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◎芝居の楽しさを知る晴れ舞台 自由劇場新人公演

2009年09月15日 | 公演・演劇・展示
 神戸大演劇部自由劇場の2009年度新人公演「髑髏(どくろ)城の七人-アカドクロ-」(作:中島かずき(劇団☆新感線)/演出:かん)が9月12日、13日に国際文化学部大講義室D300(シアター300)で行われた。役者全員を初舞台となる1年生が務め、はつらつとした演技を披露した。公演が終わると満員の会場からは惜しみない拍手が送られた。【9月15日 神戸大NEWS NET=UNN】

 千秋楽となる13日の公演を終えカーテンコールに答える1年生らには笑顔があふれていた。「感動しました」と蘭兵衛(らんべえ)役の村上千佳さん(親和女子大・1年)は初めての芝居の感想を話した。

 新人公演は役者を1年生、音響などの裏方を2年生が担当した。役を演じる1年生はほとんど全員が未経験者。練習は7月の終わりごろから始まり夏休み中はほぼ毎日、朝から晩まで行った。「プレッシャーを感じることもあった。セリフを覚えるのが大変でした」と主役の捨之介を演じた藤本航さん(経営・1年)は公演までの苦労を話す。あいさつや演技に関して2年生からは厳しい言葉をかけられることも多かったという。

 公演では時代劇風の衣装を身にまとった1年生らが時にはコミカルに時には真剣な表情でそれぞれの役を演じた。演出を担当した新井佳奈さん(文・2年)は「厳しいことを言ったのに、よくついてきてくれた。1年生たちには芝居が楽しいと感じてくれたら」と後輩らの晴れ舞台に満足そうに話していた。

 「お客さんとの一体感があり、楽しかった。みんなでもう一回したい」(藤本さん)。観客らだけでなく初舞台となった新人らも芝居の楽しさを感じていたようだ。(記者=松本尚也)


【写真】千秋楽を終え笑顔で観客からの拍手に答える一年生ら(9月13日・国際文化学部大講義室D300で 撮影=松本尚也)

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