2月2日、ニュースキンエンタープライジズは2010年の売上げを発表した。
それによると、世界売上げの合計は15億3730万ドル（日本円で1260億円）で、前年比＋15.5％と好調だった。
ageLOC（日本ではgenLOC）スキンケアシリーズが功を奏し、特に韓国では＋35.8％と大幅に伸びている。また各国の通貨がドル安基調だったことも影響している。
大幅に伸びた韓国とは反対に、日本では－4.4％と新製品投入の効果はなかった。2003年から毎年売上げが減り続け、八期連続減収となる。期待の新製品が不発に終わって、よりインパクトのある新製品が出ない限り、今期以降もマイナス基調が続くと見られる。ただし円高のため、日本の売上げはドルベースで+2.06％と増収になっているので、米本社での危機感はそれほどでもないかもしれない。
また本国アメリカでも－3.0％と減収になっている。日米の先進国では、「競合他社との優位性がほとんどない」と消費者は厳しく評価しているようだ。本当に実力ある製品なら、先進国でこそ評価され、売上げが増えるに違いない。