お嬢さん乾杯！

昨夜、私の部屋に、ゴキブリがでた。
何気なく付けたテレビを見ていると、視界の隅を黒いものが横切ったような気がして、あれっ！？もしや・・・。と思ったものの、そんなはずがあるはずがない！と自分の思いを打ち消し、テレビの画面に集中しようとしたが、体調５～６センチのそれは、今度は視界のほぼ真ん中をサワサワ横切った。
もう認めざるを得ない。ほぼ1年ぶりのご対面だ。前に買っておいた撃退スプレーを持ってこようとしている間に見逃してしまった・・・。
そんな風に、見ていたテレビが「お嬢さん乾杯！」という映画だった。
中井貴一さんのお父さんの佐田啓二さん、あとは原節子さん。見てすぐわかったのはそのぐらいのものだ。私が生まれる20年ほど前の喜劇である。
どんなストーリーかは是非、観てみていただきたい。
ただ、なんとなく、「101回目のプロポーズ」が連想された。
原節子さん。小津安二郎監督の作品への出演が有名で、いままで何度となく、なんとなく目にすることがあったが、何故か今回はその美貌にハッとした。何故かはわからない。よく、和製グレタ・ガルボと称されたようでしたが、今回わたし的にはバーグマンが思い出された。
映画放送後、解説されたが、この映画の「お嬢さん乾杯！」は、カサブランカの「君の瞳に乾杯！」のパクリではないか？ということを考慮すると、私の感想も全く的外れではないようにも思う。
その後、またじっくり見たくなり、早速Amazonで注文。もう今、再度見ながらこのブログを投稿している。
普通にレンタルもできるはずだ。興味がある方は観てみて欲しい。戦後間もない日本の元祖ラブコメとでも言うのだろうか。観てみて損はないはずだ・・・。と思う。
その後、テレビ放映中、体長５～６センチのあれは、ちょうどテレビの上あたりの壁を横切っているところを発見。撃退スプレーを2度ほど噴射したところ、ポトリと床に落ち、またどこかにサワサワ逃げ去った。早く見つけなくては・・・。おそらく何かの物陰で絶命している・・・はずだ・・・。