潜れども 潜れども

管理人のいろんな事への感想等。ダイビング、落語、Jazz等。

潜水医学。

2007年08月31日 23時56分21秒 | Weblog
毎回、何のつながりもない投稿です。

今日は、減圧症と医学についてです。

「当ブログの投稿に関し、管理人本人は一切責任を負いません。投稿内容に関し、ご覧になった方々ご本人の自己責任でご判断の上参考にされてください。」

今日は、この前置きをつけます。

また、今日はあえて批判、語弊を恐れずに書きます。

皆さん、減圧症にかかっていらっしゃらないと思いますので今日の投稿の意味はお解かりいただけないかもしれません。
今日も、今現在も減圧症に苦しむ人がいます。

いろんな本などを見ると一定の治療を受ければ完治するような記載等がありますが、それは全くの嘘です。極論すれば本当の意味で有効な治療法はありません。
再加圧治療で、血中にできた気泡を消失させるだけです。それ以後は自然治癒に頼るだけです。

診察にあたる医師も、それぞれ全く違うことを言うことも、素人がちょっと調べれば解かる嘘を言う医師も少なくありません。ダイビング雑誌にコラムを持っている某医師(耳鼻咽喉科)でも平気で嘘を言います。

その他、間違った治療で症状を悪化させられてしまった方も数多くいらっしゃいます。

客観的に、どんな人が減圧症になるのか?

スキューバダイビングをする方です。
その中には、漁業従事者、作業ダイバー、海上保安官の方、自衛官の方、そして、レジャーダイバー等でしょう。

そんな方々って、今日本に何人いるでしょう?
その中で、減圧症に罹患する方って?

海上保安官、自衛官の方々はProの中でも特別ですし、医療機関も民間とは別でしょう。なので、今回は別と考えます。

そうなると、非常に少数になると思います。

その少数の患者しかいない疾患の治療、研究にあたっている医師、医療機関はどのくらいあるのでしょう?

その研究や治療は儲かるのでしょうか?
それにより医師としての、病院や大学としての地位や名声は得られるのでしょうか?

減圧症に罹患した望みの綱、再加圧治療は病院経営的には赤字と聞いたことがあります。(真偽は未確認)
医師は医療のプロです。プロである以上職業として医療に従事しています。
と言う事は、無償ではありません。そればかりか、病院は収益率を追求します。儲からない事や、病院経営を圧迫することはしたがりません。治療や研究を必要とする患者や疾患が目の前にあるかどうかは関係ありません。
その治療や研究が医師や医療機関や大学に何をもたらすか・・・? が最重要課題なのです。地位や、名声やお金をもたらさない事は誰もしません。その効率も重要です。

今や、私が減圧症に関し頼れる医師は一人しか知りません。

病院経営が病院の維持のために大切なこと。減圧症の症例に関する情報が少ないこと等の事情は解からなくもありません。

でも、減圧症に関し医療の限界を思い知らされます。
それは、決して医学の限界ではなく、医師、医療機関の姿勢の限界です。

唯一言える事。私は医師の言うことより、同じ疾患に苦しみ、海へ戻れる希望を失いそうになりつつも今も減圧症と戦う同士の言葉のほうが何百倍、何千倍も信頼できます。

私に限らず、「難病」と戦う方々は世界中に多くいらっしゃるでしょう。その方々も、我々同様の孤独感や、怒りや、不安を抱えていらっしゃるのでしょうか?

私は、できるなら、私を後遺症が残る状態に追い込んだ医師達の医師免許を剥奪し社会的制裁を加えてやりたい。
私の減圧症罹患は自己責任であると自覚していますが、自覚症状を訴えている私を一週間以上放置したのは、私の治療にあたった医師の責任です。
また、後遺症を悪化させた要因は某医師の全く間違ったアドバイスにあります。

このブログでその医師達の実名を公表することもあるかもしれない。

でも、今日は思いとどまることにする。

ネタバレ注意。

2007年08月30日 23時32分48秒 | Weblog
先日、良くこのブログに登場する小説「しゃべれども・・・」を読み終えた。

のこり三分の一は結局一気に読んでしまったのですが、感想とすると結構良かった・・・。なんて、感想になってませんが・・・。^^;

結局、それぞれ悩みを抱えた登場人物達は落語教室を通じ、なんとなくその悩みを乗り越えていくのですが、あくまでも「なんとなく・・・」なのです。

誰も根本的に悩みそのものを解決させてはいないのです。しかし、少なくとも当初よりは改善されている。良い方向に向いている。そんな、雨が上がって晴れ間が見え始めた・・・。くらいのところで終わりました。

誰でも乗り越えたい何かを抱えていて、その前でもがいている。どうすれば良いかわからず、解かっても上手くいかず・・・。もがきながらも前に進もうとしている。そんな立場も、年齢も違うそれぞれの登場人物にどこか共感を覚えてしまう。

そんなところが良いかもしれない。

最後は、ラブストーリー的なほのぼのしたハッピーエンドとなる訳だが、十河という女の子が、ほおずき市で主人公の噺家に買ってもらったほおずきのお礼を半年以上たってからやっとのことで口にする。ほおずきを買ってもらって嬉しかった事を告白するのである。

これは、この時差が重要な気がする。夏にもらったほおずきのお礼を季節が変わっても口にできず、いつか言わなくては・・・。言いたい・・・。と言う思いで日々すごし、顔をあわせてもいえない日々が何ヶ月も続く・・・。この言いたくとも言えない時間の長さがこの女の子の気持ちの真剣さと、超えた瞬間の達成感(?)安堵感が伝わってくる。

細かなことを言えば、?が付くような表現もあるような気もするが、この一見どぉってことも無いストーリーをドラマティックに文章にした作者はやはり凄いと思う。

なんだかすがすがしい感動が残った。

もう、あと何回かは読み返したい。

利己的な・・・。

2007年08月27日 00時21分32秒 | Weblog
唐突であるが、自分は何故生きるのだろう・・・。などという事を皆さん一度ならず何回かは考えたことがあるでしょう。何時、どんな時かは別として・・・。

詳しいことは憶えていないし、その前に良く読んでもいないが、「利己的な遺伝子」という本があった。この本の題名で、あるテレビドラマが思い浮かんだ方はそれなりの御歳の方でしょう。

何故生きるのか・・・ということについて考える時、少なからずこの本の事が頭をよぎります。

また、潜水中目にし、撮影したいろいろな生き物を考えると、ある意味その答えを見出せるような気がしていました。

この間、その本を古本屋で見つけた。買って読んでみようと思います。

今日は何を言いたいか良くまとまらないが、いろんな事を書くうちにそのヒントが見つかるのではないだろうか?そんな思いでこのブログを始めたとも言えるかもしれない。

う○こビルの秘密

2007年08月25日 23時58分56秒 | Weblog
映画「しゃべれども・・・」に出てくることもあり、先日、この歳になって初めて水上バスに乗ってみた。

浅草の水上バス乗り場の脇に、写真の通称「う○こビル」がある。この「う○こ」一体何なんだろう・・・? そう思ったことありませんか? 何なのかご存知ですか?

水上バスのガイドで聞いたのですが、このモノはフランス人のデザイナーがデザインしたもので、当初、尖ったほうを上に縦に立てて設置し聖火台の炎をかたどったものモノだったと言うのです。それが何らかの理由で予定通り立てて設置することができず、今のような形になったというのです。

皆さん、どう思われますか?

私は、ちょっと眉唾っぽいなぁ・・・。と思います。
だって、あのモノは「失敗作」と言うことになるじゃないですか。あれだけのものを作るのに相当な費用がかかっているはずです、それなりの設計や計算があったはずです。それが理由は解かりませんが、予定通り設置できなかった・・・!?

考えられます?

私は、当初の予定通り完成したものの、どぉ見ても「う○こ」にしか見えないできばえに、とうとう通称「う○こビル」と呼ばれるようになり、あまりの格好悪さに「実はあれは失敗作なんだ・・・。」という言い訳をとってつけたのではないか・・・。そんな事を考えました。

その、フランス人のデザイナーにはどう説明するか・・・、という問題は残りますが・・・。

どなたか真相をご存知ですか?

因みに、う○こビルの横に建つビルは、ビールが注がれ泡が立つジョッキを模っている様です。その下に浮かんだ船は、松本零士氏デザインの新型水上バスだそうです。

また、機会があれば乗ったときの感想など投稿します。

・・・と今日はこれまで・・・。

三枚起請

2007年08月24日 23時54分54秒 | Weblog
潜ることが許されなくなった私が、その代わりといっては何だが、ある意味病的にハマっているのが「落語」だ。

きっかけは、多くの人がそうかもしれないがTBSテレビのドラマ「タイガー&ドラゴン」のDVDをレンタルショップで何気なく手に取った事だった。休日に没頭することがなくなった私は、元来好きだった映画を観たりしていた。ところがそれにも限界があり、レンタルDVDといっても観たいと思っていたものはすぐに見尽くしてしまい。少しでも興味をそそられるDVDを求めレンタルショップ店内を彷徨うようになった。

そうなってくると、テレビドラマは都合が良い。1枚目が気に入れば自動的にその後数枚は楽しむことになり、その間は見たいものを探さなくて良い。

そうして手に取ったのが前記の「タイガー&ドラゴン」だった。「宮藤官九郎脚本か・・・、まぁ見てみっか・・・。」てな具合である。

ところが、これが面白かった。このテレビドラマが私を落語の世界に連れて行ってくれた。今、寄席に足を運んでいる若者のほぼ全員はこのドラマを見ているのではないかと思ってしまう。
当初、特番的に長編単発ドラマで始まり、連ドラ化していくのだが最初の「三枚起請」の回をご覧の前に、「起請文」という言葉の意味を検索でもして欲しい。
「三千世界のからすを殺し、主(ぬし)と朝寝がしてみたい」という、高杉晋作が唄ったという都々逸もおさえれば完璧である。

その辺だけ押さえたら、まだ見ていない皆さん。レンタルショップへ走れ!!

そしてその次は寄席にDIVEだ!!

それって、何ですか・・・?

2007年08月24日 00時43分42秒 | Weblog
このブログのタイトルの由縁でもある、小説「しゃべれども しゃべれども」今読んでいるところだが、まだ読み終わらない・・・。というか・・・、読んでいない・・・。

映画化され上映されたのを観たので、筋は大体知っている。
時々手にとって読んではいるが、少し読んでは暫くそのまま・・・、また少し読んでは・・・。の繰り返しである。読むのが嫌いだからではない。では何故か・・・。読んでしまうのが惜しいのである。話しの筋そのものには今や殆ど新鮮味は無い。いや、知っているからこそ、読んでいる間はその小説の中の世界のなかに浸っていられる。それが読み終わった瞬間消えてなくなってしまうような気がするからだ。

寄席、落語、下町・・・。そんな舞台で繰り広げられる言わば、どぉ~~って事無い出来事・・・。そんな、どぉ~~って事無い出来事が良いのである。もちろん、そればかりではないのだが、その静かなストーリー展開が日常に生きる我々に、その小説の中の世界に入り込んでいくことを円滑にさせているような気がする。

その小説の中の世界の、もちろん登場人物ではないにせよ、その世界の住人になっているような気がしてくる。知らないうちに、例えば通勤時などに登場人物の誰かとすれ違っていたのではないか・・・? と思わせるような・・・。

このところ、沖縄などの南の島などに癒しを求める人が多い。自称ダイバーである私もその一人だった。沖縄への移住ブームが訪れる以前から何度か沖縄には足を運んでいる。その沖縄の美しい島々は、虫害にあったキャベツか何かのようにもう暫くしたら無残な姿になり、もう二度とあの美しさを取り戻す事はなくなると私は思っている。その問題の核心は、移住をしている方々より、その方々に宅地、住宅等住環境を提供している企業側にある。

美しさを求め、癒しを求め集まった人たちにより、寄って集って食い荒らされる沖縄の島々は、移住した方々が年老いて死に絶えた頃、何の魅力も無いただの離島となって、人の寄り付かない抜け殻のようなものになってしまうだろう・・・。
私の予想は残念ながら恐らく外れることなく、今後20年くらいで燃え尽きてしまう。もしかすると、自分たちの移住により、汚し、破壊した島に愛想を尽かし、また都市部に戻ってくる方も多いかもしれない。

あぁ、何とかして止められないものか・・・。無理なのか・・・。

そんな今、私はその小説の中の世界に心地よさを覚えている。南の島に求められた癒しのようなものは、次は、都市部に残されたノスタルジックなものにその標的を変えていくのだろうか・・・。

その意味では、私の感じる心地よさにあまり多くの人に共感して欲しくない。・・・という逆説的な考えも浮かぶ。

私もそうだから大きなことは決して言えないが、欲の追求に世間は加減を知らない。それが金儲けのタネともなれば途端に再起不能となるまで貪られる。貪りつくしたら、また違う集魚灯を探せば良いだけである。その後のことは知ったことではない。早い者勝ちである。

皆さん、人に教えたいけど知られたくない、共感して欲しいけどもてはやされたくない。そんな大事な場所や、物や、感覚ってありますか?

大丈夫・・・、「それって何ですか?」なんて聞きませんから・・・。

地獄に道連れ。

2007年08月20日 01時19分37秒 | Weblog
今読んでいる、まだ読んでいる、あまり読み進めていない・・・、「しゃべれども しゃべれども」と言う小説の中に、主人公の友達のコメントとして「JAZZと落語は似ている・・・」といったような事が書かれている・・・、と思った。

・・・こう書くと信憑性に欠けるが、私も読む前からなんとなくそう感じていた。
深い意味は私には解からないが、両方とも「古典」と「新作」がありそうな気がする。なぁ~~んて、何の新鮮味も無い意見かもしれない。

私は決してマニアというレベルでも、詳しいといえるレベルでもないが一番良く聞く音楽のジャンルはJAZZだ。

中でもトランペットが好きだ。良く行くJAZZ喫茶で“High Five Quintet”の“Jazz Desire”というCDを聞いた。“Another one bites the dust”と言う曲が2曲目に収録されているが、ご存知の方も多いだろう、「地獄に道連れ」と言う邦題でお馴染みのロックバンド“QUEEN”の名曲である。多くの方が聞いてみれば「・・・あぁ、これか・・・。」と聞き覚えがある曲である。

初めて曲をJAZZとして耳にしたとき、「この曲知ってる・・・。」と思ったものの初めはロックのそれとはすぐ思い当たらなかった。でも、滅茶苦茶かっこいいのである。クールでいて熱い。

そのグループが気になり、何がそんなに自分を惹き付けるか自問自答してみた。
どうやら、トランペットが気に入ったようなのだ。この演奏者こそ今をトキメク“Fabrizio Bosso”だったのである。

今の時代は便利である。メジャーマイナー問わず、いろんなNetショップですぐに輸入盤が手に入る。それから、BossoのCD、LPを買いまくった。とはいえまだまだであるが・・・。いまや、最も売れっ子のJAZZトランペッターの一人に数えても何の遜色も無いだろう。彼の余分な力が入っていない、滑らかに滑っていくような、ひとつひとつの音が流れたり潰れたりしていないというか、キッチリしていてソフトで滑らかなアドリブが好きだ。ある意味ソウルフルでないかもしれない。でも、最高に心地良い。

懇意にしているその喫茶のマスターが、「同じ曲を演奏しても、昔のプレーヤーの演奏と、今のロックを聞いて育った若手のプレーヤーが演奏したのでは、やっぱり違うねぇ・・・。」と言うようなことを言っていた。・・・こう、文字にしてしまうと当たり前のことのようだが、自分には発見だったような気がする。

なんだか、JAZZを聞き出す前は、’50~’60のJAZZや人種差別やその他いろいろな背景ばかり気になり、JAZZという音楽に特別な意味を求めていた感が私にはあった。ところが、あの曲を耳にした時、自然に体が動き出す、音楽に乗れるあの感覚をJAZZで味わった。今までのノリとは違うノリを感じたような気がしたのである。

それ以来、単純に楽しむためにJAZZを選曲している。

そんな中、次に自分を呼び止めたのは“Lee Morgan”である。“Charisma”というアナログ盤を買ったので、その喫茶の機械で掛けてもらった。“Sweet Honey Bee”という曲があるが、これが引っかかったのである。先ほど紹介の曲が正しくロックで、これは私的に言うと、さながら「歌謡曲」である。ノスタルジックなテンポがある。このアルバムのクレジットを見て欲しい、錚々たるメンバーである。

曲はさておき、“Lee Morgan”の奏でる音色が好きなのである。私の印象は「硬くて艶っぽい」である。トランペッターだけではないだろうが、JAZZプレーヤーたるもの自分の音色を持っていないとダメだ。というようなことをマスターが言っていた。“Lee Morgan”の音色も半世紀にわたって人の心を惹きつけ続けている。

JAZZプレーヤーには伝説や逸話が付き物である。以前の私はなんだか頭でっかちで、自分でJAZZを難しいものにしていた気がする。私の好きなのはどうやら「ハードバップ」と分類されるものらしいが、曲も、奏者も、楽器も、時代もありとあらゆる系統がある。いろんなものを聞き流しているうちに、その内何か気になるものが見つかったら、それを元にいろんなものを辿って行けばまた何かが見つかる。そうして深みにハマって行く。

JAZZに興味があるが良くわからない感じがして今ひとつ踏み込んでいけない方がいらっしゃったら、JAZZばっかり流していて、ゆっくり音楽が聴ける店に言ってみれば良い。初めは少々敷居が高いだろう。入ってみて居心地が悪ければ出れば良い・・と、珈琲一杯注文すれば良い。
そこで気になる曲があれば、店の人に聞いたり、飾ってあるジャケットをメモってくれば良い。帰ってから、Netで検索すれば良いのである。

JAZZは古めかしい、眉間に皺を寄せて聞く音楽じゃない。新しい要素も多く抱えている。逆にその古さが新鮮だったりする。

そんな事を書いていると、寄席で落語を聞く、JAZZ喫茶でJAZZを聞く・・・。根拠についての説明が全く不足しているが、私は似ている気がしてならない。

ちょっと書き出したら、こんなに長くなった・・・。いかんいかん・・・。

・・・と、今日はこれまで・・・。

私の好きな浜。

2007年08月18日 23時58分24秒 | Weblog
減圧症に罹患するまで、私はいつも伊豆を中心に潜ってきました。

減圧症への罹患の原因は自分にあります。
しかし、罹患を自覚してから適切な治療を受けるまでの過程に大きな問題があり、後遺症が残るに至った原因は私を診察した医師側にあると思っています。

それを考えると今でも憤りを感じ、実名入りで如何に間違った判断をされたか、医師としての資格が無いかNet上でぶちまけたい衝動に駆られます。

後遺症を自覚した当初は、海の事を考えるのも嫌で、被害者意識に苛まれ自虐的な心境でした。

しかし、時間は少しづつ心を和らげます。決して医師たちへの憤りが消えたのではありません。しかし、最近海を見たくなりました。

でも、そこはダイビングスポットではなく、普通の浜です。
伊豆には私の好きな浜があります。サーファーが集まることも多く、殆どの人が泳ぐ為の水着しか着ていません。ナンパをしようとするお兄ちゃんたちも、されるのを待つお姉ちゃんたちも見かけません。その「硬派」な浜が私は好きです。

潜った後などに何か海でできることは無いか・・・?
そんな思いからボディーボードを始めた時がありました。Netで三島のボディーボードショップを探し、体験講習を受けた後、一揃え購入しました。

2~3年前まで時々通っては、時には台風の接近時の大波に飲み込まれ大変な思いをしたことがありました。

そこの水はとても綺麗です。本州の海とは思えないほど・・・。
波の向こう側からの日の光が波を透かして、薄いエメラルド色に光ります。
海水浴シーズンを過ぎればサーファーくらいしか訪れません。
とても、静かでゴミ等も落ちていない綺麗な浜です。

最近、その浜を想う様になりました。
体を創り直さなければボディーボードなどとてもじゃぁない・・・って感じですが、そのうちに水中でなくとも、水上に復帰できれば・・・などと考えています。

浜辺で何もせず、ぼ~~~っとし続けるのも結構大変です。思ったほど長続きはしません。
でも、海を眺めながら、波を見ながらぼ~~~っとして・・・。

その時自分の心の中にはどんな想いが巡るのだろう。

寄席に行ってみよう!!

2007年08月17日 23時05分43秒 | Weblog
このところ落語に関する投稿をしていますが、皆さん寄席にいらっしゃったことはおありでしょうか?(お近くに寄席の無い皆さんには申し訳ありませんが・・・)

最近混むことが多いのであまりお薦めしたくは無いのですが、最近この寄席が好きでして・・・。私、ハマッてます。

都内の主な寄席として、

新宿:末広亭

浅草:浅草演芸ホール

上野:鈴本演芸場

池袋:池袋演芸場

この4箇所あり、ほぼ毎日開いています。

その他、毎日ではありませんが落語会等が行われている場所は数多くあります。

ごひいきの師匠を追っかけて、○○ホールとか、○○会館等に足を運び独演会などに足を運ぶのも良いものですが、やはり、「寄席」なのです。

入場料は、2,500~3,000円。

開演は11:00ころ。

プログラム構成(番組表)については各寄席のホームページをご覧ください。

・・・で、場所にもよりますが、昼前の開演から終演の21時頃までずっといても良いのです。
でも、寄席って何をやってるの?

寄席は落語を聞くところ・・・。

そうです。それには違いありませんが、寄席はそれだけにあらず。寄席では落語以外に「色物」と言われる、

・漫才
・漫談
・手品、奇術
・俗曲(三味線、小唄、どどいつ等)
・太神楽(曲芸、ジャグリング等)
・紙切り

などの、噺家さんの落語以外にもいろんな芸が披露されます。
噺家さんも含め、1日に40組弱の芸人さんが一人頭15分くらいの持ち時間で入れ替わり立ち代りいろんな芸を披露してくれます。

落語なんて良く解からない・・・。そう思っていらっしゃる方。確かにわからない噺もあるでしょう。でも、なんの基礎知識も無く手放しで楽しめるのが「色物」なのです。

太神楽なんて、確かにすごいと思えるのも、そうでないのもありますが、すごいのは凄いです。テレビで見慣れているようなものでも直に見ると迫力が違うのです。
刃物のジャグリングなんかで、刃物の柄を掴む手のひらに、柄が当たるときの「ピタッ!ピタッ!」という音が聞こえてきたりすると、なんか緊張感が伝わってきたりするし、口にくわえたバチの上に乗せられた土瓶の蓋がカタカタ鳴る音が聞こえてきたりする時も同様です。このライブ感が良いのです。
無条件に凄いのが「紙切り」です。お客さんのリクエストに答えていろんな物を切り抜くのですが、ほぼ確実に1枚仕上がる毎に「おぉ~~~~~!!」と歓声があがります。テレビで見たことが無くても、面白い漫才、漫談も沢山あります。(全部がそうではありませんが・・・)

たとえ、面白くなくても15分もすればお次と交代です。
その日に出てくる芸人さん全てが面白いとは限りません。それを期待してはいけません。
でも、丸一日寄席で過ごして涙目になりながら抱腹絶倒したのは色物さんだったりします。

落語は難しい・・・。と敬遠する前に落語以外にお目当て(?)を見つけるのも良いかも知れません。

皆さん、とりあえず各寄席のホームページをご覧になってみては如何ですか?

観音様のお香

2007年08月16日 21時39分58秒 | Weblog
皆様、お盆と言うことでご先祖のお墓参り等いらっしゃった方が多いことと思います。

そんなこともあり、関係があるような・・・無いような・・・・?
浅草の観音様のお香についてです。

以前、どなただったか忘れましたが・・・、落語の枕で浅草の観音様のお香について触れていました。
私も浅草演芸ホールの帰りなどに御参りさせて頂く事があります。

さて、いらっしゃった事がある方は皆様ご存知の浅草寺の「御香台(写真)」。いつもモクモク煙がたなびいています。よく、その煙を体の悪いところ(患部)のあてると病が治ると聞きます。私もそう聞いており、何回か、減圧症の後遺症が治る様に煙を浴びました。

・・・が、以前聞いた落語の枕で噺家さん曰く、「全くの間違いらしい」のです。
そもそも、御香台で焚かれているお香は、授香場で購入(・・・と言う言い方が適切かは解かりませんが・・・)した参拝者の方がそのお香に自分の病を託し、そのお香と一緒に煙にすることで病を自身の体から取り除くもの・・・であると言うのです。ですから、御香台から流れ出ている煙は言わば誰かの病の塊りということのなります。

御香台の本堂に向かって右隣に授香場があります。
考えてみれば、誰が焚いたか解からないお香の煙を浴びたからといって通りがかりの参拝者の病が治るとは、いささか虫が良い気がします。

真偽の程は確認していませんが、皆さんどう思われますか?

因みに私は、その話を聞いて以来、自分でお香を焚く様にしています。

「後遺症よぉ~~~~、煙になれぇ~~~~~~!!」

星に願いを・・・。^^;

2007年08月12日 22時31分58秒 | Weblog
臭ぁ~~~いタイトルです。赤面モノです。

良い親父が、そうは口にできない言葉です。でも、ブログだから書けます。

今、ペルセウス座流星群が見られるようです。
夜半過ぎから明け方までが観測には良いようです。

たくさん見られれば、願い事も唱えやすくなるでしょう。

以前、帰宅途中にふと空を見上げると流れ星が一筋流れました。当時、願い事があったので、反射的に唱えようとしました。

・・・しかし、唱え終える前に消えました。

今夜のような流星群の夜は特別として、偶然見かけた流れ星・・・。
何時見るか解からない流れ星が流れた瞬間、反射的に願い事が口をついて出る。
それ程常に心の中で願っていられれば、一瞬のうちで口にできるほど端的にまとめられて明確になっている願いならば、いつかその願いは叶うでしょう。流れ星に願うお願い事はそんなことの現われのような気がします。

その夜、そんな事を考えました。

さぁ、今夜は流れ放題、唱え放題です。ちょっとズルイ気もしなくもありませんが、これもチャンスと考えましょう。

今夜半から、ぐっと高台に車を走らせ、街の明かりが届きにくい所まで行って見ようと思います。

何を願うか・・・。

当然でしょう? そんなこと言える訳が無い・・・。(^_^;)

今、このブログをご覧頂いた皆さん。可能であればご覧になってみてはいかがでしょう?

・・・と、今日はこれまで・・・。

減圧症について意外と知られていないこと。

2007年08月12日 00時08分02秒 | Weblog
「当ブログの投稿に関し、管理人本人は一切責任を負いません。投稿内容に関し、ご覧になった方々ご本人の自己責任でご判断の上参考にされてください。」

減圧症に罹患しても再加圧治療等で短期間で症状が消え、後遺症に悩まされなければ早期にダイビング復帰も可能かもしれません。

しかし、不幸にも減圧症に罹患した瞬間、例えば浮上中に半身麻痺してしまう等、重大な症状が出てしまう場合を除けば、多くの場合、潜水中、もしくはエグジット後、またはエグジット後数時間、または数日後自身の体の異常に気付くことになります。

ただ、多くの方々は減圧症の自覚症状はどのようなものか詳しくご存知ありません。一般的に間接が痛くなるといったものだけが減圧症の自覚症状ではありません。目眩、頭痛、吐き気、脱力感等、様々です。

また、「まさか自分が・・・? まさかそんなはずは・・・。」という気持ちも手伝って、何をおいてもすぐにでも治療をしなくては・・・! という危機感を自分で遠ざけてしまうこともあるようです。

次に、再加圧治療をどうやって受けるか・・・です。

減圧症治療の為の適正な再加圧治療を受けられるのは日本の中でも数箇所です。

①適正な設備があるか?
②適正な方法で再加圧治療を施してもらえるか?
③上記条件をクリアーしていても、すぐにでも治療してらえるか?

不幸にして罹患した場合、どうやって治療を受ければ良いか?
この点だけでも自分の中で予め準備ができていれば、罹患を自覚した後、最短で治療を受けることができます。

とはいえ、医療機関、医師側が治療の手段、方法として再加圧治療を選択してくれなければ治療を受けられません。

自分の意志とは裏腹に適正な治療を受けるまでには自分だけではない、医療機関、医師が用意してくれている多くの高いハードルのクリアーが必要となる場合があります。

そして、治療を受けられたとしても治療後すぐ症状が改善されるとは限りません。
迅速に適正な治療を受けられなかった場合、「後遺症」との長いお付き合いが始まります。

その後遺症が実に不可解で、長期に渡って心身を痛めつけ続ける事になります。

このブログをご覧の皆さん中に、「減圧症になったらチャンバーに入って治せば良い。」くらいに考えていらっしゃる方はいませんか?

・チャンバーに入っても不適切な設備、不適切な加圧方法によって高額な治療費の反面、症状はかえって悪化させられる。
・なかなかチャンバーに入れさせてもらえない。
・その結果後遺症が残ってしまう。

こういった結果になります。

その症状にもよりますが、後遺症が残った場合、極論すれば治療法がなくなります。つまるところ、自己治癒能力に頼るしかなくなるのです。
有効な薬も治療法もなくなるのです。
ただひたすら耐えるのみです。
どのくらい耐えれば治るのか、その前に、耐えれば治るのかさえ解かりません。
もう、一生治らないかもしれないのです。

インストラクターの指示に従ったにもかかわらず罹患した方や、罹患後医師の指示に従ったにもかかわらず後遺症を残し、何年かもの長きに渡って後遺症に苦しみ続けているダイバーは数多くいらっしゃいます。

全てのインストラクター、ガイド、医師の方々が信頼に値するとは限りません。
というより、100%信頼できるインストラクター、ガイド、医師は恐らくこの世に存在しません。
逆に言えば、100%信用できないわけでもありません。その言動の中に少なからず「嘘」「間違い」が含まれているだけです。
その中から、信用できる、信頼に足る情報をチョイスできる知識と眼力を身につけなくてはいけません。ダイビングのプロや医師の言うことに「嘘」や「間違い」が含まれている。・・・この事実を認識することです。その前提に立って情報収集に努めるのです。

どうです? 高いハードルでしょう? しかし、そのハードルを越え続けていかなくては潜水の安全性を高めてはいけないのです。

これは、罹患後の治療に関すること以前の「予防」に対する情報収集についても同様です。

上記の内容は私なり意見ではありますが、決して悪意を持って誇張したものではありません。
もし、私自身、上記のような内容を目にしていたら、もう少し予防に努めていたのではないかと言う後悔もあり、今回の投稿をしました。

皆さん、是非、安全な潜水を・・。

警鐘。

2007年08月11日 00時04分24秒 | Weblog
「当ブログの投稿に関し、管理人本人は一切責任を負いません。投稿内容に関し、ご覧になった方々ご本人の自己責任でご判断の上参考にされてください。」

先日、「潜っている方、これから潜りたい方へ。」のタイトルで投稿した。
そこでダイバーの方、ダイバーになりたい方に私なりの警鐘を鳴らしたつもりである。しかし、まず、警鐘とは受け取られていないだろう。

で、明日あたりから皆様夏期休暇に突入し、ダイバーの方々はここぞとばかりに潜られることでしょう。

幸か不幸か、このブログをご覧になったダイバーの皆さん。

いきなりで全く不親切ですが、「安全潜水を考える会」のサイトをご覧になってみてください。

その中で私は個人的には幾つか是非ご覧いただきたいモノがありますが、時間がああれば是非全てご覧になっていただきたい。

読み飛ばした事項が次回のあなたの減圧症罹患の引き金についての記載かもしれません。
事実私も、当時読んでいた潜水医学書をもう数十ページ早く読み進めていたら罹患しなかった可能性があります。
罹患していないうちに、減圧症に関し如何に正確な情報を早く習得しておくかが、予防の第一歩です。

そこで、決して全ての皆さんに当てはまりませんが、普段お世話になっているインストラクター、DSスタッフに安易に助言を求めないことです。
減圧症はある意味、ダイビング業界最大の「暗部・・・ダークサイド」のひとつです。

100%減圧症を予防することは、本人にも当然スタッフにもできません。限りなくリスクを減少させていくしかないのです。

これからダイビングを始めようとする方、始めている方に正面切ってそんなことを公表するスタッフがどれほどいるでしょうか?

ダイビングコンピューターに従っていれば大丈夫・・・。
そんなわけは無い。私も守っていました。

インストラクターの指導に従っていました・・・。
いえいえ、仮にインストラクターの指導に問題なかったとしても、なる人はなります。

因みに、私に「DAN JAPAN」の加入を薦めてくれたのはいつもお世話になっているDSのガイドの方でした。
今までの講習、ファンダイブで不幸にも罹患されたゲストやスタッフの罹患の事例を説明してくれました。
そのガイドの方も言っていました、「最終的には、よく解からないのです・・・。」・・・と。

試しに減圧症について普段お世話になっているインストラクターなり、スタッフなりに聞いてみてください。
その時、「怖~~~~ぃ。」と率直に恐怖を覚えなかった皆さん。そのスタッフは信頼に値しないと言っても過言ではありません。
減圧症の恐怖を一番知っているのはそのスタッフ本人ですし、そのリスクに毎日さらされているのはそのスタッフです。
その恐怖をゲストに隠し、「大丈夫、大丈夫・・・。平気、平気!!」などという言葉と笑顔で誤魔化そうとしたりなんかされたら間違いなくインチキです。
その前に、その恐ろしさを全く認識していない「無知」による能天気であれば「論外」です。

また、繰り返しになりますが、いくら皆様ご本人が正しい知識を身につけた上でも不幸にも罹患され、治療を望まれたりしても医療機関が休診で思うような治療が受けられない可能性もあります。

特に関東にお住まいの方、上記サイトのリンクにもある、「東京医科歯科大高気圧治療部」の休診日は要チェックです。
また、目眩を伴う場合、チャンバーに入る前に耳鼻科の診察が必要ななる場合があります。しかし、信頼に値する耳鼻科の先生を私は知りません。

また、断片的で不親切な投稿でした。
まぁ、皆さん自分の体を守れるのは自分だけです。弛まない精進を・・・。

・・・と、今日はここまで・・・。