皇居の落書き

乱臣賊子の戯言

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2005-08-15 00:48:45 | 筆者のつぶやき
このブログを初めて、そろそろ1年になる。
このブログは、皇室に関する世間での論じ方について、筆者なりに不十分さを感じ、こういう見方もあるのではないかということを、世の中に投げかけてみようということが、動機となっている。
ここでいう、「こういう見方」とは、興味本位ということではなく、皇室と国民との関係を重視するという視点である。
筆者としては、皇室を尊重するということが基本としてあるのだが、ただ、皇室のみに目を向けるのではなく、皇室と国民との関係性を問題意識としなければ、皇室制度を考える立場として、甚だ不十分であると考えている。
そうでなければ、国民のことを常に考えておられる皇室からみても、意に添わぬ尊重派と言うべきであろう。
「宮内官魂の継承者」という表現には、そのような自覚ある臣下でありたいという気持ちを込めた。
しかし、それにしても、宮内庁というのは、肝心なことは本当に何も言わないところだ。
宮内庁の職員がこのブログを見ることは恐らくないだろうが、見たらどのような感想を持つのだろう。
バカバカしいと思うだろうか。それとも、共感してくれるだろうか。あるいは、まったく何も感じないだろうか。
組織としてではなくても、個人的には、いろいろと悩んだり考えたりしているのだろうか。
また、普段、このブログを閲覧している方々は、どのような考え方をお持ちなのだろう。
筆者自身、自分で述べていることが、世間での議論の区分けからすると異端に属するのではないかと思うのだが、ごくごく僅かながらもお付き合いいただいている方々がおられるということは、それなりに訴えるところがあるからであろうか。
なお、上記において、自らを皇室尊重派と述べたが、書いてある内容が意に添うかどうかは、全く分からない。
そういう意味では、一方的な片思いである。
これは忘れてはいけないところだ。
皇位継承の問題については、最近の筆者は女系容認という立場から述べているのだが、まだ幼い愛子内親王殿下の運命に関わる話となると、皇室尊重派などとはとんでもない話であるかもしれない。
この点については、甚だ自信がない。
しかし、それ故に、我こそは皇室以上に皇室の歴史を理解しているというような顔をして、男系男子を主張する勢力が許せないのだ。
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