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◎残飯厳禁カフェ開く お残しは許しまへんday

2012年05月20日 | その他文化ニュース
 経済・経営・法学部の学生10人が、食料廃棄についての問題を啓発するイベント「お残しは許しまへんday」を19日から2日間、ギャラリー神戸天昇堂(神戸市中央区)で開いた。カフェ形式で開催されたこの「お残し厳禁」のイベントには、2日間で50人を超える学生や地域住民が来店した。【5月20日 神戸大NEWSNET=UNN】

 1皿500円のランチメニューとコーヒー、デザート類を販売。店内各所には食料廃棄に関するポスターが貼られ、客にはそれらをまとめた資料が配られた。また、メニューの種類をシンプルにしたり、事前に客自身がオーダーを書き、嫌いな食材や好みの味付けをチェックするシステムを導入したりするなど「お残し」を出さないようにする工夫が随所で見られた。

 この取り組みのきっかけとなったのは、店長の玉田紗代子さん(経済・4年)が、昨年12月に開催された社会問題を考えるイベント「WorldShift KOBE」で「日本の食料廃棄率は世界一」と知ったことだ。もともと「カフェを持ちたい」という夢があり、高校生の頃から飲食業のアルバイトに就いていたという玉田さんは、「カフェ形式の店で食料廃棄の問題を解決できたら」と企画した。

 「壁の資料や配布資料を熱心に読むお客さんの姿が印象に残った」という玉田さん。近隣住民が思ったよりよく入ったことに対し、手ごたえを感じているそうだ。「まだ集客目標には到達できなかったが、11月頃に再びカフェを計画しているので、次回にそれを取り返したい」と意欲を語った。

 ハンバーグとオムレツのセットを頼んだという経営学部の男子学生は「とてもおいしかったので、残そうとも思うことなく完食できた」と満足げだった。(記者=鈴木太郎)

【写真上】選択制のランチメニュー(5月20日・神戸天昇堂で 撮影=片山孝章)
【写真下】運営メンバーの様子(5月20日・神戸天昇堂で 撮影=片山孝章)

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