■第二章■ echo’s blog 

昭和のクルマについて語り合う、響き合う、思い合う。

悲運の五十鈴

2009-01-07 22:33:25 | インポート


皆さんこんばんは。
昨日紹介したフェアレディやスカイラインなど名前を聞けば直ぐに分かる車がある一方で全く名前すら忘れて
しまわれた車もあります。
今日紹介するのは既に乗用車製造からは撤退したいすゞの『ベレル』です。
トヨタや日産の当時の旗艦モデルであったクラウンやセドリックへの対抗として開発された高級車ですが販売面と生産面で
まだ不備があった中での発売でした。結果は言うまでもなく初代、2代目の生産で終わりました。なぜ高級かと申しますと
ベレルという名前は社名を冠された車であったからです。いすゞを漢字に直すと五十鈴になり、BELLとL(ローマ字で50を表す)でベルエルがベレルとなります。
人懐っこい顔立ちからは想像も出来ない重い使命とその後の悲運を知ってから私の中で大好きな車に上位付けされる1台です。



フェアレデー(Zの祖先)を紹介します

2009-01-07 00:12:13 | インポート


こんばんは。日本の各自動車メーカで一番規模が大きいのは言わずと知れたトヨタですね。
でもそのトヨタよりも当初は先行く国産メーカが実は日産であったことを御存知でしょうか?
昨日のテレビ番組(カンブリア宮殿)で日産のゴーンさんが出ておられました。昨今の急激な市場の
冷え込みで大変な状況でありながらも将来の電気自動車への取り組みなど語っておられました。
さて日産といえばこのブログのスタート時にスカイラインなど紹介しましたが同じように人気車としてフェアレディーZも
忘れてはなりません。車に女性を表現したものですが大変心地よい響きで大変素敵な名前です。
この名の由来は当時の社長が渡米先で見て印象に残った「ミュージカルのマイフェアレディー」からきているそうです。
(当時のエピソードで社長のメモにフェアレデーと書かれていたためある時期までフェアレデーと紹介されていました。
Zという名前になるのはまだずっとあとの話です。)
但し当時の日本はまだスポーツカーの需要は皆無でそのほとんどが輸出されたそうです。
今夜のカタログも左ハンドル仕様のものです。
丸っこい柔和な顔立ちと2ドアクーペスタイル、ぽっちゃりのお尻がやはりレディです。