼鏡は

焦点距離を裸眼より遠ざけて33cmにしました。

上下のずれも補正し

寄り目も少し助けてあげられるレンズにします。

それにより

楽に焦点を合わすことができるので負担が掛かりにくくなると思います。


近視の人の場合、近くは

裸眼で見えますが

ある程度強い度数になってくると

見るものを眼に近づけて

より強い寄り目をしなくてはならないので

眼球に影響がでやすいです。


近視の進行、乱視の進行、網膜など

防げる病気は未然に防ぎましょう。








今日の症例

2014年10月31日 09時02分02秒 | インポート

今日の症例は

網膜色素変性症ので

以前から当店で眼鏡を調製させていただいている方です。


話を聞くと

最近特に見えにくくなってきた

眼鏡でもう少し見えるようにならないか?

ということでした。



前回検査したのは

2年程前で視力が矯正して

(0.3)でした。


今回は

(0.2)

確かに視力は下がっています。

しかし度数は変わりません。

問題はというと

視野で前回より更に狭くなっていて

検査中もランドルト環を探すのに

時間がかかっていました。

この方の視野は

中心部分が欠けていて

残っている視野が耳側上部になります。


そこにうまく入れば

0.2まで見えるのですが

すぐまた見失ってしまうので

本人もかなりの見えにくさを感じています。


どうしても目標物に眼が向いてしまい消えてしまうのです。

それをまた探そうとするのですが

なかなか見つからず諦めてしまいます。


ですから

今残っている視野をうまく使えるように

まず

本人に自覚していただき

偏心視訓練を

定期的にさせていただくことになりました。


見えないと諦めさせないよう

私も指導していきたいと思います。


明日11月1日(土)は近大店の定休日です









今日の症例

2014年10月27日 12時14分22秒 | インポート

今日の症例は

手元の作業が好きなんだけど

長続きしないという方です。


お体の状態は

かなりひどい肩こり、首こり。
肩が凝りすぎて吐き気が起きるそうです。


それでも手芸が趣味でやめられないので

何とかなりませんか?

という訴えでした。

矯正度数は、このような感じです。
R=S-2.50D C-0.75D AX90

L=S+0.50D C-2.25D  AX100

両眼共に白内障の手術をしていて

人工のレンズが入っています。


眼位は遠見で6△程のずれ

上下も2△位あり


近見は

16△入ります。

度数も

モノビジョン状態になっているので

どこを見るのも片眼で見ることになるので

かなり疲れやすくなります。


輻輳力も低下しているので

レンズで助けてあげ両眼で見えるよう

度数を決定しました。


メガネは2本使いで

累進屈折力レンズ

手元用

というふうに

使い分けしていただきます。


これで

今までよりは長く集中力が続くと思われます。

しかし

ズレを100%補正している訳ではないので

次第に疲れてきて肩凝りにも繋がりますから

基本的なことではありますが

休憩を入れながら作業していただくよう

アドバイスをさせていただきました。