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◎第40回厳夜祭 夜間生獲得に奔走 実行委員苦闘の日々

2013年10月01日 | 六甲祭・厳夜祭
 夜間生向けとして始まった厳夜祭は今年で40周年を迎える。現在日本で唯一のオールナイト学園祭となっている。【10月1日 神戸大NEWSNET=UNN】

 普段使っているキャンパスが、間接照明に照らされ大人の空間となる。教室はしゃれたジャズバーや怪しげなコスプレ喫茶などに様変わりする。学生と地域の人々が入り混じり、飲めや踊れやのどんちゃん騒ぎをしているところもあれば、しみじみ飲んでいるところもある。夜明けとともにラジオ体操で締めくくり。いつもと違う学校を体験できる厳夜祭を楽しみにしている人は多いだろう。

 2006年に夜間主コースの募集が廃止されてから、厳夜祭は存続の危機にある。毎年開催できるのは、実行委員会の奮闘のおかげだ。昨年はついに夜間生が実行委員会からいなくなり、学校側からの風当たりは更に強くなった。昨年実行委員長を務めた関本龍志さん(法・3年)は、今年の開催のために、なんとか夜間生に委員会に入ってもらおうと、夜間授業の教室の前で張り込みをした。結果夜間生に会うことはできなかったが、先輩を通してコンタクトを取り、委員会に入ってもらうことができた。

 「近所の飲み屋のおじさんは、夜なら仕事が終わってから行けると言ってくれる。昼間の六甲祭には行けない地域の人々と交流できる場を守りたい」と厳夜祭の意義を説く。

 実行委員は15人ほどしかおらず、当日は大忙しだ。来場客が無茶をしないように常にパトロールに回り、お酒を楽しむ余裕はない。何が実行委員の楽しみか聞くと、「自分の企画の実現を横目で見るとき」だそうだ。自分が提案したペロペロキャンディ早舐め競争が行われているのを見たとき、やっていて良かったと感じたという。

 今年の厳夜祭は、11月2日の夜から3日の朝にかけて行われる。スローガンは、「いつやるの?夜でしょ!」。「みんなが楽しめるお祭りにしたいので、来場者のみなさんにはルールを守ってほしい」と関本さんは期待を込めた。(記者=井沼睦)
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