ねこてん~全ての猫は天使である~

東京都港区青山&ビックサイト周辺にて地域猫活動を行っているボランティア

X’masに命を買わないで!

2020-12-06 21:05:00 | No more!ペットショップ


「サンタクロースは なぜ泣いているの?」

アニメ動画で、ペットショップの裏側を描いています。
一人でも多くの方に悲しい現実を知って頂けたらと思います。



早いもので本年度のカレンダーは、残り1枚となりました。

年末近くなり、賑やかな商店街を歩いていると「クリスマスセール中」なんて、ポップ付きケース内の可愛らしい犬猫に目が止まることもあるかと思います。

現在、日本のペットビジネスは右肩上がり。
特に「生体販売」は、1兆円ペット産業の利益の大半を担います。

ペット業界は、命あるものを「商品」として扱っています。
ペットショップで売られている犬猫は、金儲けの道具でしかありません。

これは人と動物の共生を目指して、社会の仕組みを変えようする動きの大きな支障になっています。

動物愛護に関心をお持ちの皆さんは、既にご承知だろうと思いますが、このことを広く伝え理解して頂くのは、意外と難しいのです😿

ショップがデンとあり、そこで正々堂々と販売されているのですから。
購買意欲を持った人々に思いとどまって貰うのは簡単ではありません。



🎄命を買うということは―
🔻お子さんやご両親へプレゼントすることをお考えの方へ

パピーミルで過剰繁殖➡
オークションから店舗へ➡
余剰在庫は闇処分

ニーズに合わせて、生まれて間もない子犬・子猫は母親から引き離され、ダンボール詰めで運ばれます。
この流通過程で、年に約2万5千の命が失われます。

皆さんに買われるまで、実に多くの命が犠牲にされているのです。
子どもが教えてくれたパピーミル
動物を救うヒーローに俺はなる!

現代では「ペットショップ」と検索すれば「売れ残り」と関連ワードが提示されます。
贈られた側が、後々に隠された真実を知って傷つくようなことのないよう、ご配慮頂けたらと思います。

“犬猫を迎えよう”と考えた時、ご家族でよく話し合うことが大切です。



🎄上級者編
🔻ご友人やご同僚、近所の方などが犬猫を飼いたいと聞いた時に

「純血種は無理に近親交配しているので、遺伝性の病気を抱えていることがあるから気をつけてね」
「ペットショップの子は身体弱いと聞くわ」

私は数十年変わらず、こうアドバイスしています。
事実、私の身の回りでブランド猫は、年若く重篤な疾患になることが顕著でした。

流行りのスコティッシュやマンチカンを迎えるためには、その種について勉強が必要だと思います。
関節炎にかかるスコ猫、呼吸できないパグ―英国獣医師たちからのお願い

是非とも譲渡会へ、命のリレーにご参加ください。
犬や猫は、皆んな全て平等に可愛いですから、天使ですから😇



🎄譲渡編
🔻譲渡会や里親様へお申し込みを頂いて、条件が合わずお断りするケース

出来得る限り、譲渡できない理由をお話させて頂いています。

例えば同棲カップルでしたら、万が一の場合に預かれる確かな受け皿が欲しいとか。
留守番半日以上の家庭は、兄弟猫一緒だったら安心とか。

遠方でしたら、お近くの保護団体をご紹介したり、単身者へは行政の譲渡会(比較的ゾーンが広め)をご案内しています。



🎄売れ残り救済

ペットショップから、過剰在庫となった動物を引き取り、里親探しをしている団体もあります。

一見、行き場のない子のレスキューに受け取れるのですが、これは生体販売業の下請けになってしまいます。

負の連鎖であるペットビジネスの流通に加担することになるので、出来れば地域の団体や譲渡会から、ご縁を探して頂けたらと思います🌟🙏

命の店頭販売はいりません

地域猫の看取り

2020-12-02 19:30:00 | 不幸な命を増やさないために
かわいそうを繰り返さないために解決策を
「知る」
保護を必要とする動物のいない未来を
「考える」



夜半に「うずくまって動けない猫がいる」と通報がありました。
徒歩圏内だったため駆けつけることに。

広く緩やかな階段の側溝の隅。
予め猫さんと場所の画像を送って貰っていため、発見できましたけれども。

見落としてしまうような所に、彼はポツンといました。

「どうしたの?」と抱き上げると、小さく
「ニャー」と鳴きました。
「ニャー」と応えてくれました。

「分かった、生きよう」連れ帰りました。

帰宅後、キャリーにタオルを敷き、ペットボトル湯たんぽを入れ、砂糖水をシリンジで与えようとした時、ぶるぶると痙攣を起こしました。

身体は綿のように軽く、血が通っているとは思えないほど冷たくなっていました。

命の灯火が揺らめいているのを感じました。



タオルで身体を包み、キャリーのまま居間に移し、私は傍らで休みました。
時おり、強制給餌を試みましたが、受け付けてはくれません。

日が昇り、骨が出てゴツゴツの背中を撫でると微かに動きました。
「頑張ったね」

朝イチで動物病院へ電話。
「私に出来ることを教えて下さい」と言うつもりが、口から出たのは「このままでは、かわいそうなので診て下さい」でした。

病院のドアを開けた途端に、また痙攣。
もう血液検査をしようにも血管が見えない程に体温は失われていました。

マッサージをしたり話しかけたり。
最期は線香花火が燃え尽きるように逝きました。



体重は2kgもありませんでした。
美味しいものを食べさせてあげたかった。

もう少し早く行き着いてくれれば…
お世話していた人を探して伝えなければ…

かわいそうを二度と繰り返さないようにしなければ…

耳カットのある男の子。
ひかり と名付けました。



皆さま ひかりくんに暖かいお言葉を頂戴し、ありがとうございました🙇‍♀️
虹の橋への手向けになったと思います🌈

私の住む港区では10年以上前から、TNRを民間の力だけで進め、もう野良猫はほとんどいません。

しかし最近は、給餌者の高齢化によるリタイアや都市開発での転居などで、ひかりくんのような居場所はあっても放置されてしまう地域猫さんが現れるのだと思います💧

通報して下さった方は、見て見ぬふり出来ずに片っ端から愛護団体へ電話をしたそう。

最後に命のリレーが繋がったことを未来への糧にしたいと思います。
ひかりくんが生まれ変わったら笑顔で生きられるように🌸



お世話されていた方へ
探されている人へ 届きますように🌟🙏

11月27日
東京都港区南青山4丁目
料理クラブ付近で保護

耳カット(去勢手術済)
男の子
白黒ブチ

😿かわいそう その先へ
😿動物たちの夜を終わらせるために