やあよのブログ

コツコツと詩を書いています。楽しく読んでいただければうれしいです。

メイン・ストリート

2019-07-06 10:57:19 | ポエム
なんて あからさまなんだろう
誰もが 欲しがるものは一緒
毛嫌いしていることも そんなに変わらない
「ああはなりたくない」って気持ちも
賢明さの一つでしょ?

もしも きみが変わるなら
欲望によって きみが変わるのなら
僕はどうすればいい?
なんのために生きているのか
そう、きみ自身が

熱がある恋なら
愛がある暮らしなら
どこにだってあるじゃない

なにかを見つけたいなら
なにかが見つかるなら
ここになにもないのなら
また探しに行くのなら

僕の欲望が 魅力だったのなら
答えは見えたでしょ?
それでもつきあうの?

ありきたりな欲望だって言うのなら
僕はどうすればいい?

きみは中心へ行けって言う
できるだけ中心に近づけって
それでもしもジレンマにあうなら
それはそれで人徳だねって

熱がある恋なら
愛がある暮らしなら
どこにだってあるじゃない

逆らって 失くして
途方に暮れて
だったらまっすぐに進めばいいじゃない
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流星

2019-07-06 06:07:54 | ポエム
ある日の 雨あがり 街中のマンションの
階段を駆け上がって 屋上まで上った

見下ろす街並みは 人の流れが 魚のようさ
沈む夕日に 背を向けて 恋の行方を 見送った

今夜は 人々が 公園に集まって
膝を抱えて 空を見る

流星
神秘の力で 導いて
公園の人波の中 夜空を仰いだ
流星
誰もが 信じてる力で
公園の人波を かき分けて 走った

逃げるように

逃げるように

流星
僕等は 別れ別れになった
公園の人波から 外れて 走った

どこまでも 逃げるように

どこまでも 逃げるように…

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