◎深江丸今年も炎天下進む 深江祭2日目

　海事科学部の祭りである深江祭の2日目が26日、深江キャンパスで開催された。2日目は恒例の練習船「深江丸」乗船会が3回に分けて開催され、チケット配布に長蛇の列ができたほか、芸人「TKO」など3組が訪れた。また昨年以上に気温が上がった会場内では、10円で紙コップ1杯分の麦茶が販売されるなど、各店舗での工夫が見られた。【5月29日　神戸大NEWSNET＝ＵＮＮ】

　正午には30度に迫る気温となった会場では、模擬店を運営する学生が10円で冷えた麦茶を歩き売りしたり、再三スタッフから熱中症への注意が呼びかけられた。そんな中、恒例の深江丸乗船会のチケット配布には乗船1時間前から親子連れを中心に長蛇の列ができ、年に1度の乗船体験を待つ姿が見られた。列に並んだ男の子の母親は「これだけ暑いと、（販売されている）ビールを飲んでもすぐ汗になりそう」と話した。



　乗船会では、キャンパス内の港から出航し、およそ1時間半遊覧。船長ほか深江丸のスタッフが船内の設備について解説したほか、海事科学部の学生も参加者と交流した。また、乗船中には希望者による操縦体験も行われ、普段は体験できない水上での操作感を楽しんだ。

　操縦を体験した男の子は「船は大きいけど舵は小さくてびっくりした。操縦している人がかっこよかった」と満足した様子だった。（記者＝片山孝章）







【写真上】深江丸操縦体験の様子（5月26日・深江丸船上で　撮影＝片山孝章）
【写真下】深江丸の乗船チケット配布コーナーに長蛇の列（5月26日・深江キャンパスで　撮影＝片山孝章）