◎新入生迎え作品発表 放送委員会第32回上映会

　放送委員会による第32回作品上映会「字のない辞書」が19と20日、出光佐三記念六甲台講堂にて行われた。毎年行われている、新入生歓迎の意も込められた作品上映会。OP・EDも含め計15作品が上映された。【4月21日　神戸大NEWS NET＝ＵＮＮ】

　毎年、この時期に行われる作品上映会。今年も新入生を迎えての上映が行われた。上映されたのは15作品。ケンタッキーのロゴをモチーフにした作品から映像を使わず音声のみの演出をした作品まで様々な作品が披露された。また、作品の合間にはアイキャッチをいれるなど聴衆を意識したような工夫が見られた。

　今回の上映作品の中で一番の長編となったのが「クイズ＄ムリオネア」。前中後の3編に分けて展開され、観客の目をひいた。フジテレビのクイズ番組「クイズ＄ミリオネア」のパロディ作品で、3人の挑戦者が出題者が出題する問題に解答していった。「センター試験国語で著作が出題されたことがない作家は誰」などといった難問も出され、聴衆は一緒になって問題を考えて楽しんでいた。

　今回、プロデューサーを務めたのは河崎素乃美さん（工・2年）。プロデューサーは初めてで、「作品によって長さが違うし、上映の順番を決めるのに悩んだ」と苦労を語る。しかし、「（終了後に）出てきた時、おもしろかったと言ってもらえてうれしかった」と充実感も口にしていた。


【写真】開始前に司会のあいさつをする部員（4月19日・出光佐三記念六甲台講堂で　撮影＝高橋和弘）