またまた「スゴイ製品」が出てくる。
けどね、
10月を待たなくても、横浜へ行かなくても、
これぐらいのことは簡単に調べられる。
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これまでの劇的な皮膚での効果を、今度は体内に応用します。それは高齢化を遅らせ若々しく寿命を延ばす、老化の源を対象とする製品の開発に、同じ技術が使われます。
体の細胞の中で、ミトコンドリアと呼ばれる小さな器官は、細胞のエネルギーを作り出す重要な役割を持っています。細胞の発電所と言えるもので、これが年をとると機能が低下し、体力の衰えや活力がなくなり、疲労回復が遅くなる原因です。
この秘密を解き明かした技術は、老化防止の究極の答えです。
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きわめて順当な説明だけど、今頃こんな話をしてるのか。
ニュートンで、ミトコンドリアのATP合成をこのように書いている。
「ミトコンドリアでATP合成を進めるためには,水素イオンをミトコンドリアマトリックスからくみだすために使われた電子を,最終的に受け取るものが必要となる。その役割を担うのが酸素である。酸素は,電子と水素イオンと反応して水となる。また,栄養素を分解する過程では,二酸化炭素が排出される。結局,細胞は,食事で得た栄養素と呼吸で得た酸素を使ってエネルギーを生みだし,二酸化炭素を排出していることになる。」ニュートン2009年2月号 |
栄養と代謝のサイクル
CoQ10とかNADHは、肌のダメージケア特許で老化の説明に出てくる。だからミトコンドリアとエネルギー産生の説明は、特別目新しいものではない。昔はアメリカと日本の情報タイムラグは価値があったが、今は日本の田舎でさえ情報が手に入る。仰々しく10月に発表される内容は、大筋こんなところだ。
それを、
「これから発表される前例のない情報で、今はネットワークを構築し、ビジネス基盤を強化するのです。さあ、煽りまくって人を集め、バンバンLOIを出させて代理店を作りましょう。今がチャンスです。」
とやるわけだ。
残念ながら、そんな働きを持つサプリメントはとっくに他社から出ている。百歩ゆずって、すごい商品だとしよう。いや新製品だって悪くはない。問題は日本とアメリカの製品は同じなのか。そしてそれが売上げになって、収入が増えるのか。ここが大事だ。
商取引において事実と異なる断定的表現は法律に反する。それ以前に人道的に問題だ。「絶対スゴクなるから」って、一年前も過去にも数度同じ事をやってて、売上げ下がりっぱなしだ。去年genLOCであおりまくった人たちは、すごくない結果がハッキリとわかるはず。何しろ、ニューヨーク証券取引所に上場している企業が、否定しようのない公式な売上高と予測を発表しているからね。
すごいことになるって、また今年もやるのかね?
それを違法行為と知ってのことだろうか。