goo blog サービス終了のお知らせ 

岸田政権に何ができる?

参議院選挙までに、成果が出せるか?
コロナの次の波は来るのか?
全てがそれで決まりそう??

被災の中から

2011-05-17 | 社会
私も、小学2年の時、伊豆で被災した。
あれは、狩野川台風の時だった。家の前の小さな川が氾濫し、床下まで水が来た時、父が私を背負い、濁流の中を逃げたが、すぐに流され、気づいた時は、知り合いの家で寝かされていた。
 翌日には、台風一過、よく晴れたが、家の前は瓦礫の海となって、あんな小さな川がこれ程のものを運んでくるのかと、子供心に信じられなかった。記憶としては、その後、学校から、教科書と靴を貰ったような気がする。
 私の場合は、父母が健在だったので、貧乏なりに、大学まで出させてもらったことは、感謝している。
 小学校時代、伊豆の寒村で、昭和30年代だったが、海岸で遊んだり、山を歩き回ったり、それなりに楽しかったので、被災したという認識は無かった。しかし、先日の大震災の濁流を見ていたら、私自身が濁流で父の背中にしがみ付いていた時の記憶が蘇って来た。
 
 私の場合、教科書しかなかった小学生時代、勉強するしかなかった、というより、本を読むしかなかった。今でも、先生が貸してくれた”シートン動物記”が、初めて読んだ本として、思い出される。
 勉強とは、読書力を付けることではないかと思う。今だから!!