メロウな気分

季節は薔薇もつぼみができて

あなたのこと　膨らみ　咲ければいい

去年のルージュに　今年はグロスを重ね

変わっていく　なにもかも　大人びたあなたのせい

切り出せないあなたのために

きっかけくらい　わたしからでいい

早く誘って　返信メールで

大人のくせして　なにも言い出せないの

わたしへの片想い　ずっと前から見抜いてた

だんだんあなたがわかってきて　

すきになったこと　気づかない？

スローな恋を　季節は待たずに　また夏が来る

メロウな気分

あなたがやって来るスローモション

わたしを抱きとめる　ふたりのストップモーション

大人のくせして　なにも打ち明けられないの

わたしへの片想い　ずっと前から感じてた

だんだんあなたがわかってきて

すきになったこと　わからない？

スローな愛が　季節を超えて　また夏が来る

メロウな気分

恋魔人

しばらくぶりに　あの子を見に行った

ちょっと太ったような　そんなあの子も可愛い

写真撮っちゃった

また少し経って　あの子を見に行った

髪を短くしていた　そんなあの子も可愛い

食べちゃいたいくらい

他の男がファンだろうが　関係ない

あの子は僕のもの　僕だけのもの　

僕が愛してるっていったら愛してるの

何年経つかな　

はじめて見かけて以来　何度も見に行ってる

どうもずっと彼氏がいない　僕が見張ってるからかな

恋なんてもんじゃないんだ　愛しちゃってるんだ

でもやっぱりこれは恋かな　

あの子をこよなく愛する　僕は恋魔人

何度でも現れるよ　僕は恋魔人

わたしの詩について

　わたしの詩は男性もののほうが多いかもしれませんが、男性ものも女性ものも一人で書いていて、わたしは女性です。よく読むと、女性の作品のほうが上手いという方もいらっしゃるでしょう。そのとおりでわたしは女性です。

　わたしの人間観としては、完全な幸せなんて誰にもないはずで、自分の持病や家族の持病、老いなど、孤独、不安、悩み、心配事を抱えている人ばかりだと感じています。で、孤独な人物を書くことが多いのです。

　わたしについての誤解は多少あるかと思い、これを書きました。

　あと、わたしは下書きなしで一気にPCで書き上げますので、控えがありません。詩集を出す予定もないんです。なので、気に入った詩がありましたら、自由にノートに取ったり、印刷してくださって構いません。「今日の詩」で、インスピレーションでリアルタイムで公開しています。基本的にわたし自身が書きたい詩を書いてますので、家族は「なにを読んでも同じ作風ね」と言っています。娯楽を作っていますので、毎回読者さんに楽しく読んでいただけるのが一番です。書く喜びもありますので、わたしにとってもいい趣味です。わたしがどういう人物かでなく、作品を楽しんで読んでいる純然たる読者さんが理想的な読者さんです。

　これからも作品を楽しんでもらえれば幸いです。

I Love You

今日も　太陽が眠る時間さ

午前３時に目が覚めて　コーヒーなんて飲んだ

眠るのがもったいない

あなたのことを想い出した　こんな僕をわかってくれるかな

真夜中に　あなたに電話

起こしてごめん　会いたいなら会いに来ていいのよ

僕だけを特別に部屋へ入れてくれる

あなたがうれしい

本当の僕と語り合ってくれる

らしさがあるだけ　僕は幸せだと

僕らしさが揺らぎはじめてる　あなたへの愛に目覚めた僕は

口づけしたら　僕らしさが溶けた

あなたらしさへ溶けていく　I Love You…

あなたらしさへ溶けていく　I Love You…

夜の香り

夕刻が過ぎて　まだ夜は若いっていうのに

睡魔が襲って　僕を眠りに導き始めた

目を閉じて　はじまる世界

呼吸は止まない　もう眠るなんてイヤだ

悪あがき　あの子のことが　頭から離れない

恋愛中っていうには　遠い間柄

夜の香り

今夜の風は　あの子の香り

夜に抱かれて　香りにむせるよう

夜の香り

今夜の風は　新しい香り

夜に抱かれて　恋だけが僕を惑わせる

愛してたい…

ジタバタと　あの子のことが　どうにも忘れられない

熱愛中っていうには　片想いに近い

夜の香り

今夜の風は　はじめての香り

夜に抱かれて　恋だけが僕を悩ませる

愛してたい…

恋してたい…