気分はいつも、私次第

イプセン、思い出したり忘れたり

カテゴリー、適当だわ(笑)
今から書くことは、いつもに増して、独り言状態でして。

まず、イプセン読まない方には、何のことやら状態(笑)

『ゆうれい』『ヨーン・ガブリエル・ボルクマン』『私たち死んだものが目覚めたら』

この3つの区別が、オヨッと付かなくなり・・・ごっちゃになっていたので
改めて・・・ラストだけ読む。

そうすると、あぁ~と内容も浮かんでくるので、違いが分かってくる。

というか、別々の戯曲だしね(笑)

『ゆうれい』は、言葉の裏や意味をさぐりさぐり・・・
結構考えて読む。人物像も鮮やか、と思っている。

『ヨーン~』は、結構酷い話(と私は思う)
ラストの怖い・・・

『私たち~』は、ハッピーエンド?でいいでしょうか????
私には、そう思えるだが・・・おかしいか??(笑)

でも、イプセンは、読んでも楽しい。
・・・・なぜかチェーホフが、私を嫌っているのか、縁がないのか・・・
ウ~ン・・・

コメント一覧

あ~れれれ~?
ニコさん>ニコさんの驚きの御様子に、最も驚いている私ですが~。

『わが町』は、いやいや、読み手&観客を選ぶものではない、と思いますよ、私は。
むしろ選ばない・・・誰にでも広く受け入れることができる作品だと。
だから、世界各国で上演され、愛されているのでは?と。

タイトル『わが町』ですが、我が町、ですよね。
原題が『Our Town』ですし。
だから、何処にでもある町。そしてどこにでも居る人々、だと思っています。

私は、大切なもの、もう取り返しのつかないもの
まぁ、過去にあったこと、になってしまうのでしょうが。
その時は、なんとも思わなかったもの。
でも、思い返せば、キラキラ輝く大切な大切なもの。

日常の忙しさの中、見落としていたようなもの・・・
その大切さを、言っているのだ、と思っています。

この作品に接した人たちは
誰でも自分に当てはめて考え、後悔し、涙する。
心にズキズキする痛みを覚えながら。

だからこそ、広く愛される作品、なんだと。

う~ん、ニコさん御指摘のスピリチュアルは、私には分かりませんでした。
結構、現実味ある作品だと思っています。

死んだら終わりっていうよりも
死んでから分かる大切なものってこと、かと。

そういう意味では、前を向く作品ではなく
後ろ向きな作品、って言うことかもね。
いや、後ろを振り返って涙する作品、っていう方が適しているかな。

案外、気楽に手にして読んでいい、って思う作品です。私には。
・・・まぁ、読んでいる途中で、心はズキズキきますがね(苦笑)

いや~『ゴドー』に比べたら・・・庶民的ですよ。ウンウン・・・ちがうかな??

ニコ
あれれれれれ???
希さんて、スピリチャルに興味ある方でしたっけ???

神社仏閣には興味あるけど、美輪さんとか江原さんとか、木村藤子さんに興味ない方ですよね???でも、輪廻転生は信じてるんですか???宇宙の愛とか真実の愛とか、めっちゃ興味あるとか???運命の人とか???

って、訊きたくなるくらい、めちゃくちゃスピリチャルじゃないですか!!!???

「わが町」!!!!!(笑)

ビックリしましたわっ、第三幕!!!

ぶっちゃけ書きますと、第一幕も第二幕も、この会話になんの意味があるの???と思いながら読んでいたら、

ジョージのエミリーへの告白内容に、先ずビックリし、

第三幕のあの世の会話に更に度肝を抜かれ…、

こんな作品が世界中で普通に上演されていたことに更にビックリしました!

これって、名作名作と言われているけど、「ゴドー~」並みに客を選ぶ作品やん!?ってことにもビックリ!これを受け入れている大多数派がいるってことですよね???

ピューリッツァ賞って凄いですね!ホンモノしか取り扱わないんですね!?

読み終えた後にフラッシュバックされたのが映画「素晴らしき哉人生は」でした。

そう、過去に戻っても意味ないんよ。同じ親から生まれるんなら、未来は変わらない。

あの時の景色も数年経てば別世界になることだってあるねん。今を嘆いて過去を憂いても仕方がないねん!今が大事やねん!

って言いたい作品ですよね???

多分…。と私は思いました。(笑)

本気でビックリ戯曲で驚いてます!!!

宇宙からの手紙ね…。納得!(笑)

希さんのお導きに感謝です!
自己チューな方々
ニコさん>お勧めした作品、購入されている御様子ですが・・・
もし、御迷惑をおかけしたのなら、申し訳ありません。
ちょっと配慮足らずだったのかも?と反省しきりです(一礼)

エェ!「ガラかめ」ですか??
マヤと亜弓さんとは!!コレは、思いつかなかったわ!ちょっと驚き。

私は、ライバルというより・・・双子姉妹なんだから、もう絶対切れない存在。
で、最もこの世で憎む相手・・・って感じに受け止めいるんですよ。
でも、互いに存在していることを苦々しくも、受け入れるしかないって感じ。

私の中では、この姉妹は、怖くて怖くて・・・
『ヨ~ン』が怖いっていうのは、この姉妹がいるからです。

それに比べると・・・ボルクマンやエルハルトは、あまり考えていないような存在で。
あぁ、自分のことを、ですよ。
でも、この物語・・・殆ど、相手のことを考えない方々ばかりで。

イプセンの戯曲の中でも
これはまた・・・・自己チューな話だなぁ~っていう解釈です。

結構雑な解釈で、自分の熟考不足を露呈しているようですわ・・・笑

あぁ、腹黒というより、自分のことしか考えていないって感じです。
腹黒まで、悪意は無い。単に考えないだけ。
多分、裕福な育ち設定で、人のこと考える必要がない、のかもね。

でも・・・ボルクマンで姉妹で争ったのなら
エルハルトでは・・・学習してよって(笑)

『わが町』感想、聞かせて下さいね。
『サン』は、ウンウンこのラスト、ですよね。
ワイルダーは、どうもキリスト教影響満載なんですが
この『サン』は、宗教の枠を超えて訴える力があると、思っています。
ニコ
ですよね~
女性目線だと、グンヒルは腹黒く見えますよね。

私は、男目線でも女目線でなく、ボルクマンとエルハルトは生の象徴。女性陣グンヒル、エルラ、ウイルソン夫人、フリーダは愛の象徴だと思ってます。

無償の愛、真実の愛、宇宙の愛は存在しても、それが正しい愛とは断言できないですよね。崇高ではあっても正しいとは言えない。でも、間違った愛、勘違いの愛は存在すると思ってます。そういう意味では、特にグンヒルは間違ってる。エルラは、半分無償の愛を感じる。ウイルソン夫人においては、80%無償の愛を感じる。フリーダは、純粋だから未来に可能性を感じる。

そうきましたか~、グンヒル姉妹と「ゴドー~」の主人公二人とはイメージがなかった。確かに、あの二人も仲良くなかっあもんね。認知症のおじいちゃんの戯言のイメージ。それから、不在という意味では、ゴドーはヒンケルとも解釈できるし、グンヒル姉妹がかつて(?)求めた相手としては、ゴドーはボルクマンとも解釈出来ると思う。

私にとってグンヒル姉妹は、希さんにはマイナーですが、「ガラスの仮面」の北島マヤと姫川亜弓とかぶる。ライバルでもあり、必要な存在。

あと、なぜグンヒル姉妹が双子なのか?戯曲では、第三者に見間違えられてないくらい違いがある双子なのにね…。私的には、双子はまさにスピリチャルの象徴だと思ってます。何故にスピリチャルなのか、キーワードで検索してくだいませ!(笑)

はい、今少しずつ「わが町」読んでます。まだ読み終えてませんが、以外と読みやすい。宇宙から手紙がきたの???興味深々!(笑)

ええ、「サン・ルイス・レイ橋」、密林で買いましたよ!まだ読み始めてませんが、ラスト2行のセリフですでにノックアウト!(笑)読むのが楽しみ!
おぉ!そう来ましたか!
ニコさん>返信が、遅くなってゴメンなさい(ペコリ)

『ヨ~ン』、感想、有難う御座います!
これは、イプセンものでも、あるひとつの極限、のような思いがあります。
ニコさんは、ボルクマン&エルハルトに、何かを見出した?のでしょうか?

私は・・・女性達なんですよ。
エルラとグンヒル・・・双子、ですよね。
単なる姉妹でもいいのに、なぜ双子に?
ひとりの人間としての、表裏を見せている?それとも対比?
などなど・・・

『イプセンの世紀末~後期作品の研究』(毛利三彌)を読んだのです
(って手元にあります。購入したんですよ・笑)
この作品、『ゴドー~』と似ている部分が~と書いてありましたよ。
第一幕のエルラとグンヒルの会話って、『ゴドー』と似ている気がします。

そして、ウィルトン夫人・・・外の世界の者ですよね。
彼女も、ある意味、不愉快な調和を壊していく者、ですが・・・
『ソルネス』のヒルデに通じる気がしましたよ。

ボルクマンとエルハルト、完全に受け身、ですよね。
ボルクマンとグンヒルの会話って・・・
ボルクマン、脅し口調ですが、グンヒル、全く動じていないし。

女性が、動かしている・・・
私は、女性のドラマ、だと思っているんですよ。

ラスト、ニコさんは、姉妹が心をひとつに~と解釈されていますよね。
私は、ちょっと違うんですよ。ってここがこの戯曲の怖さ、だと思っています。

もう、互いしか残っていない・・・仕方ないから、ではなく
もう選択肢が無い、絶望的な心情の中での、「手を取り合って」だと。
しかも、エルラは、もう死期が近い、状態、ですよね。

エルラは、この残酷な姉妹2人の状態から、近い未来脱することができる。
残るグンヒルは・・・
エルラの財産を手中にして、新たな人生を歩むとは思えない。
死んだエルラを呪い、夫と息子を恨み・・・

・・・・・・・・怖すぎる・・・・・

女性陣、自己中心ですよね。
ボルクマンを取り合い、エルハルトを取り合い・・・
でも、ボルクマンはエルハルトの思いは、全く感知していないし。

凄い女性像を出してきたナァ~と怖いながらも驚嘆!です。

そして・・・謎の人物ヒンケル・・・
彼は出てこないけど、ボルクマンもエルハルトも、彼の影響を受けている。
ヒンケルは、何?『ゴドー』のゴドー?とか・・・

ホォルダールは、娘の乗った橇に轢かれる、という不幸
=捨てられた&軽く扱われた、風でも
娘の幸運を我がことのように喜べる・・・
ボルクマンと表裏に当たる人物、のように思えました。

なにしろ!私は、このラストが怖い!
『野鴨』が、同じように重量級なのか・・・読み直さねば!
って、コレばっかり・・・(笑)

『わが町』は絶対!お勧めです!!
読み手が、自分なりに解釈できる幅が大きい戯曲かと。
読み手は自分の『わが町』を、見出すことができる。
だから、普遍であり人気がある、と思っています。

以前も書きましたが、ワイルダーの小説
『サン・ルイス・レイ橋』は、読まないと一生の後悔!ですよ~(オーバーな・笑)

『ソルネス』・・・・!!!!!絶対見たい!!!!
あぁ~力量が確かな役者さんに演じて欲しい・・・!!

白姫様へのお見舞い、有難う御座います。
昨日も、R医師に「調子良さそうで」と言われてきました。
今、私の足元でひっくり返っていますよ。

長々と、失礼しました。

ニコ
「ヨーン・ガブリエル・ボルクマン」
読みました!

これもなかなかハイレベルな戯曲ですね!こちらは、まさしく、愛と生がテーマになっていて、「私たち~」よりもっと鋭い視点で、(息子エルハルト)に依存・執着しすぎじゃない?無償の愛って何か知ってる?を描いていたと思います。

エルハルトを取り巻く人間関係・人間模様の巧みの技!的な描写が素晴らしかったです。

読み始めは、経済的な話、騙されて牢屋に入れられ財産没取、そして汚名を着せられ…、から始まるので取っ付きにくそうやな~って思ってましたが、結果的には、その経済の話は、憎しみの矛先を描くための手段だったので、詳しく理解する必要はなかったですね。

それから、エルハルトの存在が、私には「小さなエイヨルフ」のエイヨルフと被って見えて、エルハルトに何か悲劇が起こるのでは…???と思いながら読んでましたが、逆でしたね!

子供は親の道具じゃない。子供には子供の選択肢がらある。子供が選んだ選択肢を親はどう対応するか?どう対応できるか?

生みの親より、育ての親。どっちが大事?的なことを描きつつも、自立するとはなんぞや?生きることとはなんぞや!?も描けている点が素晴らしかったです。思わず、エルハルトの選択は正しい!と頷いてしまったほど(笑)

主人公ボルクマンのラストは、私はあれは悲劇だとは思いませんでした。あれもハッピーエンドだと思いました。ボルクマンは、神様に導かれたんだと私は解釈してます。

ボルクマンは、長い牢獄生活と釈放後の長い孤独な生活から、やっと生きる希望や活力を見いだした。ラストは、ボルクマンの真っ暗闇の心にやっと明るい太陽の光が差し込んだ挙げ句の結末であって、この死は悲劇の死だとは思いませんでした。ここは「私たち~」と同じ解釈をしてます。ボルクマンの死が、仲違いしてた双子の姉妹がやっと心一つになれた!というオチは、めちゃスピリチャル!!!って思いました。

世の中を見てたら、私自身もそうですが、愛と執着をごっちゃ混ぜにしている人が多いと思ってます。その愛ってただの依存で、相手を尊重してないやん!?って言いたくなる時があります。そんな人に是非、この戯曲を読ませたい!と思ってしまいました。やはり、イプセンの洞察力は鋭い!と思いました。

私も、もう一度、「幽霊」と「野鴨」を読み直してみようと思いました。今だからこそわかる新たな発見がありそう…。

「わが町」!?

やはり、読まないといけませんかね???(笑)名作なのは知ってますが、読むの避けてました。多分理解出来ないと思って…。実は、「ゴドー~」も同じように避けていた戯曲で、これは、お導きで読みました。そしたら、めちゃスピリチャル!!!でビックリしました。これも学生時代では全く理解できない内容でしたね。

ということで、希さんのお導きで、早速「わが町」の戯曲を購入しました。いつ感想を書けるか分かりませんが、読ませてもらいます!

「棟梁ソルネス」上演祈ってます!無名塾でやりそうなんですけどね…。仲代さんで観たい!です。

白姫様、元気そうでなりよりです。いい病院に出会えて良かったですね!
余白にあるもの
ニコさん>あぁ、読まれましたか!<「私たち~」

「ゴドー~」並みに・・・フムフム・・・

「私たち~」は、お気に入りのイプセン後期の4作のラスト、つまりイプセンのラスト、なんですがね。

私、「ゆうれい」を読んでいて、コレを思い出して・・・
比べても、どーにもならないのですが
後期は、余白というか・・・説明がない部分がいっぱいあるように思えて。
それは、つまり、読者=観客に考えさせる想像させる余裕を残してくれている
そういう風に捉えています。

イプセン作品は、例え後期になっても、世俗感があって・・・
人間の欲がちゃんと描かれていて・・・
私は、等身大の人間が悩み苦悩する物語のように感じています。

ニコさんが、「私たち~」を気に入って下さったのなら、嬉しいです。

もし未読でしたら
「ヨーン・ガブリエル・ボルクマン」もお勧めしますよ。
これまた・・・これは「私たち~」のような読後感は望めませんが
私は好きですね・・・この選択肢の無い絶望感って感じで。

私がファボな「ソルネス」は、ちょっと・・・童話と言うか、この世ではないもの
それが入っているような気がして(ヒルデ、ですが)
その辺の交差感覚が、とても気に入っています。

確か、ニコさんは、「野鴨」がお好きだったと記憶していますが。

「野鴨」も、私、もっと読み込む必要がある、と思っています。
もし何か発見しましたら、ニコさんに御報告!しますね。

でも・・・どうしても後期にフラフラと・・・笑
好きなんだナァ~ホント(笑笑)

「わが町」(ソーントン・ワイルダー)も、好きです。
有名ですよね。
この日常の中に秘められた大切なモノ・・・ウ~ン、スゴイナァって。
彼の小説ですが「サン・ルイス・レイ橋」は、読まれましたか?
もし未だでしたら・・・是非!お勧めしますよ。
・・・絶版ですがね(苦笑)
キリスト教に留まらず、人にとって究極の愛=無償の愛が切々と・・・
素晴らしい本です。
映画もありますが・・・ちょっと変わっているようで・・・やはり原作押しです。

イプセンは、多分一生の付き合いになるかと思います。
ナチスや戦争と同様・・・イプセンが嫌がるって(笑)

あぁ~ソルネス・・・見たいナァ~(諦めないぞッ!)
ニコ
「私たち死んだものが目覚めたら」
私もハッピーエンドだと思います。

お久しぶりです。

実は、希さんのブログを読んで、まるで神様に導かれるように(実際は希さんにですけどね)戯曲を読みました。そして、読み終えたばかりです。

いや~、これはなかなかハイレベルな戯曲だと思いました。ベケットの「ゴドーを待ちながら」並みに。(私の)学生時代では全く理解出来なかった精神世界が描かれていて、正直ビックリしてます。イプセンもこんな作品書いてたんや~と。今更(汗)

そりゃ、学生時代では理解出来ない!愛が何かも分かってなかったし、愛を求めるばっかりだったからね(汗)なんて思いながら読んでました。

今だから分かる魂の?愛の?物語に、これを書いたイプセンにマジで感動してます!きっと、イプセン自身も沢山の女性を泣かせてきたんやろな~なんて思ったり…。

主人公のルーベック教授は、正直、最低男です。しかしながら、同性として全く分からないでもない。人間の魂や愛よりもっともっと崇高なものを求めるがあまり、人間を見てなかったからね。イレーネを1人の女性とすら見てなかった。その結果、イレーネは…。

この作品、崇高なものとは、愛に他ならないんだよ!と言いたかった作品だと思いました。

素晴らしい戯曲であることには間違いないですが、間違いなく客を選ぶ作品なので、日本に限らず世界中でも上演は難しいかな~なんて思いました。

読むきっかけを与えて下さった希さんに感謝ですm(_ _)m

それから、実際は分かりませんが、希さんのブログを読む限り、白姫様も頑張ってる様子なので良かったです。
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