ちょっと遅れた記事になりますが、昨年の秋に行われた審査会のご紹介です。
審査会の午前中は、一般部の審査会と合同稽古を行います。
今回の審査会は受験者11名。
横須賀支部と湘南支部から、茶帯2級の方から白帯の方までが受験しました。
全体的に、基本移動の動作はかなりしっかりと出来ていますが、個人差が大きく、全ての基礎となる基本稽古の量が足りないと思われる方もちらほら。
組技審査も、基礎的な投げ技や投技から寝技への連携でとまどっていたり、そもそも一連の動作が身に付いていない方がちらほら。
稽古ではバリエーションを豊富に行っていますが、基本となる動作はやはり稽古回数を重ねなければ安定した動作が身に付きません。
稽古量が足りない方は、もう少し地道に稽古に取り組んでいただきたいところです。
<合同稽古の参加組は、審査受験組と分かれて指導員の号令の元、ミット練習などに取り組みます。>
<受身、投技、寝技等の組み技審査が間に入ります。>
組手審査は、合計で17試合。
色帯になれば連続組手の相手をする機会も増えてきます。
打撃のみならず、寝技や投技の相手も行うこともありますので首相撲や投技、寝技の練習にも並行的にしっかりと取り組んで頂きたいと思います。
勝率の良かったかたも悪かったかたも、予想に反していい動きが出来た方も、予想外に苦手な部分が出てしまったかたも、みなそれぞれに反省点を自分の今後に繋げていただきたいと思います。
2級以上を受験する場合は、試合での勝率も合否の判定に入ってきますので、勝敗にもこだわって取り組んでいただきたいと思います。
<審判員による礼法の説明>
2級を受験したK君。今春から社会人になる彼は、小学3年生から稽古を始めた、追浜少年部の一期生です。
先輩のプライドを見せて、若手重量級ホープのR君と打撃と寝技で2回対戦しほぼ互角の内容で引き分け。身体指数で14の差があることを考えると、真っ向勝負で戦った結果としてはさすがです。日曜日クラスに参加するようになり、格段に実力がアップしたように感じます。
今回1級を受験されたシニアクラスのYさん。三人の連続組手で見事三勝で文句なしの昇級。
正直なところ、パワーやスピード、反応速度も技の多様さにおいてもまだまだ多くの課題があると考えてましたが、普段のとても正確な技の練習が、成果につながっているといえそうです。いつも本番に強いYさん。さすがです。「着実」な稽古への取り組みと、「着実」なレベルアップがYさんらしいです。
支部の若手のホープのR君。
あえて本人の苦手な部分を付いた組み合わせをした結果ですが、1級受験で5人組手を実施し1勝1敗3分けという結果に、本人はどう感じたでしょうか。
私の目で見ると実力は抜群ですが、戦い方や技量を細かく分けて見てみるとまだまだ身につけるべき内容も多く、苦手な戦い方が露呈した結果でしたが、そこは素直で呑み込みが早く、センスがあり頭のいい彼の事です。次回までには相当に改善した戦いができているはず。
今春に全国大会の関東予選に19歳で初出場しますが、いい戦いを期待しています。
今回受験された皆さん、合同稽古に参加された皆さん、審査スタッフの皆さん、大変お疲れ様でした。
横須賀アリーナの食堂で、スタッフのみなさんで昼食を済ませ、午後の少年部審査に備えます。
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