二子玉川駅から瀬田に向かって 徒歩10分ちょっと。
住宅街に 忽然と玉川大師が現れます。(今日のイラストは モノクロですね~)
ここは 深さ約5m、参道約100mの地下霊場が有名で、全国から 「15分でできるお遍路さん」 を求めて 参拝客が絶えません。
説明を聞き(これは必ず聞いた方がいいですよ)、拝観料100円を払って
地下へと向かう階段を下りると、そこはもう 前後左右を見失うような、完全な闇の中。
都会ではめったに見られない 漆黒の闇です。
“大日如来様”の胎内を表した、という暗い細い道を、右手で壁を伝って ずりずりと進んでいきます。
初めて この暗闇を体験した時は とにかく怖くて「早く出たい!」 (けれども中々前に進めない)、というのが本音でした。
二回目の今日は なぜでしょう、どこか、懐かしい気持ち。
自分が母親の胎内にいたときに この細い暗闇を本当に体験したような気がします。
暗闇を抜けると、四国88ヶ所の弘法大師さま、西国33番の観音さまをお参りできます。
暗闇のあとで迎える観音様は 光にあふれ(ているように見える)、自分のいたらないところがすべて許されたような気持ちになりますよ。
ブログを始めた頃から 一度は紹介したかった玉川大師さまですが、今朝は突然、「今日行こう!」と思い立ちました。(← 何かやましいことが???)
玉川高島屋ガーデンアイランド から アートトンネルを抜けるとすぐ。
テレビ番組「ちい散歩」で、地井武夫さんが体験してスケッチを描いたり、
角田光代さんの「空中庭園」に 都内の地下霊場、として登場したりしています。
都心で体験できる異次元感覚。オススメです