演劇研究会はちの巣座による28期生卒業公演「太陽 THE SUN」(脚本・前田知大、演出・山野の)が26日から28日にかけて、ピッコロシアター(兵庫県尼崎市)にて行われた。先週公演された「ピラカタ・ノート」に続く、はちの巣座初の2週連続公演。今回は3、4年生を中心とした公演となった。観客はみなその演技に魅了されたようであった。【12月31日 神戸大NEWSNET=UNN】
舞台は、優れた頭脳と健康な体を持つが、太陽の光を浴びることができない「ノクス」と、普通の人間である「キュリオ」の2つの人種が対立する世界。その中で「キュリオ」と「ノクス」の間で葛藤する「キュリオ」の2人の青年を描いたヒューマンドラマ。非日常の設定の中で、人間の本質を問うSFに仕上がった。ところどころでは軽妙な掛け合いで観客から笑いも起こっていた。その一方、クライマックスでは皆、熱心に舞台の行く末を見つめていた。
はちの巣座にとって初となった2週連続公演。しかし、練習場所に関する苦労などは特になく、計画がうまくいっているように見受けられた。苦労したところについて「本番と同じ舞台でほとんど練習ができなかったこと」と今回演出と役者の2役を務めた山野の、こと山野翔太さん(経済・4年)は話す。SFの作品であるために、客席と舞台を少し離すなどの工夫が行われたそう。「見た人によって、一人ひとりが自分の中で何かを感じてもらえれば」と観客への思いも口にした。(記者=高橋和弘)
【写真上下】「太陽 THE SUN」の一幕(12月27日・尼崎ピッコロシアターにて 撮影=高橋和弘)
舞台は、優れた頭脳と健康な体を持つが、太陽の光を浴びることができない「ノクス」と、普通の人間である「キュリオ」の2つの人種が対立する世界。その中で「キュリオ」と「ノクス」の間で葛藤する「キュリオ」の2人の青年を描いたヒューマンドラマ。非日常の設定の中で、人間の本質を問うSFに仕上がった。ところどころでは軽妙な掛け合いで観客から笑いも起こっていた。その一方、クライマックスでは皆、熱心に舞台の行く末を見つめていた。
はちの巣座にとって初となった2週連続公演。しかし、練習場所に関する苦労などは特になく、計画がうまくいっているように見受けられた。苦労したところについて「本番と同じ舞台でほとんど練習ができなかったこと」と今回演出と役者の2役を務めた山野の、こと山野翔太さん(経済・4年)は話す。SFの作品であるために、客席と舞台を少し離すなどの工夫が行われたそう。「見た人によって、一人ひとりが自分の中で何かを感じてもらえれば」と観客への思いも口にした。(記者=高橋和弘)
【写真上下】「太陽 THE SUN」の一幕(12月27日・尼崎ピッコロシアターにて 撮影=高橋和弘)