傍観者の独り言・戯言

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STAP細胞事件:理研のSTAP細胞実証実験の結論について(雑感)

2016-02-06 08:17:06 | 雑感

STAP細胞事件は、小保方晴子氏の手記【あの日】発刊後、一部メディアで笹井副センター長未亡人が「主人(笹井副センター長)は、STAP現象はあると信じてた」発言を紹介しています。
理研の調査委員会は、実証実験の結果「STAP細胞は存在せず、ES細胞が混入した可能性大」の結論を持って、小保方晴子氏を「不正研究」「STAP細胞捏造主犯」として処罰して、STAP細胞事件を幕引きしましたが、故笹井副センター長の「STAP現象はある」発言を、関係者はどのように受け止めるの聞きたいですね。

当方は、STAP細胞云々を語る資質はないが、駆け出し研究者が不正研究、、実験材料すり替え実験捏造を組織、専門家の世界で騙し続けることが出来ると思ったのか素朴な疑問があり、ブログ「Electronic Journal」を通読して、理研の調査委員会の結論に疑問を持ち続けていました。
故笹井副センター長が、会見で“「論文撤回したほうが良いが、STAP現象はある」”発言を記憶しており、笹井副センター長未亡人の発言には違和感がなく、むしろ、調査委員会の結論に懐疑的になりましたね。

ブログ「Electronic Journal」の『「小保方検証実験で成果は出ている」(EJ第4086号)』(2015年07月29日)、『「故笹井氏の指摘を無視する調査委」(EJ第4087号)』(2015年07月30日)、『「笹井芳樹氏自殺には3原因がある」(EJ第4088号)』(2015年07月31日)を再読し、理研の調査委員会の結論に疑問を持ち、笹井副センター長は小保方晴子氏の未熟さの後処理に苦悩したが、理研内に蝕む政治力に追い込まれ苦悶したと思いましたね。

ブログ「Electronic Journal」様は、
“「小保方氏が検証実験に失敗したしとは必ずしもいえないのです。確かに幹細胞化もキメラマウスも
できなかったけれども、STAP現象自体はきちんと確認できているからです
。」”と、検証実験で小保方晴子氏の役割分担を記述し、

“「故笹井芳樹氏は、「STAP細胞へのES細胞の混入はあり得ない」として、次の3つを上げています。彼は、もしES細胞が混入されていれば目視で判断できるといっているのです。
─────────────────────────────
1.STAP細胞はES細胞より小型で、核も小さく、細胞質がほとんどない特殊な細胞で見分けが可能である。
2.遺伝子発現パターンの詳細解析においても、STAP細胞はES細胞や他の幹細胞とは一致することはない。
3.ES細胞は増殖能力が高く、個々の細胞からでも培養できるが、STAP細胞は分散すると死んで増えない。
─────────────────────────────
 記者に笹井氏のいうこれらの「STAP細胞がないと説明がつかない」現象をどう思うかと質問されたとき、桂勲調査委員長は「それは今回の調査の対象ではない」といって、スルーしています。それでいて、「STAP細胞は最初から存在しない」と断言しているのです
。」”
  
とし、笹井笹井副センター長の自殺の起因として

“「1.自分が手がけたSTAP細胞論文が不正と認定され、論文の撤回を余儀なくされたことである。
  2.6月12日に発表された理研の「研究不正再発防止のための改革委員会」の提言の内容である。
  3.7月27日放送のNHKスペシャルによって、学者としての能力に疑問符が付いたことである
。」”

と記述しています。

週刊文春」(2月11日号)では、小保方晴子氏が手記【あの日】で、STAP細胞事件の首謀者として名指しで批判した若山照彦・山梨大学教授について、手記発売の翌朝、小誌(週刊文春)は若山教授夫妻に接触し、若山教授は“「あれは調査委員会でもう終わったことですので・・・」”と応答し、同行の若山教授の妻が、ノーコメントでお願いしますとし、小保方晴子氏の人間性をコメント。

そして、「週刊文春」が手記【あの日】に、小保方晴子氏が若山教授に、“「私にもキメラマウス作製の胚操作を教えてください」”の申出に、若山教授が“「小保方さんが自分でできるようになったら、もう僕のことを必要としてくなくなって、どこかに行っちゃうかもしれないから、ヤダ。といたずらっぽくおっしゃった」”記述の問いに、若山教授の妻は一笑に付す。

“「あれは笑ってしまいましたけど、(若山氏は)みんなに自分でやれるように教えていたので絶対に違うと思いますよ。妄想が爆発してしまっている感じがします。(理研関係者とは)『それこそフィクションなんだろうね』と話しています。真に受けてはいないです」“

と記述し、科学部記者の解説し、多様性の証明に第1、第2段階は小保方晴子氏が担当し、第3段階は若山教授担当で、ES細胞は第3段階でしか混入されようもないというものだと解説し、理研の丹羽仁志氏の再現できた話も、理研調査報告書では認識できなかったと記述し、小保方晴子氏の科学者として資質問題と記述していました。

若山照彦・山梨大学教授の見解を、教授の妻が代弁していますが、手記【あの日】とは、相反する内容ですが、若山教授の1面と「週刊文春」の力量の1面を見る思いです。

市井の人の「Electronic Journal」様の見解・推察は、凡庸な当方には波長が合い、STAP細胞事件は、科学の世界の話ではなく、社会に潜在する守旧体質・組織内政治力・人間の欲が働いた異次元の世界を垣間見したと思うこの頃ですね。




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