ねこてん~全ての猫は天使である~

東京都港区青山&ビックサイト周辺にて地域猫活動を行っているボランティア

また会おうね、ナナちゃん

2017-07-06 10:32:00 | またね🎈ナナちゃん
毛玉をズルズル引きずっていた捨て猫ナナちゃんの悲しいシンデレラ・ストーリー。



ハッピーエンドで、蝶よ花よのお姫さまになったナナちゃん ...でしたが、突然の暗転。

「ヒドイことをする‪💢」とタメ息をつきながら、オバケ毛玉を刈り取ってくれた病院へ、ナナちゃんも通っていました。

その獣医師から、9月末に連絡がありました。
「ナナちゃん、腎臓が悪いため通院しているけれども、車で来ると吐いてしまう。
歩いて行ける距離の動物病院を紹介しては?」と。

ナナちゃんお母さんへボランティアが利用する ご近所の病院をお薦めしました。

その際に、ナナちゃんお母さんが落ち込んでいたので、どちらかというとそちらの方が気がかりだったのです。

譲渡時の血液検査では異常はなく、何よりナナちゃんは幸せになって然るべきのシンデレラですもの👠👸🏼
療養食を見繕い送り、そのうちにお見舞いへなどと考えていました。

新しい病院での診断結果、食欲不振&体調不良の原因は「悪性リンパ腫」の疑いがあるとのこと。

パニックになる暇もありませんでした。その報告を受けてから、僅か12日後にナナちゃんは亡くなってしまったのです。

前夜ナナちゃんは、お父さんとお母さんをしばらく見つめていたそう。
きっと「ありがとう」を伝えたのだと思います。

翌日お気に入りのベッドで、いつもの寝姿で、息を引き取りました。

🌟2月27日/保護
🌟5月21日/正式譲渡
🌟10月27日/永眠


5ヶ月間の幸福でした。
もう別れを経験したくないと葛藤の末、里親様へ挙手して頂いたナナちゃんお母さんに、ただただ申し訳ない気持ちの私。

ナナちゃんお母さんは「お譲り頂いたのに、こんな事になり申し訳ありません」と。
お互いに、泣きながら謝るばかりでした。

さすがにこの時ばかりは、神様を恨みました。
画像は天使になる2週前の子猫のようなナナちゃん。

やがてナナちゃんが、遺してくれた大切なものに気がつきます。

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2 コメント

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私のペットの想い出 (住吉さくら)
2017-10-22 17:19:10
nekoten2015さん、こんにちは。
貴女のお話で、私が以前飼っていたハムスターの事を想い出しました。
その子は元々私の知り合いが飼っていました。でもその人を含めて家族全員が喘息をもっていて、しかも当時まだ小さかった子供さんに症状が出ていました。
私はその人から「ハムスターを引き取ってほしい」と言われ、引き取りました。
当時その人が飼っていたハムスターは4匹。みんな私が引き取りました。
そしてその中の1匹にはある特別な想い出があります。
私はその子が病気になった時、元の飼い主さんの紹介で、その人がいつもペットを連れていっていた動物病院にその子を連れていきました。
そこはご家族で運営されている動物病院で、獣医さんはもの凄く腕のいい人でした。
その子は目に腫瘍が出来ていましたが、手術の後も分からない程綺麗に手術して下さいました。
そしてその後、その子は少しずつ良くなっていったんですが、元の飼い主さんと一緒にその動物病院に行った後の買い物の時、容態が急変しました。
動物病院と買い物には車で行き、私だけが車の中で待っていました。
私はその子が入っているケージを膝に載せていました。
当時少し寒かったので、ケージはカイロを入れた袋に入れた上でタオルをかぶせていました。
中は見えません。
私は何となく、でも何だか凄く不安になりました。
そして中をみると、その子が凄く苦しんでいて激しく動いていて・・・
私は慌ててその子をケージから出しました。
そして私の手のひらの上に載せました。
そしてそれから数秒ほどだったでしょうか・・・
私の手の平の上で激しく動いていたその子の動きが収まり、ほんの少し・・・一分無かったと想います、苦しそうに呼吸をしていたんですが・・・
・・・息をひきとりました・・・私の手のひらの上で・・・
私は元の飼い主さんに電話して、すぐ戻ってきてもらいました。
そしてすぐあの動物病院につれて行ったのですが・・・
「・・・死亡です・・・」
獣医さんのその言葉を聞いた私は想わず泣き崩れてしまいました・・・その子の名前を呼んで・・・
獣医さんも含めて回りのスタッフの人たちも泣いていました・・・
その後、私たちはその子の「お葬式」をしました。
そしてその時一緒にきてくれた人の中の一人が言った言葉・・・私は永遠に忘れません。
「・・・ペットって最期に飼い主呼ぶっていうけどほんまなんやなぁ・・・」
私はあの時、あの子が私を呼んでくれたんだと想っています。
その子が旅立ってしまった事は凄く悲しいですが、最期に私を呼んでくれた事は本当に、凄く嬉しかったです。
・・・みんなに愛されながら旅立ったあの子・・・最高に幸せだったのかなぁって想います。
私は今でもあの時の事を想い出すと涙が溢れてきます。
今、このお話をさせていただいている今この時も涙が溢れています。
あの子はペットの想いを私たちに伝えてくれました。教えてくれました。
本当に・・・心の底から感謝しています・・・
知り合いから引き取った子たちはもうみんな旅立ってしまいました。
きっと今は・・・広い・・・広い・・・綺麗なお花がいっぱい咲いている素敵な所でみんな仲良く暮らしていると想っています・・・
ナナちゃんの素敵なお話をして下さって、本当にありがとうございました。
心から感謝します。
返信する
Re:私のペットの想い出 (nekoten2015)
2017-10-22 21:46:26
さくらさん、こんばんは。
こちらこそ、素敵なお話をありがとうございます。
感動しました(つД`)ノ

そうなんですよね、以心伝心あります。
言葉は通じないはずなのに、ハッキリと心が通い合うことがあります。

他の人に伝えると「気のせいじゃないの?」などと言われるので、解って下さる方がいて嬉しいです。

きっと、さくらさんがその子のことを、本気で心配していたのが通じたのだと思います。
そして、さくらさんがその子のことを、心から愛していたので、声がキャッチ出来たのでしょう。

動物は語り合えないのに、いろんなことを教えてくれますね。
そのこと...あらためて感じ入りました。
感謝を!
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