武の道へのこころざし

大道塾の横須賀・湘南支部の責任者が、日々の活動に関する出来事や想いを綴っていきます。

秋季少年部中学部審査結果

2018年02月13日 | 審査会

今年に入り、昨年秋に行われた審査会の結果を発表しました。


受験者は中学部10名、少年部43名の合計53名でした。


審査会は一人の欠席者もおらず、全員が受験し、全員合格でした。






例年は、数名が「保留」になったり、課題クリア後に昇級になる「昇級待ち」になったりすることがありますが、今回の受験者は皆比較的レベルが高く、例年と比較してもとても良い内容だったと思います。








中学部の受験者が増えてきていますが、皆、学校のクラブ活動を終えてから疲れた体で稽古に参加しており、普段中学生には厳しく接する私が言うのもなんですが、みなほんとうに、よく頑張っていると思います。また、稽古に参加することの意味を理解し、仲間同士で協力し合う姿勢が、何とも頼もしく、そして微笑ましくもあります。





中学生の頃が一番色々な意味での変化が大きく、姿勢を崩してはいけない時期だと感じています。稽古の姿勢、態度、心の変化を見極めながら、ときにはとても厳しい檄を飛ばして注意することがありますが、その子の頑張りに対して、「よく頑張っているね!」と、私自身が微笑みを向けたいからであり、また周りの大人の皆さんからも、微笑ましく見てもらえて応援してもらえる子に育ってもらいたいという思いからですので、檄を飛ばした時の道場内の緊張感を、良い意味で考えていただきたいと思います。



さてそんな、厳しさの中で育っている中学生たちですので、そのしっかりとした姿勢と集中力、気合と実力は、かなりレベルが上がっており、少年部受験者のいい刺激になっていると思います。





白帯の受験者が2名のみということで、色帯の受験者が多くなっていますが、その分、次の審査会は、受験者がかなり絞られることになると思います。













型審査、受身や投げ技の審査、組手審査など、それぞれに技量差があったのか今後の課題になりそうですが、一人ひとりがどのように感じたかということと、今後どのようにつなげてくれるかが私の楽しみの一つです。










子供の稽古生の人数は多くても、一人ひとりの普段の稽古の様子、今回の受験の様子、審査後の取り組み姿勢、そしてまた次回の審査での動きを継続的に見守り、今後の見通しを想定し、指導方法や接し方を普段から考えています。












今回の審査のビデオも何度も見直し、一人ひとりの様子を伺っています。その中には子供同士の接し方や保護者との接し方、他の人の様子を伺っている様子か、無邪気に、または必死に取り組んでいる姿、その後のホッとした時の表情が撮影した映像から見て取れますが、一つ一つのちょっとした時の表情や仕草、そしてその心の中にある気持ちを汲み取ることが指導者の役割です。




















まだまだ十分にくみ取れているとは言えませんが、取りこぼさないように見守って行きたいと思います。















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