日本四人将棋連盟

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第74期雷帝戦七番勝負特集

2020年08月31日 | コラム
まもなく、第74期雷帝戦七番勝負が始まります。
そこで、今年就職して状況が一変したはずなのに、新型コロナの影響で休まされまくり、8/17(月)に国内歴代最高気温タイの41.1℃を記録した浜松市中区で生まれ育って地元で働く私、副会長の高城亜樹が第74期棋帝戦、第74期竜帝戦に続き、インタビューさせていただきました!!

まずは、予選A卓1位通過のあるきびと四段です!
前々期雷帝として復位目指して頑張って頂きたいです。

高城「まずは、予選全5局の自身の内容についてはどうでしょうか?」
「三人攻撃の明確な定義が必要だと改めて思った」
高城「では、第74期雷帝戦への意気込みをお願いします。」
「結果よりも理念を重視したガチ合理主義でいく。」

続いて、予選B卓1位通過の中司晃貴六冠です!絶対王者もこのタイトルは挑戦者です。全冠再独占に期待がかかります。

高城「まずは、予選全5局の自身の内容についてはどうでしょうか?」
中司「苦しい局面もありましたが、全体的に見ると自分らしい内容で勝つことが出来たかなと思います。」

高城「では、第74期雷帝戦への意気込みをお願いします。」
中司「七冠王復位目指して頑張ります。」

【追記 9/2】中司六冠は第74期竜帝戦にて竜帝を失冠し、五冠に後退しました。

続いて、予選プレーオフ通過のやきそば初段です!
タイトル戦本戦出場は初めてですが、3人の雷帝経験者に負けずに頑張って頂きたいです。

高城「まずは、予選自卓全5局とプレーオフの自身の内容についてはどうでしょうか?」
やきそば「予選では詰み逃しなど、勝ち切れない将棋が多かったため反省しています。一方POでは自分らしい対局ができました。」

高城「では、第74期雷帝戦への意気込みをお願いします。」
やきそば「強い方々と対局する貴重な機会を得ました。出るからには雷帝奪取が目標ですが、まずは一局一局に真摯に向き合い、シリーズを通して良い経験ができればと思います。」

そして、このタイトルではあの絶対王者に勝っている、日本四人将棋連盟会長の岸亜双雷帝です。絶対王者に負けずに防衛して欲しいものです。

高城「まずは、岸亜双さんにとって雷帝とは?」
岸亜双「ホームです。ここは自分の居場所だと思っています!」

高城「では、第74期雷帝戦への意気込みをお願いします。」
岸亜双「序盤の挟擊ゼロを目指します。確実に順位アップし、防衛します!」

四者四様に気合いは十分。
第74期雷帝戦七番勝負は近日開幕です。

第8回棋士総会の報告

2020年08月30日 | 棋界情報
第8回棋士総会では、連盟独自ルール「三人攻撃禁止」について話し合われました。

三人攻撃の定義について

三人攻撃禁止とは、その名の通り、3人で1人を集中攻撃する手を禁止するルールです。

具体的には、対局者が2人から攻撃されている時に、3人目が攻撃に参加できません。
下の局面では、手前が既に2人から攻撃されていますので、3九銀打ちが禁止となります。



<なぜ本ルールが必要?>
手の内の分かり合った者同士で四人将棋を指すと、勝率の高い者が狙われてしまいます。
すると、正しい実力が成績に反映されません。(成績が拮抗しやすくなります)
本ルールによって、3vs1の構図がなくなりますので、適正な成績が残ります。
適正な成績があると、自身の棋力アップも可視化されますし、
タイトルを獲った者にも一定の評価が集まるようになります。

三人攻撃禁止は明文化されておらず、判断の難しい局面がたくさんあります。一例をご紹介します。



上の局面は、手前が4五歩と突いたところです。この手は三人攻撃になると思いますか?
下家(右)は、既に2人から攻撃されています。争点となるのは「手前の4五歩が攻撃(加勢)にあたるか」です。

「手前の歩が、下家の駒に直接ぶつかっていないので、攻撃ではない」
「上家(左)の飛が1六に通り、下家が危険な状態になるので、攻撃だ」

総会参加者の間でも意見が割れましたが、「攻撃ではない」と判断する方が多かったです。

いくつかの例図が用いられ、ルール定義のための意見交換が行われました。
今後も慎重に、三人攻撃禁止の定義&明文化を続けてまいります。

日本四人将棋連盟
岸亜双会長

雷帝戦予選A卓をあるきびと四段が制す!

2020年08月25日 | 棋界情報
第74期雷帝戦の予選A卓が、24日(月)に決着した。
結果は以下の通り。

<予選A卓の結果>


あるきびと四段(前雷帝)が、1位で本戦進出を決めた。
同率2位の中田正康初段とアクセラさんは、プレーオフに臨む。

残り1枠は、近日4名で争われる。

<本戦進出者>
岸亜双雷帝(現雷帝)
あるきびと四段(A卓1位)
中司晃貴六冠(B卓1位)
未定(プレーオフ勝者)

第74期雷帝戦予選A卓第4局~第5局

2020年08月24日 | 新着棋戦情報
第74期雷帝戦予選A卓第4局~第5局の結果です。
これにより、あるきびと四段が挑戦権を獲得しました。
中田正康初段とアクセラさんがプレーオフ進出となります。

第4局結果内容(173手まで)
1位中田正康初段(9pt)
2位アクセラさん(7pt)
3位あるきびと四段(11pt)←アクセラさん
4位竜也α初段(1pt)←中田初段



第5局結果内容(99手まで)
1位あるきびと四段(15pt)
2位アクセラさん(9pt)
3位みずにゅーさん(1pt)←アクセラさん
4位竜也α初段(1pt)←みずにゅーさん



「夏の早指し祭2020」レポート

2020年08月23日 | コラム
8月16日(日)、夏の早指し祭2020が開催されました。

本企画は、YouTubeライブにて視聴者の対局を実況するというもの。
放送4時間で全8局指され、豪華W実況とコメント欄で賑わいました!

祭りの全容は、こちら でご覧になれます。


★中司六冠/あるきびとさんとの掛け合い実況

今回、あるきびとチャンネル とコラボして、豪華W実況が実現!


中司「さあ直撃」
あるきびと「これは(2三の)金にぶつけましたね」
中司「これは部分定跡でね、あの…おーっと」
あるきびと「あー飛車ですか!」


★当日飛び入り参加/5分切れ負けの特殊ルール

5分切れ負けの特殊ルールについていけない!


両チャンネルの視聴者から、当日飛び入り参加者を募集し、全18名に参加いただきました!
始めは早指しの特殊ルールに戸惑う参加者も、少しずつ時間に慣れていきます。


★1位にはハーゲンダッツ/2位はロールケーキ!

対局上位者には、夏を乗り切るための景品付き!


四人将棋ファンが集い、共に対局し、コメントし、実況を見る。
四人将棋チックな一夜を過ごせましたか?
運営陣も、非常に楽しめました。
祭りにご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

雷帝戦予選B卓からは中司六冠が1位通過!

2020年08月20日 | 棋界情報
第74期雷帝戦の予選B卓が、19日(水)に決着した。
結果は以下の通り。

<予選B卓の結果>


1位の中司六冠は、他者を圧倒する点数で、堂々の本戦進出。
続くheacoさんとやきそば初段は、プレーオフへ駒を進めた。

本戦は残り2枠だ!

<本戦進出者>
岸亜双雷帝(現雷帝)
中司晃貴六冠(B卓1位)
未定(A卓1位)
未定(プレーオフ勝者)

第74期雷帝戦予選B卓第5局

2020年08月19日 | 新着棋戦情報
第74期雷帝戦予選B卓第5局の結果です。
これにより中司六冠が挑戦権を獲得しました。
heacoさんとやきそば初段がプレーオフへ進出します。

第5局結果内容(130手まで)
1位中司晃貴六冠(18pt)
2位やきそば初段(6pt)
3位天GAMI初段(0pt)←中司六冠
4位高城亜樹初段(0pt)←天GAMI初段


第74期竜帝戦第5局~第5局指し直し局

2020年08月15日 | 新着棋戦情報
第74期竜帝戦第5局~第5局指し直し局の結果です。
※第5局指し直し局は持将棋により中田初段がトップ。

第5局結果内容(250手まで)
引き分け



第5局指し直し局結果内容(250手まで)
1位中田正康初段(6pt)
2位岸亜双雷帝(7pt)
3位中司晃貴竜帝(14pt)←中田初段
4位りゅう三段(-2pt)←中田初段


雷帝戦予選が進行中!───四将新報より

2020年08月13日 | 棋界情報
日本四人将棋連盟では、現在第74期雷帝戦の予選が進行中。
四将新報にて、連盟会長でもある岸亜雷帝が予選の展望を語っている。

今期はA卓に棋戦初参戦のみずにゅーさん・アクセラさんが登場。
両者とも外部からの参戦であり、連盟内で流行している指し方に二人がどのように対応するかがポイントになるそうだ。

一方、B卓には中司六冠。休止中の三冠を含む、七冠の再独占に向けてやはり注目度は高い。
こちらも外部参加のheacoさんに岸亜雷帝の熱視線が注がれている。

気になる現在の状況だが、8月12日時点で各卓第2局まで終了。
果たして岸亜雷帝が予見した通りに進んでいくのだろうか。

インタビューの詳報は四将新報の記事をご覧頂ければ幸いだ。
四将新報の記事

四将新報編集部