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◎アングラな世界にようこそ はちの巣座新歓公演

2013年04月19日 | 公演・演劇・展示
 演劇研究会はちの巣座の第141回公演「メザスヒカリノサキニアルモノ若しくはパラダイス」(脚本・松本大洋、演出・ピア忠)が、14日から17日にかけてシアター300で行われた。新歓公演となった今回は、インパクトのある演出を重視。シアターの前列に招待された新入生は、一味違う大学の演劇に見入っていた。【4月19日 神戸大NEWS NET=UNN】

 物語は4人のトラック運転手の薄汚れた日常を描いたもの。ある時は酒場で、ある時はそれぞれの家庭で、そしてまたある時は夢の中で。場面は脈絡なく移り変わり、破天荒な掛け合いが繰り広げられる。「内容は意味不明でも、とにかく芝居って楽しいんだなと感じてもらいたかった」。演出を務めたピア忠こと岩見崇広さん(文・3年)はそう語る。掛け合いの中で役者の個性を全面に引き出し、照明や字幕テロップを効果的に使うなど工夫も光った。また、「自分が新入生の時に一番すごいと思ったから」と1人2役を採用。場面ごとのインパクトのある演出が、観客を飽きさせなかった。



 公演後のアンケートには、役者の掛け合いが印象に残ったという声が多く書かれていたという。「ぶっ飛んだアングラな話が新入生にはちょうど良かったかな」と岩見さんは笑みを浮かべた。しかし、千秋楽を見に来た新入生の男子は「内容がいまいちわからなかった」と困惑した様子で話すなど、作品自体の評価は様々だった。(記者=田中謙太郎) 


【写真上】劇中の一幕
【写真下】千秋楽での演者らによる舞台あいさつ(いずれも4月17日・シアター300で 撮影=田中謙太郎)

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