日本四人将棋連盟

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左玉の現状と将来性

2021年09月03日 | コラム
数年前「ioru流」が生まれた。


その斬新なフォルム、発想は四人将棋界に革命をもたらした。
ioru流から「右玉」「土竜右玉」「あるきびと流」に派生。これらをまとめて「右玉」という。
最初は「ふざけた指し方」「実用的でない」といった声も見受けられたが、日に日に評価を上げ、
今となっては「右玉」はなくてはならない存在になった。
B級戦法からS級戦法に成り上がったのである。

そんななか一部のプレイヤーから注目を集める戦法がある。
「左玉」である。「右玉」があるなら「左玉」があっても不思議ではない。
しかし現実は厳しいようだ。

四人将棋は基本的に下家(右側)を攻めるゲーム。つまり左側から攻撃が来る。
右玉はその戦火から逃げるように王様が進軍するが、
左玉は戦火に王様自ら突っ込むようなもので、はっきり言えば自殺行為である。
実践的ではない、少なくとも現状は。

というのもそもそも「右玉」自体が最初はB級戦法だったのだ。
「左玉」も右玉と同じように安全に組める戦術が確立されるかもしれない。
そうして、成り上がるかもしれない。
今後の動向に注目だ。

大池正康(@JYSL14_grz
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