森にうずくまる

写真を通して主に変形菌、花、昆虫などの生き物や自然風景を投稿します。
(チョウトンボ)

ブライダルベール

2024-06-11 20:42:31 | 植物

 今日は可愛い小さな花を見に車で片道40分くらいの渓流まで行ってきました。でも、全く花は咲いてなくて、渓流の綺麗な流れをぼーっと見ていました。

 と、向こうから二人の若い女性のハイカーがやって来ました。しかし、なんと博多の天神でもないのにスパッツなしのショートパンツに半袖姿でビックリ!!、虫やマダニにやられても知ーらないと思いつつ、こんにちは!なんて声をかけ合ってこっちは笑顔、むこうは警戒心ですれ違いました。とさ。

 で、いつものとおり今回は、数日前に鳥撮り屋さんたちが集まる沢沿いの山道で撮影したブライダルベールなる植物を投稿します。

 

 こんな感じで咲いてます。

 

 花のサイズは4mmくらい。

 

 

 少しづつ大きく。

 

 花はなかなか面白いカッコしてます。

 

 雄しべが面白そう。

 

 花拡大、手前にピント。

 

 やや後ろにピント。

 

 深度合成。なんだこの雄しべ。

 ちょっと調べて、ブライダルベールと判明。この花はメキシコ原産で本来園芸品種だそうで、栽培している方も多いかもしれないし、「野に咲く花」にも「山に咲く花」にも載ってない。そもそも名前が園芸品種ぽい。これが山に自生していた。因みに今回も魔法の処理はしてません。

 この場所はホイホイホイの鳥(サンコウチョウ)の撮影場所らしい。この日は雨上がりで鳴き声は聞けなかったが、こんな植物を見つけて満足して帰宅したのです。

 

 

 


渓流の花など

2024-05-17 23:08:52 | 植物

 今日は昨日までの強風も少し収まり、少し早く目が覚めたので、そ~っと家を出て近くの公園に行ってみた。いつもの年なら草などに朝露がついて、まだ眠っている昆虫達も朝露の中でジ~っとしていることが多い。

 だけど今年は草も深く刈り取られ、風もあってか朝露が全くついておらず、昆虫達も全くいない。はて、こまった😔と思ったが、無理矢理逆光に光る野草の種子や、道路脇に生えていた草花を撮影したので後日、アサギマダラと一緒に投稿します。

 で、今回は予告した5月10日に渓流で撮影した草花と、それだけでは何となく寂しい気がしたので、過去にも投稿した画像を手を加えて投稿します。

 

 タツナミソウ。木の根元に生えていた。

 

 

 上から。

 

 花を斜め横から。

 

 正面からのアップ。う~ん上品。

 

 えっ?、サツマイナモリ?と思ったら違う種類の花が咲いていた。茎には鋭い棘が痛い。

 

 同定するため、横からと葉の様子を撮影する。

 

 やっぱり、サツマイナモリに似る。

 

 花弁が4枚、やはり違う。

 

 近くには赤い実もなっている。後で調べたらツルアリドオシのようだ。

 

 以下おまけ。

 寒い時期に撮った水滴。

 

 やはり、霜が降りた朝に撮ったゴジラVSモスラ。あまり反応がなかった作品(^0^)。少し遊んでレタッチしてます。

 最後までご覧頂きありがとうございます。

 

 


ミズタビラコ

2024-05-15 20:36:24 | 植物

 今日も天気が良くて、気温もそこそこ暖かい日となりました。でも何だかんだ雑用も多く、なかなか撮影に行けません。それでも昼過ぎに三日前に見つけた変形菌の様子を見に行きました。だけど、今まで見たものと同じものかどうか分りません。ほんと同定は難しいです。

 さて、前回予告した(なんだっけ?)投稿の前に4月24,28,5月10日に渓流に行った際に撮影したミズタビラコを忘れていたので、投稿します。

多年草
本州〜九州の山地の谷の水辺や、湿った所に生える。茎の先から1〜5個の花序が出る。花序ははじめ先がくるりと巻いているが、花が咲きはじめるとほどけて伸び、下から咲きはじめ次々と咲く。分果は黒褐色の4面体、平滑で光沢がある。花期は5〜6月。
学名は、Trigonotis brevipes
ムラサキ科キュウリグサ属                           (松江の花図鑑より)

 

 こんな感じで咲いています。

 

 

 先がくるっと巻く。

 

 深度合成したらヒメレンゲはこんな風になった。

 

 

 配置が良かったものを撮影。

 

 上の写真を大胆にレタッチしてみた。

 

 5月10日に行ったら、こんなになった。花序の下から咲き、順番に先へ伸びる。最初に咲いた部分は花が落ちて、種子が形成されているようだ。

 これを、眺めているときに柑橘系の虫除けスプレーめがけてキイロスズメバチが寄ってきたので、慌てて、そ~っと逃げました(^0^)

 

 


メリケントキンソウ

2024-05-01 13:00:44 | 植物

 嗚呼、今日も朝から雨、最近雨が多い、しかも肌寒くて虫たちも動いていない。

 昨日も雨あがりに少しだけ森に入ったが、スミレやわずかに動いていた昆虫、じ~っとしているトンボの写真を撮った。

 さて、いつものパターンで前置きとは全く関係ない画像を投稿します。

 いつもほったらかしの我が家の畑、タマネギとニラの周りにはドクダミ、ハマスゲなどなど厄介な草たちが生えている。その中でも最近まるでグランドカバーのような小さなニンジンの葉のような背の低い草が繁茂して、タマネギ、ニラの周りをとり囲んでしまった。

 はて?綺麗なのは良いけどこの人は何者?と調べた。調べるために少し抜いたが、その時鋭い痛みが厚いゴム手袋を通して人差し指に走った。う~っと、ただ者では無いなこの人は、可愛い姿で棘がある。

 で、調べたらご存じの方もいるかもしれませんが、メリケントキンソウと判明した。

 

 調べると、本種は南米原産、1930年和歌山県で発見され、各地の公園や畑や路地などに拡大し、各県では危険植物として注意喚起している。とある。

 

 抜いた一株、これはあまり陽の当らない場所から抜いたもので、花は終わり、未熟種子が付いていた。

 

 葉腋から出た花が終わり、鋭い棘が見えている。

 

 少し斜めから見たところ、棘がぐるりと3重くらい出ている。

 

 ピンセットで1本抜いてみた。下の部分が未熟種子と思われる。成熟した種子の2mmくらいの棘は硬くなり、人を刺したり、衣服や靴裏に付いて移動する。

 くれぐれも公園なんかでこれを見たら、子供さんなんか遊ばせないように・・・

 さあ、種子が成熟しないうちに抜かなきゃ、でも雨でゆるい土なので遅々として時間がかかる。陽の当る場所ではもう土に成熟種子が落ちているかも。1年草で、秋には発芽してはびこるそうなので、秋にまた戦いが始まるかもですね。

 


サツマイナモリ

2024-04-07 15:17:13 | 植物

 今週は、スマホのトラブルで丸二日間PCとにらめっこし、とうとう自力ではどうしようもなくなり、白旗。

iphoneのカスタマーセンターに電話して、3人がかりで対処しても、スマホがウンともスンともいわず、最悪初期化かもと思いながら、福岡市天神のアップルストアーへ行った。

 地下鉄七隈線も開通し、中国語に囲まれながらいざ4年振りの天神へ。天神ビックバンとやらで、随分様変わりしていてお上りさんのようにアタフタしていると、天神に50年振りという紳士に道を聞かれ、こっちも分らず、楽しく世間話をしてお別れし、やっとの思いでストアーに到着。平日にもかかわらず、お店は若者でいっぱい。

 担当のアップルウオッチをしたイカしたお兄ちゃんに事情を説明すると、ちゃちゃとMacパソコンを持ってきて、ちゃちゃと対処したら15分であっけなく決着。

 リカバリー中にそのお兄ちゃんとアップルウオッチの話で盛り上がると、なんとお爺ちゃん,おばあちゃん、ご両親にアップルウオッチをプレゼントしたという。なんともうらやましい話。

 それにしても、薄寒い中、ホットパンツのお姉ちゃんたちの多いこと。目のやり場に困ること無く、新鮮な一日でした。

 さて、福岡の話をしても手前勝手でわからない方も多かろうと、本題へ。

今回は渓流沿いでみつけたサツマイナモリという清楚な花を撮影しましたので投稿します。

 

 お初の花、山地性で静かに咲いている。

 

 

 

 

 サツマイナモリはアカネ科サツマイナモリ属、関東南部から南に自生し、開花期は12月~5月と長い。異型花柱花といって、長花柱花と短花柱花があり、ここまでの写真は長花柱花で薄紫の雌しべが長く、雄しべは短く見えない。

 次からは短花柱花で雄しべが長く、雌しべが短い。

 

 

 

 通常花びらは5枚だが、6枚のもの(下から2枚目)も散見された。

 この花を最初ブログで見たとき、エーデルワイス(キク科)のようにモコモコした清楚な花で是非出会いたいと思いました。他にもネコノメソウ(もう終わったようです)なんか見たいと思っていましたが、これに出会えただけでも少し遠出したかいがありました。