善人なのに不幸な人

質問者：ハイル禅師　善人なのに不幸な人生を送る人が
なぜいるのですか？

私：世間よく善人にして不幸な人がいるが
かかる人は前世に於いて罪を重ね　
死に際し霊界で翻然と悔悟し　
自分は未来永劫　悪は一切なさないと固く決心し
その想念が霊魂に深く染みついており
浄化不十分のまま　再生するをもって
悪を嫌い　善を行うにも拘らず
不幸の境遇を辿るのが真相なのであります

政治家などで暗殺される善人も　この理により
因果で言う　負のカルマを持ち　前世の罪穢の
払拭が済んでいないからである

しかし劫がやや軽い場合は稀にある期間不幸が続き　
罪穢が払拭されるに於いて一躍幸福者となる例もある

人の寿命とは神よりの受命者として人生に於いて　
霊体に罪穢が堆積しそれと共に肉体も病気などで　
受命を遂行しがたくなるから　一旦　身体を捨てて
霊界に復帰するが　これを「帰幽」すると言う

昔から霊の抜けた体を「ナキガラ」といったり
肉体を「カラダ」と言うのも　そう言う意味です

霊魂が霊界に入るや大多数の人は罪穢の浄化作用から
始まり　霊界生活に於いての高下と　浄化次元の長短が
あるのも当然であります　

霊界の浄化期間については早きは数年・数十年　
遅きは数千年・数万年に及ぶ者さえ存在します

現世で恵まれた人は死後も良いのか

質問者：ハイル禅師　現世で恵まれた生活をしている人は
死後も良い霊界に行けるのですか？

私：現世でレベルの高い良い生活が出来ている人は
徳がある人ですが　特に悪事をしていない人でも
死後に低い霊界に行く人も現実には多いのです

現世は修行の場であり楽園ではないので
安逸に贅沢な生活を享受し　娯楽に耽り
徳を積まなかった者は　死後に咎められ
来世は貧乏人で転生するからです

巷の宗教者は人は幸福になる為に生まれてくると
言うが　幸福な人生でも霊界で罪を問われるなら　
幸福者とは言えないのである

現世では徴兵されて強引に戦争で落命する人もいる中で
幸福な生活を享受できる人は徳を積み他人を救済する
責任と役目を担う使命があります

良い影響力を発揮できうる資金力と立場がありながら
娯楽と安逸を貪った怠惰の罪と徳を積み他人や先祖霊を
救済しなかった罪は見た目以上に大きい大罪となる

子孫が善行をすると低い霊界の先祖霊は神から恩赦が
施され懲役が軽減される仕組みになっているのです

現世も幸せで霊界でも幸せで来世でも幸せになる為には　
御魂磨きと徳積みは現世でも霊界でも謙虚に継続しながら
地道に続けていく必要があります

輪廻転生の回数

質問者：ハイル禅師　輪廻転生の回数が多い人ほど　
才能が豊かなのですか？

私：輪廻転生が多い人でも何も学ばなかったり
短命の人が回数多く生誕しても学習密度が低く　
才能が豊かとも言えないが 一般的にはそのとおり
で良いと思います

人は生まれながらに　賢愚の別があり
これは古い霊魂と新しい霊魂の
経験と学びの差異にあります

古い霊魂とは地上への再生の回数が多く
現世の経験を豊かに持っているからで　
これに反し新しい霊魂とは霊界に於いて
新生して間もないものであるから
経験が浅く愚かなのです

また霊界でも生殖作用で霊魂は増えます　さらに
人間は四～五回生まれてきてようやく少し賢くなる

例えば戦国大名で前世から修羅場の経験を　
かいくぐって転生して来た武将ほど　
思考力があり　生残率が高く　調略や人心掌握が
うまい上に「忍耐強い」特徴を持ちます
　
歴史に名が残るのも当然であり
前世からの積み重ねたスキルと　
才能がズバ抜けて実力者だからです

転生回数が少なく　前世の積み重ねたスキルを
持たない武将は無理強引で性急な作戦で落命して
いるが　勇敢さや猪突猛進だけでは戦には勝てない
のは囲碁や将棋でも言える事であり　経験及び読み
と忍耐強さが浅いからだと私は認識しております

心理的なトラウマとなる恐怖症の原因

質問者：ハイル禅師　現世での人間恐怖症なども
前世に原因があるのですか？

私：現世に於いて恐怖症を極端に持つ人は
前世の死因が原因となるトラウマを抱えて
転生している人が多いのです

例えば人間恐怖症の人で前世に人込みに揉まれて
押しつぶされて死んだりした人は多くの人が
集まる場所を本能的に忌避します　

また独居を恐怖する老人は必ず玄関から外に出て
誰か帰るのを待つものだが　これは前世に於いて　
死に際に急病で人を呼んでも間に合わなかった
等の理由がある　

さらに水で怖がる人は海や池で溺れて死んだ場合
などであります

大体トラウマを持って生誕する人は霊界での充分
な浄化が行われる前に転生する人が多く　
こういう御魂を「再生御魂」と言います
　
前世で不慮の事故で死んだ者や　
自殺者などの再生者も多くいるが
前世も現世も短命な者が多い上に　
早く転生するので記憶が残存しやすく　
概ね死後三十年以内の転生者に多く見られる

また早く再生する原因として本人の現世への執着
のみならず　遺族の執着が影響することもある

世間よく愛児が死んでから間もなく妊娠して
生まれる例があるが　これらは全く死んだ愛児が
母親の執着によって早く再生するのであるが　
こういう子どもは薄幸な人生となりやすい
のであります

世界連邦政府の成立

質問者：ハイル禅師　世界連邦政府は
どんな過程を経て　成立するのですか？

私：日本が世界の霊的な雛型になっている為　
明治維新の経緯がそのまま世界連邦政府成立
への流れになります

明治維新は将軍の大政奉還や江戸城の無血開城
の御蔭で成立したが　実は清がアヘン戦争で
英国に負け南京条約を締結させられた上で　
植民地状態になったのを見て　政府軍と幕府軍
が講話を結んだのです
　　
江戸が荒廃すれば日本も清と同じように
植民地になるからであります

つまり外圧があったから明治維新が出来たの
であり　世界連邦政府の樹立も人類共通の危機
が絶対に必要なのです

先進国の政府や国民も自分達の生活レベルを
下げてまで南北格差を縮める気は無く　一方の
後進国は森林など貴重な自然を台無しにしてまで
工業化を進めている

世界の国々が小異を捨てて大同についたり　
個別の事情よりも大義を優先させるには　
人類共通の危機である「外圧」が肝要で
自国のエゴを放棄させうる「天変地異」が
絶対に必要なのであります

神は人類の目を覚まさせる為に大きな危機を
用意しているが　天変地異は刧払いや自然の
浄化や人類を結束させる一石三鳥の意味が
あります

だがたとえそうだとしても数十億を大津波で
消し飛ばすよりは　なるべく少ない犠牲で
世界連邦政府の成立を願うのが理であり
そのように祈った結果　成立が数百年遅れた
としてもやむを得ないと思います

アダムとイブが木の実を食べた理由

質問者：ハイル禅師　アダムとイブが禁断の木の実を
食べて堕落したから男は労働を女には出産の苦しみ
が課されたのでしょうか？

私：禁断の木の実とは「知恵の実」であり
神が蛇を使って唆させ人に食べさせたので
あり　人が神の禁忌に背いたとの解釈は
浅いのであります

神は人に「分別の知恵」を持たせる事によって
地上で文明を進歩発展させる為に敢えて
そう仕向けたのが本当の解釈であります

バイブルに出てくる樹木とは「知恵」を指すが　
太古に第六神界が開かれていた時には
人間と神様が一体となり神人合一していました

その頃は人間も神様と自由に会話できたし
霊的な事も現実的な事も理解していたが　
これがバイブルで言う「エデンの園」の時代
なのである

しかし神様と仲良く幸せであったなら
人間はそれだけの存在で終わってしまう
それでも人間は　幸せかもしれないが
進歩発展することが無い

神の持つ素晴らしい叡智・芸術性など
次元の高いモノに向かって生成化育・進歩発展
することはなく　小康の安らぎに甘んじて　
小さな幸せで終わる

神には　もっと大きな御心があり　
人に　より高度な生き物になってもらい
神に近付いてほしいと切に望まれている

弥勒の世とは輪廻転生で修行を積んだ人間が
再び神人合一の時代に戻る世界なのであります

霊界と現実界の違い

質問者：ハイル禅師　霊界と現実界とは　
どこが違うのですか？

私：霊界は四次元世界となり過去・現在・未来が
同時進行される時間の概念であります　即ち霊界
では地球上で起こったあらゆる時代の戦争や文化
などが現在でも連綿と続いているのです

また現実界の三次元世界とは表裏一体の関係に
ある為　幽界の霊的な生物との接触も起きる
訳であります

神界は五次元だが全く別の世界となります
霊界と現実界は密接であり　この世（現実界）
にある痛みや苦しみもすべて　あの世（霊界）
でも同じ仕組みとなっている為　自殺は解決に
なりません

表裏一体なので霊界の写しが現実界となる
「霊主体従の法則」により　例えば現実界で
胃癌になる人は霊界の自分の霊体では既に
三か月～六か月前には早くも胃に黒い影が
できています

現実界は霊界の写しの世界であることから
「現象界」と呼ばれ　霊界は「実在界」と
呼ばれる所以です

また基本的に霊界にあるものは現実界にあり　
現実界にあるものは霊界にあります

霊界では心が裸になるので容姿は自分の想念や
心のままの姿に変異する為　つまり獣人の姿の
元人間もいるが　四次元世界ではカルマの法則が
厳格に速く働きます

御魂磨きや徳を積む観点から言えば霊界修行より
肉体を持って現実界で修業した方が百倍以上　
早く進むので　人は輪廻転生するのであります

現実界の波動次元理論

質問者:ハイル禅師　我々が住んでいる現実界の
波動次元理論を教えて下さい

私：この地上世界が物質的三次元の知覚次元であり
物質を通して思考を測る最も粗い波動振動数密度の
世界であることを まず認識する必要があります

この三次元が物質の密度を持つのは思考がある
特定の周波数の波動域まで拡張され それが減速
されて電磁場となり それが物質の全体に広がり
現実界に於ける次元の固体化に到ったのであります

つまりこの三次元の物質とは光の周波数が減速し
それを最大物質的密度の形態まで落としたモノ
なのである

現実界に於いては霊界でも同様だが モノが同じ密度
を持つ為に全てのモノが同じ周波数で振動する必要が
あります
　
我々の肉体が手で触れたり椅子に座れるのは
同じ周波数で振動しているからである

この原理を言えば我々の肉体の器官が光の周波数の
中で最も低い物質レベルを感知するように作られて
いるからであります

だが我々の本質的部分である御魂は物質の密度よりも
高い周波数を持つ光エネルギーなので肉体を失えば
制約から放たれて物質を透過出来ます

基本的には肉体があるので密度と感覚器官を通して
この三次元の物質に関わっていく事が出来るのである

古美術品や古道具の障り

質問者:ハイル禅師　古美術品や古道具には
祟りがあるモノがありますか？

私：古美術品や古道具には人の念が憑いている物
がありますが　主に生霊と死霊の二種に分類でき
ます

さらにインドネシアや南洋諸島の土産屋で購入した
呪術的な人形の民芸品などで障りを受けた旅行客も
おりましたが　高熱で長い期間うなされたなどです

古美術品や古道具屋さんに置いてある祟りがある物
の代表は血を吸った刀剣の類があります
　
実際に昔戦場等で使用されたモノは刀剣に犠牲者の
霊魂が宿ることがある

髪の毛で作ったモノや人間の油で作られたモノにも
障りがついている事がありますが　血で書かれた
呪いの絵画も有名です　

また普通の絵画などにも著者の念や以前の購入者の
執着が残っている場合もあります

特に外国で購入した呪術的な人形類は魔物の類が
憑依している危険性もありますが　現実に魂が半分
食われて全身がブルブル震える悪寒状態の旅行客も
おりました

ただし魂が食われる人は東南アジア等で肉体関係を
持った人の方が多いので極めて稀なケースです

血で描かれた絵画や屏風には怨念が憑いている
可能性が高くなりますから購入はやめるべきです

だが古美術品や古道具だからと言って必ずしも
障りや念が憑いている訳ではなく　大部分のモノは
太陽に当ててやれば浄化出来ます

つまり中古品は一度太陽に当てた方が良く　古美術品
を購入する際は過去の履歴を調査した方が無難である
と言えます

薬は毒なのか

質問者:ハイル禅師　岡田茂吉氏の講話では
薬は毒であるが持論ですが　禅師の見解を
お聞かせください

私：神慈秀明会に私が入信した際
岡田茂吉氏による聖教書の中にも
薬は毒であると明言されていました

確かに現代医学では抗生物質等や
人体で分解出来ない成分を薬に配合する為
必ず大なり小なり副作用を伴いますが
厳密には副作用にもピンキリあり
死に直結するモノは毒であると言えます

だが後遺症が残らず死に直結しない薬は毒である
とまでは言えず薬＝毒だと極端に解釈するのは
問題が残ると言えます

また岡田茂吉氏が御存知ない知識として天狗などが
調合した薬は脳溢血などに効く本物の調合があり
これが山岳修行者に伝播された内容があります

さらに漢方薬は徐々に身体を蝕むという聖教書の
内容も成分が自然の抽出物か人工的に生成された
モノかにもよる訳で一概には言えない

ただ岡田茂吉氏の言われる様に現代薬は対処療法で
あり根本治療となり得ないモノが多い為　一時的に
状態を好転させても薬毒が人体に集溜します

ですから大人の風邪薬で子供が服用した死亡事故が
ある訳です　私の結論としては人工的な薬剤の大部分
は副作用を伴う毒性があると考えております

人間の本質とは

質問者：ハイル禅師　人間の本質とは魂なのですか？

私：人間の本質は霊魂が本当の姿なのであります　
肉体は衣服の様なモノでボロボロになれば新しく
着替えるが　これが輪廻転生であり二千五百年前
に釈尊が悟った不滅の真理であります

神仏の霊魂は球体の光であるが　人間の霊は
神仏とは違い黄白色であり　球体では何もできない為
顕現神が自分の似姿の霊体を授けたのが人間の起源で
あります

だから当初は人間も半物質半霊の姿でありました

霊界での修行では霊体は不死であり霊層界では自分と
似た境遇者ばかりである為　「心」の修行ができず　
人は「苦」を持って精神性が向上する特質を持つから
四次元から三次元に　霊魂を降ろし　霊体の上に
肉体を着させたのが人間なのである

また女性が妊娠すると霊界に存在する霊魂が
タイミングを見計らい妊婦の赤子に憑依して同化する

江戸時代の霊の話が有り「おらは鎮守様の森に行って
池を覗き込むとお腹の大きい現実界の母親が見えただよ
そこで勇気を出して池に飛び込んだら母親の胎内に居て　
まもなく生まれてきただよ」と言う内容だがこの赤子は
前世も当然覚えていた

鎮守様の森とは　生まれ変わりの森のことであり
産土神の命令で霊魂は現実界に転生する

中国で生まれ変わりの村と呼ばれる場所があるが
彼らも妊娠した母親の胎内に飛び込んだと証言している

徳積みは罪障の小難化

質問者:ハイル禅師　西谷氏の書籍にあるように
神社仏閣への献金や慈善行為に寄附を行えば
劫が祓えるのでしょうか？

私：厳密には徳積みで先天の劫である罪障を
相殺したり清算する事は出来ないのです

徳積みを行う事で神仏が罪障を小難化してくれるのが
真相であり決して消す訳ではない

劫を消す方法はワールドメイトに降りている
北極神界の神様による北極免因超修法しかないのだが
西谷氏が在籍されていた当時はまだ無かったと思います

この劫と言うものは霊界に於ける先天世界に
黒い石で存在していますが　これが罪障です
大きな黒い岩が国家の劫であり　小さな石が個人ですが
個人でも罪深い人は黒い岩となっている

これが太極を通り地上に降りてくると
地震・噴火・洪水・疫病・戦争などに現象化してきます

個人の場合は奇病・難病・事故・応変死などに
現象化していきますが　この黒い石が現象化する前に
北極の神様に消して頂くのが　北極免因超修法と
呼ばれる弭化の法であります

これは深見東州氏が道院紅卍会のフウチで
身に着けた極めて難解な弭化の法であります

ただし徳積み自体は悪心を浄化した上で
難行苦行と違い利他を助ける功徳となる為
大いに行うべきであります

人間は永遠の命を持つのか

質問者：ハイル禅師　人間はつまり永遠の生命を持つ
のでしょうか？

私：人間は神から永遠の命を与えられています
死後肉体から離れた私達の魂は本来の生活の場
である実在界(霊界)へと還ってゆくのであります

数十年の現象界(現実界）の人生もリアルな体験を
通した修行の場に過ぎず　人間の永遠の命に比べれば　
ほんのひと時の時間でしかないのです


実在界(霊界)に還った私達の魂は基本的には数百年後　
再びこの現象界(現実界）に肉体を持って生まれてきます

前世や実在界の記憶は一旦白紙になってしまい　
時代も地域も家庭環境も名前も違う別の人生を
送る事になります

このように私達の魂がこの世とあの世を何回も
生まれ変わる事を「輪廻転生」といいます

例えば日本人の「茂吉」と言う行商人が死んだあと
来世ではオランダ人の貴婦人「ヘルセン」　と言う
名の人生を送るなどです


袖触れ合うも他生の縁と言う言葉が有りますが
実際に現実界で出会う様々な人達は親・兄弟・
親類縁者・友人・知人・師弟等を含めて
必ず過去世のいずれかで縁が有った人達です

悪縁と良縁と分かれるのは此れも自分の過去世での
行いの結果であります　悪い行いをした人は悪縁
により酷い目に遭わされます　良い行いをした人は
良縁により助けてもらえるわけです