よい国づくりの礎

「大和は国のまほろば・・・といいます。“まほろば”とは、素晴らしいところという意味。豊かな自然風土。その天から与えられた恵みに、私たちの祖先は感謝していたのです。“まほろば”とは誰かに作ってもらうものでなく、天与の素晴らしさに気づき、自覚し、それを自ら大切にすることで育まれるものなのです」

奈良学研究家の先生がこんなお話をしてくださった。




よい国づくり・・・その礎にまほろばの心があるのではないか。
誰かに作ってもらうものでも、与えてもらうものでもない。
自ら気づき、自覚し、行動することから“まほろば”“よい国”は生み出される。
そして、自然や風土のみならず、私たち一人一人が天から与えられたものに感謝し、自覚し、それを活かすことで、素晴らしい社会ができるのではないか。

～わたしたちの暮らす　この国は　とても素晴らしいところ～
そんな風に思った遠い昔の人びと。

現代を生きる私たちも、自ら気づき、自覚し、行動し、胸を張って「素晴らしい日本」と言えるようになりたいものだ。

時代は変われども、変わらぬ人間の本質、そして日本人のＤＮＡが私たちの中に生きているはずなのだから・・・