「私は貝になりたい」

　終戦記念日の8月15日、地上波で「私は貝になりたい」が放映された。
　自分がエキストラとして、撮影に参加してから、もう5年近く経つのだろうか・・・？
　私自身も久々に観た。封切り直後映画館で観たり、DVDを購入して観たりしたときは、何か思い入れや、何かが邪魔して客観的に観られなかった感があった様だったが、今回は冷静に観られたような気がした。
とは言え、個人的には、死刑執行が決まった主人公清水氏が遺書を書き残すシーンのあの表情は何なのか？
その解釈が難しい気はする。
　ただ、映画の撮影というのは恐ろしく、時間と手間と金がかかるものだという事は今でも思い出される。
作品として、数分のシーンにリハーサルを入れれば3日間という時間、百人以上の人員や、それに付随した費用がかかっている事。コンクリートのようにガチガチに硬い地面でホフク前進をしたりと、撮影が過酷だったこと。撮影が深夜に及んだこと。いろいろ思い出された。
　とは言え、撮影終盤は、AD（確かヒルマさんという女性でしたが・・・）を中心に、言ってみれば連帯感のようなものが生まれ、スタッフの「OK！」の声に拍手がおこるようなそんな雰囲気のなかで撮影がなされた。今でも、ADに方には感謝したい気持ちと、今も活躍されているのか？気になったりする。
　また、あの時なんとなく味わった気になった旧日本兵の気持ち・・・。理不尽な上下関係や、「これは、自分が戦場に行ったら生きて帰ってこられる気がしない・・・。」と漠然と感じたこと。
　いろいろなことが思い出された。
　他、終戦記念日に因み、いろんな番組が放送される。その意味が今の視聴者にどのくらい理解されるかはわからないが、これを機会に独りでも多くの人に戦争の愚かさや、悲惨さのごく一部でも良い。感じてもらいたいものだと思う。
　
　

【ブルーノートBNLT999シリーズ】

最近、未発表のアルバムが安価で発売されたと某メルマガで知り
、【ブルーノートBNLT999シリーズ】から何枚か買ってみた。
とりあえず、「リー・モーガン」から聞いてみた。
全くあたりまえだが、50年も前の録音の音が、現代のデジタル技術で甦る。
そんなことそのものに、ほのかに感動してしまった。
未発表の音源が、何故今頃、しかも安価で発売されたかは謎だが、今後定期的に発売されるようなので、興味のある方はチェックしてみてはいかがだろうか？

はとサブレ

いきなりですが、今電車に乗っていて、ふと、隣に座っている人の左手の甲を見ると、カタカナで「ハトサブレ」と書いてあります。
そして、その彼の頭上の網棚には、しっかりとお馴染みの黄色い手提げ袋が置かれています。
お土産を買い忘れないように自分の手の甲に書いたのでしょう。
買い忘れなくって良かった。と何故か安心した気分になりました。