梅雨の合間にしては暑い日が続きます。猛暑です。
さて、今回は大分遡りますが、5月下旬に発見した変形菌の一部と山で見かけた花を投稿します。
ただし、内容を理解しやすいように過去の画像も一部掲載しています。
ツノホコリ、いろいろ説はあるものの変形菌門のツノホコリ綱というグループに属し、普通?に言われている変形菌とは少し異質なグループです。難しいのでこれ以上の説明は省きます。
担子体といいますが、1,2回分岐して鹿の角のように見えます。
やや若い担子体と思われます。透き通るように美しいです。
周りに小さな柄から出た胞子(外生)が見えています。
主に腐木に発生します。森の中などのやや薄暗い湿った腐木を見ると小さな白い点の集まりのように見えます。
タマツノホコリ。透きとおった珊瑚みたいで綺麗だと思います。ルーペなどで見ないと分りません。
エダナシツノホコリ。分岐しないのでこのような名前が付いています。
ナミウチツノホコリ(だと思います)。担子体が分岐し複雑に絡みあっています。上部から胞子がモヤッと出ているのが見えます。
次はヌカホコリ属の未熟子実体。これも肉眼では白い点にしか見えません。
前の画像の2日後の状態。さらに少し拡大してます。熟度が進んでます。
これは前の画像とは違う画像で、恐らくホソエノヌカホコリの未熟子実体。ツヤツヤプルプルが美しい。一緒に写っているのはベニイボトビムシ、変形菌を好んで食べます。
これが成熟して、爆発したのがこれ!!。アフロヘアーから胞子を放出します。
ツノホコリと同じ日に見つけたマメホコリ。
同じくコナスビの花。
同、コガクウツギ。
以上、今回はツノホコリ属、ヌカホコリ?、ホソエノヌカホコリ?をメインに紹介しました。これらを詳しく同定(種を決めること)するためには顕微鏡を使わないと分らないものが多いです。
いきなり大きく拡大した画像を見ても実感が湧かないことは分っていますが、実物を実際に見るときっと可愛い、綺麗と思うはずです。
私はまだ、変形菌歴は短いので間違った記述をしているかもしれませんがご容赦下さい。前にも言いましたが、マダニの危険が多いのでこれからはかなりセーブした探索になると思います。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。