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◎9クルーズを救え 経営学部ゼミ生が支援活動

2009年09月24日 | 社会活動
 野球の関西独立リーグに所属し、経営難が続いている「神戸9クルーズ」をサポートするため、経営学部の小川進教授のゼミ生10人が立ち上がった。9月18日から21日まで、西神中央のショッピングモール「プレンティ一番館」前で、チケットの販売や署名活動を行った。【9月24日 神戸大NEWS NET=UNN】

 普段は主にマーケティングについて研究している小川ゼミ。今回の企画が持ち上がったのは今年の6月だった。メディアを通じて、9クルーズの経営難を知った学生らが考えた。「大学で習ったことをアウトプットし、地域に基づいた活動をしたかった」とメンバーは口をそろえる。
 当初は学生らのみで活動を行っていたが、9クルーズに話を持ちかけたところ、提携を快諾された。プレンティの協力や9クルーズを応援するアーティストがコンサートを行うなど、活動を続けるうちに協力する人が増えた。
 4日間で売れたチケットは60枚強。9クルーズへの支援を求めるため、神戸市長宛てに提出する予定の署名は169人分が集まった。西神中央の自治会にも学生らが作成したフライヤーを配布した。
 リーダーを務めた時松麻里子さん(経営・3年)は「自分たちで一からやったことが自信になった。いろんな人のおかげでここまで来れた」と振り返った。夏休みの間もほとんどの時間を活動に費やしたという。失敗の度に議論を重ね、衝突することもあったが、かえって学生らの絆は深まった。
 22日の試合当日にも、スカイマークスタジアムでグッズの引渡しなどのサポートや試合中にタオルを使ったパフォーマンスを行った。試合は0-8で9クルーズが負けたが、1600人を超える観客が集まった。「観客の方に喜んでいただけたのが良かった」と時松さんは話した。(記者=伊崎春樹)

【写真】買い物客に呼びかける学生ら。(9月21日・西区糀台5「プレンティ一番館」前で 撮影=伊崎春樹)


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