以下は、「MDI(Medium Dependent Interface)」をテーマとしたネットワークスペシャリスト試験・CCNA等の対策にも役立つ問題10問です(選択式・穴埋め・誤文訂正を含む構成)。
◆ MDI に関する問題(全10問)
■ 問題1
MDI(Medium Dependent Interface)は、ネットワーク機器のどの層に対応する技術か。
A. アプリケーション層
B. トランスポート層
C. データリンク層
D. 物理層
【正解】D
【解説】MDIは物理層の技術であり、ケーブルの送受信ピンの割り当てに関する定義である。
■ 問題2
MDIポートを持つネットワーク機器の例として最も適切なものはどれか。
A. スイッチ
B. ハブ
C. パソコン(NIC)
D. メディアコンバータ
【正解】C
【解説】パソコンやルータなどは通常、MDIポートで設計されており、送信ピンが1,2番、受信ピンが3,6番。
■ 問題3
MDIポートとMDIポート同士を接続する場合、何が必要になるか。
A. VLAN設定
B. クロスケーブル
C. ストレートケーブル
D. SFPモジュール
【正解】B
【解説】MDIとMDIは送受信が同じピン配置であるため、信号を交差させるクロスケーブルが必要。
■ 問題4
MDIポートが使用するRJ-45コネクタで、デフォルトの送信ピンはどれか。
A. ピン1と2
B. ピン3と6
C. ピン4と5
D. ピン7と8
【正解】A
【解説】MDIは送信データをピン1(送信+)とピン2(送信−)に出力する。
■ 問題5
MDIポートとMDI-Xポートの組み合わせで接続する場合、必要なケーブルはどれか。
A. クロスケーブル
B. ストレートケーブル
C. 同軸ケーブル
D. 光ファイバケーブル
【正解】B
【解説】送受信ピンの配置が逆になるため、ストレートケーブルで適切に通信できる。
■ 問題6(穴埋め)
MDIとは、ネットワーク機器における物理的な**送受信ピン配置の__________**を定義したものである。
→ 規格
■ 問題7(穴埋め)
MDIポートを持つ機器同士の接続には通常__________ケーブルが必要である。
→ クロス
■ 問題8(誤文訂正)
誤:MDIは通信の暗号化方式を定義する技術である。
→ 正:MDIは物理層における送受信ピンの割り当てを定義する技術である。
■ 問題9(誤文訂正)
誤:MDIポートを持つスイッチ同士は必ずストレートケーブルで接続する。
→ 正:MDIポート同士の接続にはクロスケーブルが必要である。
■ 問題10
次のうち、MDIポートの役割として誤っているものはどれか。
A. 送信データをピン1と2で出力する
B. 自動で送受信ピンを切り替える
C. 物理層における接続仕様を定める
D. 通常はストレートケーブルでMDI-Xと接続できる
【正解】B
【解説】送受信ピンの自動切替は「Automatic MDI/MDI-X」の機能であり、MDIそのものの仕様ではない。
必要に応じて、RJ-45ピンアサインの図解や、MDIとMDI-Xの歴史的背景や混在時の注意点なども追加で解説できます。希望があればお知らせください。