海岸へ打ち上がる漂着物の中で、特に好きな貝殻がアオイガイです。
外側の貝殻はアオイガイと言いますが、中にはタコが住んでいて、そちらはカイダコと呼ぶそうです。カイダコはメスだけが殻を作るそうで、その理由は産卵し哺育のためと言われています。オスの体長は3~4mmと小さく、その姿を見ること自体が少ないそうで、その生態はあまりよく分かっていないそうです。
アオイガイが海岸で打ち上がっている様子ですが、木の枝や葉などの漂着物と一緒の場所で見つける事が多いです。
殻自体がとても軽くて薄く、雑に扱うと壊れそうなくらい繊細な感じなのです。
そして今年初めて生きているカイダコのメスを見つけました。
とても珍しいと思って、家へ持ち帰りしばらく観察しました。吸盤を殻に張り付けて中に入っていることや黒い角のような場所に足の2本を巻き付けることが分かりました。そして海へ帰しましたが、堤防の上から見るカイダコは元気そうに泳ぎ、その内に見えなくなりました。今頃どうしているでしょうか。
カイダコのメスと出会い、今度はいつかカイダコのオスの姿を見てみたくなりました。