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海に帰りたい~@″
 

ルナリアンとガニメアン

2011年07月10日 | 読書
J・P・ホーガンの懐かしい「ガニメデの巨人」シリーズ、
第1段
「星を継ぐもの」
もしかしたら、30年ぶり?かも。

なぁんとなく覚えていて、結末も、途中で思い出したりするのだが、
それより何より
1980年辺りから2000年以降を想像するのは、
2011年の現在から、2030年、2040年……いや、2050年を想像するよりも遠いことだったと思う。
先ず、驚くのは

煙草!

決定的瞬間ごとに、科学者達が一斉に煙草をくわえて煙を燻らす。

アポロ月面着陸の瞬間、NASAのコントロール室が煙草の煙でいぶされたことを思えば、それは当然なのだけれど
まさか、
ここまで、煙草が駆逐されるとは……。

そして、
うふふ…。

2030年までに月旅行は旅行代理店で予約可能な……ことには、ならないみたいし、
定期便の運行予定も立たないだろうけれど

古めかしい日本語訳も(女流科学者)、読みづらいけれど

シリーズを、もう一度辿りたくなりました。



古生代デボン紀に海で発生した背骨を持った魚から
脊椎動物が進化していき……
から、
「もともとこれは上体が水平に置かれた動物に適した構造」で
「直立の姿勢には不向き」だから、
「人間の姿は到底完成されたものとは言えない」までの
進化の説明に惚れ惚れ……
これはきっと30年前に、私の中に刷り込まれ
深く深く根付いているなぁ。