=野良猫問題の解決策=
Trap=捕まえる
Neuter=不妊去勢手術をする
Return=元の場所に戻す
日本の動物愛護は「かわいそう」「かわいい」で成り立っています。
頭文字を取って略したのがTNR🐱
日本の動物愛護は「かわいそう」「かわいい」で成り立っています。
日本の動物愛護は思い立ったらいつでも誰でもが名乗れます。
だから、往々にして感情的で自己満足に終始してしまいます。
なかなか愛護活動が社会的に認知されない主な原因でもあります。
現実に野良猫問題の解決策であるTNRと地域猫活動を、大半の愛護団体&ボランティアが正しく理解していません。
動物愛護行政に関わる獣医師さんのブログをテキストに「これからのTNRについて」考えていきたいと思います。
1回目は「そもそもTNRとは何か」です。
昔は日本に限らず他の国でも、野良猫を捕まえ殺処分することで、頭数抑制を計ってきました。
🔻野良猫を捕まえて殺すのは非人道的。
🔻野良猫を捕まえても、その後に他の野良猫が流入するため数が減らない(真空効果)
この問題点をクリアするために開発されたのがTNRです。
既に1970年代に英国で行われていたとのこと。
真空効果=バキュームエフェクトという生物現象のために、殺処分で野良猫を減らすことは出来ません。
また餌やり禁止などで排除しても、かえって野良猫は増えてしまいます。
✳野良猫が殺処分で減らない理由
https://blog.goo.ne.jp/nekoten2015/e/5ecbbfa4db7bea64800d9f1daefd95c7
✳なぜ地域猫活動は問題を解決できるのか?
https://blog.goo.ne.jp/nekoten2015/e/c430256038d631df4b09093c4305b6be
😿TNRだけでは終わらない
=バキュームエフェクトを防ぐために=
🔻地域猫として同じ場所に住み続けて貰う
🔻地域猫としてテリトリーを守って貰う
自らは増えず、未手術の流入猫からテリトリーを守る「理想の集団」を管理するのが地域猫活動の目的です。
バキュームエフェクトは、地域猫の流出でも起こります。
せっかく労力と費用をかけ不妊化した猫を
定着させなくては意味がありません。
定着させるために毎日給餌給水をします。
TNRの後に地域猫として管理することを否定する愛護団体やボランティアも多く存在します。
怖い思いをさせて、勝手に繁殖機能を奪い、自然消滅を狙う…愛護以前に正気の沙汰とは思えません😈
不妊去勢手術をした以上、その命に責任があります。
今、生きている命を守るため
少しでも安全安心に生きるためのTNRでもあります。
😿保護では解決しない
困っているのは、この唯一の問題解決策であるTNR先行型地域猫活動を阻むのが保護団体&ボランティアであること。
=TNR先行型地域猫活動について=
TNRと地域猫活動はセット。
TNR後に地域猫として管理さなければリバウンドし、いつまでも野良猫はいなくなりません。
定点での保護でも、バキュームエフェクトは起こります。
保護して終了にはなりません。
TNRは不妊去勢手術をして元に戻すことが目的の活動です。
リターンをしなければ成立しません。
ですから、保護するのはリターン出来ない個体となります。
⭐遺棄されたばかりで外の生活は難しい
⭐虐待事件現場の人慣れしている猫
⭐不妊去勢手術できない子猫
⭐慢性疾患など長期治療が必要
⭐看取り
またTNRを実施するためには事前調査が必要です。
🔻全体頭数
🔻前倒し率(手術済頭数)
🔻個体認識
🔻給餌者と情報共有
この段階で予め保護対象を決めます。
なぜならば病院での施術行程が保護とリターンでは異るからです。
✳保護をするのには理由がある
しかし、問題解決から目を逸らし、かわいそうな猫を保護する→救ってくれてありがとうを繰り返しているのが、日本の動物愛護の現状です。
保護で飼い主のいない猫はいなくなりません。
保護で殺処分される命はなくなりません。
保護で野良猫の地獄は終わりません。
変えなければなりません!
変わらなければなりません‼
🌿2/TNRと保護活動の違い
🌿3/TNRと保護活動