32 戦後日本の文化状況 -12-(完)
■まとめと考察
⑶ 各文化の状況 2/2 ~実物コピー2/2 + まとめ表~
【日本文教】
【清水書院】
【教育出版】・【学び舎】 記述無し
■まとめ表
1 「各文化」の描き方
●戦後の各文化の状況をおおむね描いている。 → 〇 育鵬社、自由社、東京書籍、帝国書院。
●上記について、ほとんど、あるいは、まったく描いていない。 → ✖ 教育出版、日本文教、清水書院、学び舎。
※4社対4社の極端な違いがあるが、少なくとも、最低限、《戦後の急速な”国際化”の進展の中での、日本文化のありよう》については、中学生に教えるべきだろう。
歴史学における《現代の状況を、因果関係を含めて(=歴史的に)認識・理解する》という実用的側面からすれば、「戦後の文化的状況」を無視するわけにはいかない。
(※「文化」のもっとも重要で簡単な広義の定義は、「社会的習慣」だろう。人類世界の歴史的産業構造の変化を、「重要度」ではなく「就業人口の割合」でみると、「生きる」ための第1次産業(=農林漁業文化)から、第2次産業へその比重が移り、さらに、先進国であればあるほど、第3次産業の割合が圧倒的に多くなっている。
3次産業になると、もう「生きる」ためという目的を脱して、「豊かさ」や「楽しみ」を求めるための産業だ。そこでは、例えば、音楽・文学・スポーツ・映像文化などの「狭義の各文化」がかなりの役割を果たしている。また、「食文化」でさえも、もう「生きる」ためではなく、「健康」や「楽しみ」を求めるものになっている。)
~次回から、「33 戦後日本の国家安全保障に関する状況」の描き方 ~
<全リンク⇒1へ> <31戦後政治 675・676・677・678 /32戦後文化 実物コピー679・680・681・⑴生活文化682・683・684/⑵メディア685・686・687・688/⑶各文化689・690(32:完)/33国家安全保障691・>
・著者:松永正紀 教育評論家 /h22年度 唐津市・玄海町:小中学校校長会長》※記事の不備等に関するお願い…《ブログ「やおよろずの神々の棲む国で」の記事》が原典。他に2つのサイトに同時に投稿中。不備等の後日修正は原典のみで実施中ですが、事情により原典ブログではコメント機能を止めています。ブログの内容に疑問がある場合は、投稿中の2つのサイト<AまたはB >へのコメントで教えてください。