夕陽亭にら屋

愛犬と安穏な生活

巷に雨の降るごとく

2015-09-08 11:24:38 | ずんのひとりごと

「にらですよ。ふぅ~よくふりますねぇ」
先月末から雨続きのにら地方です。
これから台風もダブルでやってくるようで、この雨はまだ継続のもようです。

「ボクはこのところ、お留守番ばかりですよ」
私のもとに、先月末、40年来の友人の訃報が届きました。
台風とハリケーンとサイクロンが一緒にやってくる以上の衝撃でした。
6月末に、久しぶりに会ったばかり。
話したのは短い時間だったけど、私は病の存在にまったく気がつかずに、いつものように、またね!と別れました。
今生の別れと知っていたなら、もっといろいろ話すこともあったのに。。。
後で聞いた話では、彼女は自分の病状をわかっていたようです。
皆に隠して、全部一人で背負って逝ってしまいました。
あのときには、すでに覚悟していたのかなぁ。
いいえ、違うね。
病に負けるなんてこれっぽっちも思っていなかった。
もっと頑張れるって思ってた。
だからみんなと笑って別れたんだね。
病気は強くて勝てなかったけれど、でも、決して負けたわけではないと思いたいです。
葬儀をすべて終えて今、ただただ寂しいです。

「ゆっこちゃん、やすらかに」
東京の空とおなじに、私の心はどしゃぶりです。
雨が上がるまで、まだまだ時間がかかりそう。。。

「そして、ケーキです」
気落ちしてぼんやりしている私を気遣ってか、モンキチがケーキを買ってきてくれました。

m.koideのケーキです。
評判通り、上品でとてもおいしゅうございました。
気持ちが沈んでいても、おいしいものはおいしいなぁ。

「ボクだって、悲しみにくれています。でも、やっぱりごはんはオイシーですよ」
美味しいものを美味しいと感じて食べられる、それが一番幸せなことなんだね。
しみじみ。。。
私たちは毎日を感謝して生きいかなくちゃね。



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