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◎薄氷の5連覇 第36回硬式野球神京戦

2009年07月14日 | 野球・ソフト
 第36回硬式野球神京戦が7月12日、京大吉田グラウンドで行われた。神戸大は2点を追う3回に敵失などで4点を連取し逆転。その後は2番手の大岡(発達・2年)がリードを守りきり、8-7で勝利した。これで対戦成績は19勝16敗1分けとなった。【7月13日 神戸大NEWS NET=UNN】

 最後のバッターの打球が、中堅手・木下(発達・4年)のグローブに収まる。手を取り合って喜ぶ神戸大の選手ら。「うれしいです」。主将の真田(国文・3年)は、3時間にも及ぶ激闘の末の勝利に安どした。

 序盤から試合は荒れた。3回までで両チーム合わせて11得点。失策が続出する守乱戦。3回に神戸大があげた4点も、うち2点は敵失と相手投手の暴投によるものだった。

 長引く試合を締めたのは、神戸大の若き左腕、大岡だった。先発の伊勢本(工・4年)が2点のリードをあっさりと逆転され、なおも一死2、3塁のピンチを迎えていた2回に登板。「やることは相手を抑えるという1つだけ」。暴投で1点を許すものの、後続は2者連続三振。窮地を脱した。
 その後の投球は、お世辞にも安定していたとはいえない。与えた四球は6。それでも要所を抑え、京大に勢いを与えず。巧みな変化球でリードを守りきり、最優秀選手賞に輝いた。受賞に関して、大岡は「個人の賞をもらえるのは全然ないことなんで、めっちゃうれしい」と素直に喜んだ。

 これで神京戦は5連覇となったが、決して満足できる試合内容ではなかった。特に、春季リーグ終了後に引退した元正捕手の中田の穴は「思ってた以上に大きい」(中村監督)。この日の失点も、主な原因はランナーに易々と盗塁を許したこと。捕手の育成は急務だ。西垣(農・3年)と石浜(発達・3年)が正捕手の座を争うが、「いずれにせよキャッチ、スロー(の練習)に専念させないと」と中村監督。打撃練習をなくしてでも、捕手としての基本をたたきこむ必要がある。
 秋季リーグに向けたスタートの試合として、勝てたことの意味は大きい。しかし同時に、久々の実戦で見つかった課題もまた大きい。(記者=浅井淳平)

●第36回硬式野球神京戦(7月12日・京大吉田グラウンド)
神戸大 204 020 000 =8
京 大 311 002 000 =7

【神戸大】伊勢本、○大岡-西垣、石浜
【京 大】●山敷、安土-表

【写真下】賞状を受け取る真田(中)と副将の金川(右・発達・4年)(7月12日・京大吉田グラウンドで 撮影=原尚吾)

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