森にうずくまる

写真を通して主に変形菌、花、昆虫などの生き物や自然風景を投稿します。
(ヤマトシジミとフジバカマ)

アキノタムラソウとアキノタムラソウコブアブラムシとキンミズヒキ

2024-09-27 15:11:10 | 花 昆虫

 昨日は、昼前に近くのスーパーが「スーパー木曜日セール」ということで、5%引きだったので行ってみた。そこの中にある鮮魚屋のパック入りのにぎり寿司が安くて美味いのである。小袋に入った無料のわさびと醤油も忘れない。ところが、ガリがない。店員に訊くちょっとした勇気も面倒なのでガリは諦めた。

 年金生活なので余裕はないくせに、こういう安売りの日を狙ってはあまり行かない。しかし、どうだろう、あまりの客の多さにビックリしながらの買い物だった。この客の多さから昨今の物価高騰の様子が如実にうかがえる。先日、わさびでお腹を壊したので、わさびは控えめにして寿司を食べた。いつものように美味かった。

 ちょこっと昼寝して、夕方前にはジムのプールへ行き、1300mほど泳ぎ、後はひがら一日家でゴロゴロ。

 

 こんなふうに書くのがブログなのでしょうかね。

 さて、今回は表題の写真を暑い日に汗みどろで撮ってきましたので投稿します。なのであまりハッキリした写真ではありませんが我慢して下さい。そのかわり植物、アブラムシ、アリの関係性のウンチクを垂れませう。

 

 アキノタムラソウ(シソ科)について興味のある方はすみませんが、遠くからの花全形はネットなどで調べて下さい。ヒメアリが沢山集まっています。どこにでもいるアリです。体長は1~2mmでとても小さいです。

 

 アリが何かに触れています。アブラムシです。アブラムシは江戸時代にそれを潰して髪の毛につけてテカテカにしたことから、アブラムシと名付けられたという説があるようです。写真のアブラムシはまだ幼いようです。

 

 左上に翅つきのアブラムシが見えます。秋になると翅のある♂が出現します。それ以外にも脱皮殻が沢山見られます。

 

 こちらでは若いアブラムシにアリが近づいて何やら触っています。

 

 

 別のアリたちも寄ってきます。モテモテのアブラムシ君ですね。

 

 画像が悪くて分りにくいですが、茎の上の方には翅つきの成熟した♂のアブラムシ君がいて、これにもアリがやさしくなでなでしているようです。そのちょっと下には幼虫がいますが、背中の後ろの方に黒いトゲのように見えるものがあります。これは角状管といいます。

 このように、アリとアブラムシはとても仲が良いのです。アブラムシのことをアリマキ(蟻牧)ともいいますが、アリにとっては、アブラムシのお尻から出る甘露を頂いています。一方、アブラムシは体表も柔らかく、外敵から身を守る術を自力では持っていませんので、昆虫の中では強いアリたちに守ってもらっているのです。

 そして、このアリはその形態からおそらくヒメアリであることに間違いないと思います。一方アブラムシはこの写真だけからでは同定(名前を決めること)は無理ですが、アキノタムラソウコブアブラムシとしました(便宜上)。

 その理由はアブラムシは特定の植物を寄主とするものが多くて、その植物の名前を冠するものが多いからです。例えば、セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシとかヘクソカズラヒゲナガアブラムシとかです。

 でも有名なモモアカアブラムシなど、何にでも付くアブラムシもいますが、この辺の話になるととてもゴチャゴチャしてきますので省略します。

 といった訳で、とにかくアリとアブラムシは仲が良い、とだけ憶えて下さい。

 

 と、偉そうにウンチクってみましたが、私は学者ではないことを付け加えておきます。

 

 続いて、同じ時期に見られたキンミズヒキ(バラ科)です。因みに通常良く見られるミズヒキはタデ科です。

 

 すみません、これも全形はネットなどで調べて下さい。

 

 実です。

 やっと秋っぽくなってきました。草花もようやく華やかになりそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (hanahana  )
2024-09-27 18:46:43
こんばんわー

そうですね~ そんな風に書くのもブログでしょうし アブラムシと アリの生態を書くのもブログだと思います。

ご自分の思うところを書くのが「ブログ」かな?と私は思っています。

そうですか~ 美味しい握りずしを ワサビ少々で食べましたか。
私は厚切りカツサンドを珍しく買ってきてランチにしました。
こんなやりとりをするのもブログで大好きなところです。

ところでこのアリはお尻が黒くて胸は鼈甲いろをしているのですね。

わがやの薔薇にアブラムシがビッシリと思いながら見ているとアリさんもゾロゾロ行列を作って登ってきました。
森うずさんのような観賞もしなかったのであのアリが真っ黒のアリだったかこのブログに登場しているアリだったのかは記憶にないのですがキンチョールをシューっとかけて退治してしまいました。
あのアリも甘い蜜に誘われて登ってきたのでしょうね。
ミズヒキは全部タデ科と思っていました。
金ミズヒキだけは薔薇科なのですね。
小さい花なので老眼鏡をかけないとみんな同じような花と思っていました
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Unknown (森うず)
2024-09-27 22:41:19
>hanahana   さんへ
>こんばんわー... への返信
こんばんは。ブログも一年を過ぎましたが、時々こんなんで良いのかなぁ~と思うときがあります。まぁ、個性的に自分のペースでやっていきます。
厚切りカツサンドって聞いただけで、食いしん坊の私はもう、食べたくなりました。
明日は、買いに走っているかもしれません(^0^)
アリも種類が多くてしかも小さいものが多いので、色や形態を調べるのが大変です。
人間から見ると、アブラムシは植物の汁をチュウチュウ吸っちゃいますので、厄介な害虫ですのでアリはある意味間接的に害虫ともいえます。でも、虫の世界は同じ虫でも害虫になったり益虫になったり、その役目はいろいろで、生態系の中で環境のバランスをとっています。
でもアブラムシは爆発的に増えるので厄介ですよね。ミズヒキの仲間はどのくらいあるのか承知してませんが、キンミズヒキは例のミズヒキとは科レベルで違うので、単に見た目で付けられた名前でしょうね。以前にミズヒキの拡大写真も投稿しました。花を見ると違いが分る気がします。
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Unknown (風任せ 運頼み)
2024-09-28 17:56:40
森うずさん、こんばんは!
今日は朝から、先日雨で中断していた庭の手入れをしました。
午前中で何とか終わり、昼からはぐっすり眠っていました。
目が覚めると両肩が抜けそうなだるさです、歳を感じてしまいます。
パソコンの前に座り、さてと思ったらいつの間にかまた寝ていました・・・。
本当に歳を感じて嫌になりました~~。
握り寿司おいしそうですね、私は食べて行くために買い物のアッシーは常日頃やってます。
良く行く生協店では、割引の日とその上4割引き商品が籠の中にいっぱいです。
最初の頃はレジでちょっと恥ずかしかったですが、今は慣れっこです~。
ところで、アブラムシは飛ぶんですね、あのアブラムシに羽があるとは初めて知りました。
以前庭にアブラムシがいっぱい出た時に、たしかテントウムシが退治すると思い出し
テントウムシを探しましたが、そう都合よくいるわけなく仕方なしに薬剤を1リットル作り散布しました。
アリとアブラムシは仲良し、アブラムシとテントウムシは天敵でいいでしょうか。
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Unknown (森うず)
2024-09-28 22:03:07
>風任せ 運頼み さんへ
>森うずさん、こんばんは!... への返信
こんばんは。
私も最近は、よく昼寝します。でも1時間もすると、夜は眠れないことがありますので30分以内で抑えようとしますが、自分に甘いのでついついアラームを止めてまた寝てしまいます。
私も完全アッシー君です。連れが運転できないからです。
アブラムシのことですが、その生態はとても複雑で、種によってもいろいろ違った生態をもっていますので、ここで説明しようとすると、ものすごい字数が必要です。
翅をもったアブラムシに限定した説明だと、まず、メチャクチャ増えたあと、植物が弱ったりして環境が悪くなると翅が生えた個体が出てきて場所替えのため飛んでいきます。それとブログ内で書きましたが、秋になると別の理由での翅付き♂が出てきて、冬用の植物に移動してそこで♀と交尾してその♀は卵を産みます。
もう、話がややこしくなってきたでしょ?
とにかく、私らがよくみるアブラムシの翅のない団体さんは単為生殖で生まれた♀ばかりです。あぁ、もうややこしいの極地ですね。とにかくアブラムシは生存するための複雑な生態をもった高度は昆虫なんです。
アリは甘露をもらう代わりにテントウムシなんかから守ってやっています。
前にテントウムシの幼虫や成虫がアブラムシを食べている写真を投稿しました。つまり天敵なんです。
因みに、テントウムシが現れたら、アリはすばやくテントウムシを襲います。アリはとても強いのです。
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Unknown (カナヲ)
2024-09-29 22:30:30
森うずさん、アリとアブラムシが仲良しなのは、よくわかりました!アブラムシというと、テントウムシの餌というのが思い浮かびますが、アリは天敵のテントウムシから守ってくれるのでしょうね。
前回のハシカグサ、まるで砂糖菓子のようですね。花びらも葉も、おいしそう!(笑)
お昼寝してプールとは、うらやましいです。でも、1300とは相変わらずすごいですね。いや、お若いお若い!
返信する
Unknown (カナヲ)
2024-09-29 22:37:18
森うずさん、ほかの人のコメントも、よく読まないといけませんね。風まかさんが、テントウムシに触れていましたね。アブラムシは、道端のピーピー豆にびっしりついていますよね。あまりアリがいるのを見たことがありませんが、小さなアリだと気づかなかったのかもしれませんね。
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Unknown (森うず)
2024-09-30 09:49:39
>カナヲ さんへ
>森うずさん、... への返信
え~っと、コメが2件入ってましたので、最初のコメの返信から。
何でも撮ってみるという癖から、水辺で見つけた小さな花を撮って調べたらハシカグサとありました。単純は造りに見えましたが、こうやって見てみると新しい発見になります。しかし残念なのは直ぐに名前を忘れてしまいます(T-T)。
プールの1300mは部活でやってたので、楽に泳ぐ方法を知ってます。ガシガシ、バシャバシャ泳ぎませんし、休み休みなので何とか泳いでます。若くありません。アチコチ、ガタがきて森にうずくまるのもままならなくなってきてます。
アブラムシやアリ、テントウムシなどの生態の話は尽きません。ウンチクを垂れましたが、ほんの一面だけを言っていると思って下さい。ピーピーマメ、ヤハズエンドウ(カラスノエンドウ)のことだと思いますが、さすがの観察力。アブラムシの中にはアリとそれほど仲がよくないものもいるようです。あくまで推測ですが、甘露をあまり出さないのかもしれません。あくまで推測ですよ。
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