黒澤明原作の「生きる」が 松本幸四郎主演でテレビ放映されたので見てみました。
「生きる」 はぁ~~黒澤監督の中で一番好きな作品です。
my 日本映画ベスト3は、「東京物語」 「生きる」 「男はつらいよ(初期の作品)」、でなかなか変わりません。。。たぶんもうこのままかな?
リメイクって、どうなんだろう?って思いましたが、松本幸四郎さんのさすがの演技力に すんなりストーリーにはまっていました。
設定はほぼオリジナルのまま、はつらつとした部下のサチは深田恭子さん(可愛い)が演じています。
学生時代に見たときと自分の印象が変わっていたのは、主人公と息子の関係。
余命を聞いた主人公が真っ先に思い浮かべるのが、息子が小さかった頃の思い出。
成長していく息子 や 息子の結婚式の映像。
そうか、「生きる」って家族愛の映画だったんだ…
子供を持った今やっと 主人公の思いに気づきました
父に冷たくあたっていた息子が 父の死後、真相を知って号泣する場面で涙、涙
有名なブランコのシーンは、オリジナルの志村喬さんの映像が脳裏に焼きついていて、どうしても「映画を見返したいな」 と思ってしまいましたが、
久々にまた、名作に触れる機会がもてて 満足でした。
それにしても… 映画公開から55年が経っているそうです。
改めて黒澤明作品の 普遍性に感服します。
ハリウッドで黒澤明監督のリメイクが次々に予定されているそうです
大の黒澤ファンのマーティン・スコセッシ監督、レオ・ディカプリオ主演による「酔いどれ天使」 (すっごいなぁ~~)
ドリーム・ワークス製作、トム・ハンクス主演による「生きる」(本当に!? 楽しみだ)
仕上がりが気になるところですが、また黒澤明監督が見直されるきっかけになるといいですね
詳細はこちらから ⇒ 読売新聞8月31日